2018年1月 Archives

一月も終わるか。
朝井リョウの『何者』を読んでいる。この間読んだ寂聴は1922年生まれ。朝井リョウは1989年。その差67年。で、記念撮影。
色補正なし。色合いやたっぷりとした立体感などたぶんあんなふうになるだろうな、と予測ができる。α7sとオリンパス・ペン抽出=M42改造の2.8㎝/3.5。いいレンズです。



「漢字をひらがなにする、たったそれだけのことで何者かになれた日々は、もう遥か昔のことのようだ。」(文庫版P60)
あはは。

NEX-7 ISO16000 E1.8/35mm OSS

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NEX-7でダイヤル誤操作でISO16000で撮影していた。途中で気づいたが、それなりに写ることに驚く。参考までに。レンズはE1.8/35mm OSS。







今日1月29日は、河野多恵子の命日だ。朝日の記事は日曜日のもの。シャシンはα7sとテッサー50mm。
三人の女。股のゆるい鴻上(西加奈子「サラバ」)を思い出す、と言ったら叱られるだろうか。女は泰然と生きる。余裕綽々なのです。
男には最初から勝ち目などない。ウブなもんです。ええ。





α7s SUMMICRON-R 50mm M42改造

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α7sとSUMMICRON-R 50mm(固定絞り。M42改造)。モデルのカメラはコダックのVR35です。











ところで。以下に続く絵のことですが。中央の小さなシネレンズ(Kominar25mm)にピントしてズミクロンで撮影しています。Kominarの奥にあるのは、CarlZeiss テッサー Tessar 2,8/50です。
最後の絵は逆にテッサーで撮っています。Kominarの奥はズミクロンです。同じような条件で撮っています。ちょっとテッサーがシャープですかね。(撮影時の設定、その微小な差異の可能性もあります)
それぞれのレンズのM42改造姿形をみていただけます。1963年のズミクロンはストリップ状(固定絞り)です。



アンジェニュー17-68mmを4/3のパナG2につけるとこうなります。



で、今日はこれで出ました。全域を使うことはできないようだ。無限もこない。(と、思う)
作例は、50mmあたりでISO800固定、F5.6、1/100秒で撮影。このへんの設定がフォーサーズでのベストかなあ。(室内撮影の)









長文注意。1/27のフロントランナー。リーバイスの501を再現した社長。顔つきがいいですね。
ペンタK20Dと43mmF1.9。補正なし。



1/26の文芸時評の右半分。



村上春樹、金井美恵子、島田雅彦らに「頑なに芥川賞を受賞させなかった時期」。これがこの国の文壇(分断)だもんね。

むかしむかし、ラジオでヘレン・メリルの「You'd be so nice to come home to」を聴いたときバックのラッパは誰だろうと思った。が、当時はそれを調査するすべはなかった。おなじようにマイルス・デイヴィスの「It Never Entered My Mind 」のピアノは誰だろうとも思った。が、わかるはずもない。ジャケットで確かめるしかなかった。ずっと後になってトランペットがクリフォード・ブラウン、ピアノはレッド・ガーランドと知った。

おそらく今は、当時の芥川賞の選考委員やその長もネットで調べれば苦も無く知れるのではないか、と思う。が、そんなことをしてなんになる。芥川賞も消費されている。(僕もそうしてますが)マスコミの視聴率競争と同じ原理です。文藝春秋社の手前味噌な戦略でしょう。だから選考委員の丁々発止に踊らされる必要はないし、「選評」はちっともおもしろくない。僕は実利本位(暇つぶし。でも必要)で芥川賞作品を読んでいる。なかにはくだらない受賞作品もあります。書物に向かう様態は、若い時分とは異なっているだろう。それはかくも「トシ」をとったからにほかならない。今がいちばん読物(「文学」と呼称する必要すらない)をたのしんでいるのではないか。
いま思いだして追記するが、石原慎太郎は「僕は芥川賞をとって有名になったんじゃない、誰も知らなかった芥川賞を有名にしたのが僕なんだ」というようなことを言っている。その通りだと思う。
ホント、爺にならんとわからんことがヤマとある。

朝日新聞さん、個人趣味の借用(食用)ごめんなさい。これ、この通り。

NEX-7 E1.8/35mm

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カメラをバッグに入れて歩くと腰が痛くなる。どうにかジャケットの胸ポケに収まるNEX-7と35mmOSS。
最初の絵は拡大すると、中央部遠くに雪を湛えた山が見えます。かの雲仙普賢岳です。その次のは定点ですが当地の名峰、経ヶ岳です。なお、NEX-7の色合いをデフォルトで表示してます。補正していません。僕は割とこの古色蒼然たる設計を好んでいます。











