2012年5月 Archives

尊厳死宣言

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夜眠れずにぼんやりしていた。
そうだこのさいあれを書いておこう。
尊厳死宣言。自己流だけど。

1.人工栄養はしない。
経鼻チューブや胃ろうなどによる延命措置は一切不要。
2.痛みをやわらげる麻薬などは最大限施す。
それが原因して中毒死してもよし。
3.宣言は家族全員の了承済みであること。
4.主治医に迷惑が及ぶといけないので、
警察・検察は嫌疑をかけたり捜査をしたりしないで
欲しい・・うんぬん、である。日付、署名、捺印。

葬式はしない。これは家族に伝えてある。
火葬場で焼いてそれでオシマイ。
私とはそもナニモノか?と、問うて、
僕はまずは「生物」(セイブツ・イキモノ)と答えたい。

ウチの飼い猫はこれといったそぶりもみせず
ある日去っていった。見事というほかはない。

生命を微分の極みまで生き続ける、という考えもある。
わかります。
小泉義之流の生命哲学を僕は尊敬しています。
だが僕はごめんこうむりたい、と思うのだ。

山崎努の読書

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(NEX-7/アンジェニュー10mm R21)
Cマウントの特殊なレンズ、こんな風に。
「山崎努の読書日記」は週刊文春に連載中。
僕も読んだことがある。楽しめます。
『柔らかな犀の角』はそれをまとめたもののようですね。
75歳にしててだれの読書家。いいですね。

木嶋佳苗。この方はすっかり有名になりました。
生物として、なにかあるおかたなのでしょうね。

NEX-7/アンジェニュー17-68mm TYPE L1で撮ったのも
置きますがこちらが読みやすいか。
どれも拡大画像があります。



岩明均 全面広告

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(EOS5DMK2/アンジェニュー Angenieux 35-140mm F3.5)
講談社が今朝の朝日に岩明均の全面広告をうつ。
ン千万の広告費用だろうね。
このふたつのコミックもすばらしいが、
「七夕の国」もええですよ。うん。
拡大すれば記事は読めます。
平山郁夫は70年代から親しんできた。
あるとき急速に興味が失せた。
オーソリティとクリシェみたいなものがイヤになったのか。
だが「平山郁夫 シルクロードの軌跡」も
いよいよ最後の週にになった。で、大宰府に出向く。
駅前の「暖暮」もすいていた。
(ラーメン屋。いつもここで食べる。)
それと、通りにスタバができていた。
設計的には別物のスタバだ。街への違和感はない。
テラスでもないか・・前席はほんの少し。ほら。



(NEX-7/ヘクトール28mmF6.3)

さて。
「パルミラ遺跡を行く」は初見。
「大仏開眼供養記図」は4月に展示が終わっていて
替わりに写真が置かれていた。
以前も神護寺=頼朝像の模写をみせられたが、
今度はシャシンだもんねえ。いやはや。(笑)
帰りにスタバをチェックしようと思ったが
疲れていた。電車のなかでwordtankをもてあそぶ。

ヘクトール28mmフード

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Walzのフードはヘクトール28mm (Hektor 2,8cm 1:6,3)に
フェイクなフードとして使える。
Daiwa(ダイワ)てのもあって、こっちのほうが
内径36mmカブセがカチッとくる。
けれどこのWalz(ワルツ)も、かしめれば使える。
こっちがカッコいいかな。
シャシンは、NEX-7にL39アダプター/ヘクトール/Walzです。



(EOS5D/ビゾ65mm F3.5 Elmar)

ピントリング=最短=Walzロゴにすれば
フードを動かしてピント合わせが直感的にできる。
Walzは150円で入手。いい買い物。



(EOS5DMK2/アンジェニュー Angenieux 35-140mm F3.5)

ウディ・アレンの新作が出たそうだ。
『ミッドナイト・イン・パリ』。朝日のGLOVEの記事。
スキャナによる「自炊」はとがめられるので、
松井冬子のときと同じように、シャシンにしました。
拡大すれば記事は読めます。でも、あくまで
TYPE LA2のアンジェニューでの風景シャシンです。

