2014年3月 Archives

フジカ35EE フジノン45mm

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 (α7R/FUJINON 1:1.9 f=4.5cm)

 うむ。これだからフジカ35EEのフジノン(FUJINON 1:1.9 f=4.5cm)はヤメラレナイのだ。最短撮影距離でもいいし、中景でもいい。両方とも絞りは開き気味。眼薬は最短撮影距離=モニタで撮る。桜はピントはどこだかわからない。夕方6時半なので開放近くで写す。雰囲気はある。光源も僕の好み。α7との相性はいい。遊びブツ撮りは、中央部の解像度が抜群なのでこれに限ると思わせるくらい。下が目薬の100%。

脱成長

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 (α7R/FUJINON 4.5cm 1.9)

 地に立つ岩波『世界』。(笑)。その「脱成長」関連記事を読む。「人口減少下の経済」=87歳の伊東光晴が意気軒昂な論陣を張る。ハロッドの自然成長率、シュンペーターのイノベーション、、ローマクラブの『成長の限界』・・など懐かしいタームが出てくる。要旨は今の首相の打ち出した3本の矢は折れている、間違っている、というものだ。じっさい普通の感覚でも、人口が減少する中で成長率を高めることができるの? と思う。60年代、70年代とはとりまく環境が違う。熾烈な価格競争に敗れて疲弊した企業の「身売り」も珍しくない。中国で「原発」事故が起きたら、PM2.5のような被曝がある、と想像する僕には「成長」はむなしく響く。中進国の公害は日本の60年代と同じだ。四日市公害、水俣、カネミ・・と金満ニッポンが渡った橋だ。だから現代日本は今こそ質のいい「生活」を国民にもたらす施策を講じてほしい。それが普通の感覚だ。弱者に眼を向けて、と。まあ言うは易しだ。「脱なになに・・」が難しいのは「原発」で立証されている。
 かの西川潤(出たあ!)も「新しい発展パラダイム」としてブータンの「国民総幸福」を論じている。でもなあ・・と思う。『世界』を読んでると、ニヒリストの僕は現政権への「遠吠え」みたいな気がして元気がでるより意気消沈してしまうのだ。こんなこと言っちゃホント悪いと思う。

日本の現代文学

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 多芸のヒト松浦寿輝の朝日「文芸時評」の記事。来月から変わるらしい。それにしても「こんな面白い短編集を最近読んだことがない」というのはすごい。

フリーダ・カーロ NEX-7

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 (NEX-7/E 1.8/35 OSS/SILKYPIX)

 フリーダ・カーロ。

 (α7R/E 2.8 20mm/SILKYPIX)

 そろそろこんな特集はやめようよ、という記事を読んだことがある。週刊朝日だけではなくサンデー毎日もやっている。いや、オヤジ週刊誌(現代とかポスト)でも規模は小さいがやっている。この恒例イベントがなくなることはない、と僕は思っている。なぜか? 理由は単純。需要があるからです。需要もないのに大々的なキャンペーンを打つはずがないでしょう。買って読んでる「読者」が大勢いるのです。こんな文化はわがニッポンだけじゃないでしょうか? アジアの他の国にも似たような現象があるのかなあ?

フジカ35EE フジノン45mm

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(α7R/FUJINON 1:1.9 f=4.5cm改)

 サクラサク。開放撮影。

EF 24-70mm フジカ35EE

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(EOS5DMk2/EF 24-70mm 2.8)

 EF 24-70mm 1:2.8 L Ⅱ USM はあまり使わない。が、たまに首実検する。よく写ることを実感する。よくいう「解像度」はけっこう複雑な概念だ。フィルム時代とデジタルの今時では意味も違うだろう。単純に比較はできない。フィルム時代の、フジカ35EEのフジノン40mm の解像度が秀逸であることは知られているが、これとキヤノンを比較すれば、うーむ、キャノンがいいのかもしれない。(発色とかは別として)。上の絵はα7R/フジノン45mmでの撮影時に合わせて、画角45mm相当、f4で撮っている。

フジカ35EE フジノン45mm

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(α7R/FUJINON 1:1.9 f=4.5cm改)

 「アサヒカメラ」のモノクロ部門は、大半がデジカメ撮影=インクジェット出力となっている。文化が変わったのだ。

フジカ35EE フジノン45mm

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(α7R/FUJINON 1:1.9 f=4.5cm改)

 f4くらいに絞る。中央部のシャープさは痺れる。

Sonnar 85mm f2

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(α7R/Carl Zeiss Sonnar 1:2 f=85mm)

 開放で撮影。中央花芯部、花弁部の100パーセント拡大画像は下のサムネールをクリックしてみてください。



SILKYPIX テイスト

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(α7R/E 2.8/20)

 SILKYPIXの「テイスト」にはハードモノクロームが3種類ある。上がデフォルト。下はwhite toneだが、更にそれをアンダーにして現像。基本的にSILKYPIXで現像してPhotoshopで加工する。



(α7R/COLOR ULTRON 1,8/50改)

 上は芽が出始めた山椒。食材です。下は去年植えたマンサクに咲いた花。




(α7R/Color-Minotar 1:2.8改)

 最短撮影距離が5,60センチになるがミノックス35のレンズで撮るとこんなふうになる。


(α7R/リコーGR28mm改)

 で、これはGR1sから取り出した28mmだ。すべて知人加工の個物。当地の方言でいえば、これらのレンズを「取っ換え引っ換え」α7Rに取り付けて愉しむ。少しキッチュなレンズで、チマチマとしたブツを撮る。これが今様の「アート」なのだ。(笑)

バルテュス展

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(5Dmk2/EF24-70mm 1:2.8)

 「バルテュス展」である。文字が読めるような程度に拡大できる。夏には京都へと巡回するようだ。

Carl Zeiss Planar 1,8/50

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 作例は α7R/Carl Zeiss Planar 1,8/50 です。知人借り受けのブツ。これはフォクトレンダーの COLOR-ULTRON 1,8/50 と同胞です。開放で撮影。モデルはさきごろ発売された桑田佳祐の「ひとり紅白歌合戦」。
 フィルムの全盛時代は、50mmクラスのレンズ開放F値は普通に1.4だった。1.2とか0.9とかいえば高価で手がでない。でも当時は少しでも明るいレンズが有利だった。60年代、僕の最初の標準レンズはキヤノンFD50mmF1.4。それがデジタルのきょうびは、1.8で十分だ。35mmF3.5でもいい。28mmF6.3でもいいのである。隔世の感がする。

リコーGR1 28mm

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(α7R/GR28mm改/SILKYPIX,PhotoshopCS5)

 リコーGR1に付いていたレンズをSONYのEマウントに改造したもの。カラー撮影では周辺が紫に。モノクロにすればこのとおり。カラクリ写真の部類だがこんなのが好きだ。中央部だけが鏡。上部と両端はリアル。所詮これは遊戯です。たまたまこの場に巡り合ったという以外何の「特権性」もない。

 SILKYPIXのハードモノクロームを使うと、

フジカ35EE フジノン45mm

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 作例はフジカ35EEについてるFUJINON4.5cm(改造)をα7Rに取り付けて撮影。ISO100。開放(1.9)である。開放でも中央部はF=5.6と同等の鮮鋭さ。ボケはごらんのようにお世辞にもなだらかとはいえない。むしろよくない。けれど中央部のシャープさでお釣りがくる。

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