海浜の定番、ユズリハ。下は強風で剥げ落ちたヤシの樹皮。



NEOKINO

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タイトルは被写体のこと。使用レンズはミノルタの前身=千代田光学のCHIYOKO 5cm。カメラはα7s。L39-M42リングと薄いM42ヘリコイドを使用。撮影者本人にしか意味はない。
あげますよ、と工房から頂戴した個物。ところがこれは貴重品で、eBayでも見当たらない。M42改造でリバース使用もできる。(持ち歩くときはM42リアキャップをヘッドにもつける)タイトルでヒットしてご覧になってると思います。じっくりご覧ください。中に見えるリングは工房で付けた絞りになります。















奥にCHIYOKO 5cmの少し変てこな絞り形状がほのかにみえます。F5.6です。

SILKYPIXでRAWファイルを現像するとき、今日は末尾にchiyoko_ringと付記する。千代子の指輪。ミノルタの前身=千代田光学のCHIYOKO 5cmとα7s。
ただし今日はL39-M42リングで、薄いM42ヘリコイドを使った。つまり接写専用です。初めての試み。



















バッグにカメラ。コンビニに行く。ビールを買う。近くの棚をチョイ撮り。帰りにウチのドラ猫ポートレート。
埃をかぶったフィリップスのノンフライヤで、久しぶりにメンチカツを、と思ったら「予熱」の仕方がわからない。マニュアルをネットで探す。PDFをみながら操作。いやあ。トシはとりたくないもんだ。
α7sとエミールブッシュ NEOKINO 65mm。M42改造。僕はこんな画像を偏愛します。変かなあ。











パナのLUMIX_G2につけている姿を、α7sとNEOKINO(M42改)で撮影した。Kominar25mm Tlelevision Lens 1:1.8。絞りはついてないので工房で固定の絞りを入れてもらう。
SILKYPIXのハードモノクロ。



G2にKominar25mmは釣り合いがよく、ケラレは最小限。最短0.3mで。



G2のフラッシュを使っている。MARUMIの35.5mmUVフィルタをマップカメラから3個買った。35EEのフジノンにつけるため。SILKYPIXのハードモノクロでインスタ用に。

お昼に鰤窯(ぶりかまですシャシンは)を頂戴し、ベッドに横になって、一気に『サラバ』を読み終えた。
うーむ。僕もラストは泣きました。どうやら実際に又吉直樹は「持っていかれた」ようでこれをきっかけに小説を書いたと、解説にある。いやはや。

『サラバ』読後に、躊躇している同窓会に出てみようか、という気になった。(まあだ五月のことだからわからないけど)つまり言いたいことはそんな気分にさせる西加奈子の手腕のことです。
α7sとエミールブッシュ NEOKINO 65mm。M42改造。



エミールブッシュ NEOKINO

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α7sとエミールブッシュ NEOKINO 65mm。M42改造。











α7Rとリンホフ220。抽出レンズ=Linhof 95mm F3.5。









冬のこの時期に野歩きをすると、ちいさな春の訪れに出会う。α7sとM42改造のPAN TACHAR=パンタッカー50mm。ヘリコイドはM42-NEX 17-31mm。シチュエーションを選ばせるレンズだと思う。
ここに
パンタッカーについての記事がある。持ち出しは今日が初めて。









朝日さん、ごめんなさい。今朝の天声人語。



寂聴を最高齢とすれば、最若年が朝井リョウ、続く西加奈子、村田沙耶香。その中間が若竹千佐子になるのか。
数年前から、老若男女、ジャンル不問(というわけでもないかな)の読み方をやっている。これもまたシアワセに尽きる。午後2時3時ころからベッドで文庫本を手に昼寝(寝ないが)=読書の時間帯となる。すこしばかりの幸福感がともなう。同じような「趣味」をもつ爺さんは世にいるかしれぬ。しかも見よ。オードリー若林という男性(聞いたような気がするがよく知らない調べてない)は、30代のクズ(なぜクズなのか?)を救えるのは日本では西さんだけ、と言っている。妻がボロにした帯をパンタッカーというオールドレンズで撮ってみた。(昨日読み終えた「サラバ」文庫第一巻)



シャシン行為も読書も一見、一人でできる。が、やはり巡り合い(出会い)がないとよく為しえない。こころ躍る巡り合いは本当にありがたい。

ついでにこれもパンタッカー。絞ってる。

α7Rと最初期のオリンパス・ペンから抽出の28mm/F3.5。(F8相当固定絞り)
フルサイズのしかもα7Rでも周辺光の減少は許容範囲だと思う。モデルはフジカ35EEの抽出パーツ。













α7Rと2代目(M42改造)のフジノン4.5cm。日没後。F5.6。最初はSILKYPIXのスーパーニュートラル仕上げ。次はモノクロ仕上げ。他はほぼそのまま。



















最後の絵は中央に鷺がいます。等倍。ニセ色がありますね。

モニタを実写。α7sとフジカ35EE抽出のフジノン(M42改造)で。カズオ・イシグロの録画を今日になってみる。



うむ。いいインタビューだ。なかなかの男ですね。僕がイシグロを知ったのは大江健三郎の記事経由。それが何だったのかは思い出せない。その大江の名はインタビューでは出なかった。ボブディランや村上春樹は出るのだが。何か大江の身辺で異変が起きているのか。ベーコンの解説以降テレビでもみない。ごめんなさい。カズオ・イシグロの話なのに。