ウディ・アレンは若いときからみ続けたきた。
『カイロの紫のバラ』は僕の最悪の時代だった。
あれから30年も経ったのだ。
ドタバタ劇が多いけど僕は彼=ひととなりと、
マニアックな作風が好きで、偏愛してるんです。(笑)



2週間もたてば庭の花が違ってくる。そんな朝。
ツァイスイコンのテッサー 40mm F2.8。
NEX-7です。最短撮影距離は約1mですから
こんなものです。カラーもキレイですね。
NEX-7上のテッサー40mmは
世界に1つの組み合わせかもしれない。
レンズ面から見ての感じでは、
F8くらいの絞りじゃないかと思う。
NEX-7のマルチ測光です。ISO400。
F8に絞っても現代レンズのような
カリッとしたシャープさはない。



Zeiss-Ikon-Contessa-S310
ツァイスイコン コンテッサS310についていた
テッサー Tessar 40mm F2.8です。珍しいレンズです。
取り外してライカLマウントにしてありますので
世界に1個だけかもしれませんね。
ごらんのようにF値の表記がありません。
絞りは5枚羽根です。
大体この辺がF8かな、という使い方になる。
(白い線が開放2.8、次の丸が5.6、その次が8じゃないか?)
さらに、
LマウントといってもⅢfに載せても距離計連動は
ありません。それでⅢf/TRI-X撮影しようというのだ。
アバウトの極みですね。(笑)
そこがたのしいといえばいえます。

ニンゲンというイキモノが
どのように触発を受け、いかように変容するか、
サンプルの一人になるには違いない。

マスコカラータンク

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(NEX-7 ヘクトール28mm F6.3)

マスコの3本タンク。そろってきれいに仕上がると
嬉しい。6本たまれば一気に2回現像する。
これが20本とかたまっちゃうとウツになる。
1本だけやるときもある。実験用ですね。
僕の暗室作業もずいぶんテキトーになりました。
ベタもとらなくなった。
ベタをルーペで見たほうが確実なのはわかるが、
面倒くさいのだ。

どうでもいいけどCanonのwordtankA501てのを
ネット注文する。先日博多のヨドバシで触れてみて
よさげに思われた。(笑)
例えば、英語文の下に、ギミィ ワラ てな具合に
ネイティブぽく出てくるのだ。笑える。
でもこれはいいでしょ?
韓国語版A504はたぶんこれが出ない。
てことは韓国語が読めなきゃ使えない。
wordtankは読めることが前提の機器のようだ。

樫村晴香を受け入れる

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(NEX-7 アンジェニュー28mm F3.5 TYPE R11)

花村誠一を、あるいは新宮一成を読んだりする。
なにより
樫村晴香の『ドゥルーズのどこが間違っているか?』は
定期的に読み直しをする。

ホンマなところドゥルーズは僕にとって何なのだろう?
ドゥルージアンの論考は実体的に生きうるか?
それはずっと思ってきたことだ。
自分を振り返れる年齢にきている。
振り返れば、即自的でその場その場の「自己産出」を
生きてきた、と自覚できる。
だからドゥルーズは僕の性(しょう)に合っている、
そう感じてきた。今もおおむねそうだ。

それでもこのトシになると少しずつ改まる自分を
感覚する。「改まる?」なんじゃ、それは。(笑)
ああ、なんじゃろ、それは。
暗室作業を再開する、昔のポップスを聴いて感じ入る、
村上春樹の新しいホンを買おうかと迷う・・
どうも、それらの根は同じもののように思える。
で、樫村晴香のこんなところなのだ、常に気にかかるのは。
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例えば、器官なき身体の概念も、
その構成途上での、流体的-尿道的なものといった、
固有の局相をもつ部分こそが本当は印象的で、
これは、キャロルやカフカ等々において、
常に「流動的」な、身体の「部分的-瞬間的伸縮運動」に
ついて語られる時、同時に喚起される。
そして、ベーコンの絵に端的に見られるような、
カタレプシー的ではなく、逆に分離的な身体運動、
―つまり言語-意識総体の圧力(抑圧)を背景に、
意識の完全な外部から原初的な運動が回帰-突出し、
あるいはそれが兆候として利用される、
神経症-分裂病的、あるいは倒錯的な過程ではなく、
身体制御回路それ自体の
ある種オーバーフィードバック的な事件によって、
言語回路を経ずに生ずる、
いわばローカルな身体表層の異変についてこそ、
彼の記述は光っている。
おそらく、彼自身が内在的に抱えていた
「偽装」のイマージュとは、
ニーチェのように分裂病的な、全存在-思考に起動され
主体を巻き込んでいくハードなものではなく、
言語を完全には介在せずに、身体制御上の一領域で
起動されるものだったに違いない。

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諸氏よ、どうです。彼のこの明察は!
僕はね、この部分に限らず基本的に樫村論文を受け入れる。
実は樫村晴香を「受け入れること」が
僕のなかでドゥルーズの「強度」が増すことに
はずみがかかる。奇妙なもんだ。
いや奇妙じゃない。なぜって、
樫村のこの部分はドゥルーズの魅力を
それこそ正当に語っている。
アナタにはどうです?
そうじゃありませんか?
精神医学・精神分析的なアプローチと
僕自身にも生起する「ローカルな身体表層の異変」は
僕の二股DNAの所産です。血に記されているのです。
アンジェニュー(Angenieux )28mm F3.5 TYPE R11。
僕の個体はエキザクタマウントです。
NEX-7にアダプタを使う。
50cmほどまで(?)寄れるので
引けない場所のテーブルフォトなどには重宝する。
デキは素直そのもの。
動画の場合はこんなものです。



ライカR-E

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(NEX-7 アンジェニュー28mm F3.5 TYPE R11)

知人に譲ってもらったライカR-Eにズミクロンをつけて。
で、ここはどこかといえば、
「パスタクラブフェローズ」の駐車場からみた風景。
長崎県諫早市松里町1583です。
けっこう昔からあるらしい。知らなかった。
まあ、辺鄙な場所です。景観がいいのが人気かも。
美味しいと聞いて行きました。
イカとタラコのパスタ、とかいうのを食す。
フツーです。麺が細い。
大昔、上の道路脇に「かみふうせん」がありました。
「バッファロー」てのもありました。
今はありません。もう20年以上も前のハナシです。
栄枯盛衰は世の常です。

石田徹也展

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(拡大画像あり)

三菱地所アルティアムで開催中の
「石田徹也展」に行った。
うむ。感じ入りました。

単独で「運命」を引き受けた人ですね。
牛腸茂雄、ダイアン・アーバス、ロバート・メイプルソープ、
ジョー・ブスケ、ミシェル・フーコー、フランツ・カフカ、
これらの人はみな単独で運命を生きたのだと思う。

さて。
時間があったので博多阪急の「鼎泰豐」に。



(NEX-7 アンジェニュー28mm F3.5 TYPE R11 拡大画像あり)
タンタン麺セットです。
小籠包は1個賞味後の絵です。(笑)
初めて経験するそんな味覚でした。うむ。
窓の外は博多駅。上り方面です。右が筑紫口。



(NEX-7 アンジェニュー28mm F3.5 TYPE R11 拡大画像あり)

様態の変容(変様)

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(NEX-7 VISO ELMAR 65mm/3.5 属性:酒類)

「属性」というものがある。
人であるか植物であるか。
男であるか女であるか。
会社勤めか自営業か。
単身か同居人ありか。
アナログかデジタルか。
手動か自動か。
現代の研磨か手磨きのレンズか。
化学調味料が使われているかそうでないか。

そのような区別があり、属性が決定付けられる。
男性ならばその属性に沿ったトイレに入る。
間違えればトラブルが起きる。(僕は間違えた)
属性に応じて男のトイレに入れば、つまり
適正な「様態」であれば、
僕は女性から睨まれることはなかっただろう。

しかし様態は変容(変様)する。
触発の波を受けた属性はカガク変化する。
女性の服をまとい、化粧をする。
乳房、性器ですらもカガク変化する。
すると彼は属性「女」に成ってゆく・・

これ、なに?の経験が多いほど
たましいは豊饒に触れるだろう。
僕はそう信じている。

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