それと。これは今朝(1月17日)の新聞。

M42改造 フジカ35EE

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α7sとフジカ35EEで。最初に工房で作製した円形絞り組み込みの個物。およそF5.6で双子の卵を。カラー補正なし。



さて。下の絵=左のレンズがそのフジカ抽出の円形絞りレンズの姿です。これとα7sで卵を撮影したのです。室内自然光。色補正なし。



説明を続けます。上の絵のピントはフジカの梨地塗装トップカバーのフィルム面マークあたり。このカメラから取り出したフジノン45mmで撮影してます。つまり2代目(2台目というべきか)のフジノンです。絞りはカメラのものを使っています。ですから背景に5角形のボケが残っています。

で最後はレンズを入れ替えて2代目フジノンを左に配置して初代の円形絞りの個物で撮ります。これもおよそF5.6。室内自然光。色補正なし。円形絞りが浮かんでます。



この記事にどんな意味があるのでしょう。ありませんね。w はい。
僕の脳内物質のシアワセ気分を醸しだす行為と言えば、僕にはなにがしかの意味はあるのです。改造関連でたまたまこの絵をご覧になったアナタ。近場にもう2台フジカがあります。昨日一台リストア追加。また増えました。実を申せば知人工房にはもう一台安置しています。ズミクロンを凌駕する中心部解像度を誇るフジノン。いつかオークションに出そうと思っています。
断捨離を標榜するかたわら新たに入手する、ニンゲンの脳はやはり壊れています。w
α7sとリコー300S抽出の4.5cm F=2.8。絞り姿が四角形。この拡大画像サイズではわかりにくいかなあ。
ジャパネットから買ったアラジンのトースタ。たしかに上手に焼くとなかはもっちり。どうせ数か月するときたなくなるから新品のうちに記念撮影。w



CCDの汚れがあります。それが目立つシチュエーションではあります。右は当地の日本郵便本局。オクの発送に出向く。



当地のダイレックスという店でいつもの衝動買い。天然。国産。

コンタックスT3

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α7sとコンタックスT3のSonnar 35mm。M42改造。固定絞り。











H.ROUSSEL 50mm F3.5 KODAK VR35

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7sとH.ROUSSEL50mm3.5。







中央のレンズはコダックVR35抽出のレンズ。M42改造。38mm。いいレンズです。





α7RとM42改造のNIKKOR28mm F3.5。



F5.6くらいだったのかな、最奥の雪山に合わせた。最奥等倍は









ところで。山田錦の横は工房作のPEN、Olympus D.Zuiko 1:3.5 F=2.8cmです。



くしくも画角と明るさが同じです。でもハーフ用のレンズ。これで撮ると(山田錦の横がM42改造のNIKKOR28mmです)

α7RとM42改造のNIKKOR28mm F3.5。
M42改造です。レンズは小さく、ストリップ状態なので持ち出しに便利。





忘れな草です。







養老孟司の中に、ある学生が、赤い糸を吐く蚕を遺伝子操作でつくったという話がでてくる。それと、柄谷行人は中国でのNAMを模索している。かの地にこそ「アソシエーション」がある、と。生きてますNAM。ううむ。

2018年1月11日。雪になる。α7Rとエミール・ブッシュNEOKINO 65mm。M42改造。



この個物はeBayほか世界中探しても見当たらない。

エルマー5cm F3.5

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α7Rと赤エルマー5cm F3.5で。L39-M42リングを使用。ヘリコイドはペンタックスの改造チューブを使用。
接写と遠景ができるエルマーとなる。その姿。



以下作例。











最後のこれは拡大画像が横1840あります。

α7Rと赤エルマー5cm F3.5で。L39-M42リングを使用。ヘリコイドはペンタックスの改造チューブを使用。









インスタグラム PCから 

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ん?
日本語で出ている。昨日はEnglishだったのに。別のPCでPOSTしたからか?どうもわからん。備忘メモ。(拡大画像なし)
蛇足ですが、インスタの僕のURLは
ここ
です。はい。

2018年1月現在の状況では、
ブラウザはChrome。デベロッパーモードでインスタを開く。カーソルはグレーの丸になる。下のプラスマークのアイコンでポスト(アップ)できる。
このプラスマークのアイコンは現在のところwebで検索しても情報がない。カメラマークと同じかな。instagramも経過進化するだろうから。「最新情報」記事も劣化するだろうしね。
ハッシュタグは半角スペースを置く。始動=今のところそんな感じかなあ。(拡大画像なし)

α7sとElmar 5cm F3.5。「肉」にピントがきてないけど。F5.6。
(L39-M42リングを使用しているのでもっと寄れる)



α7sと新フジカ35EE抽出4.5cm。寄れるフジカ。F8くらいか。



α7RとElmarで。女性は咄嗟のことでピントがきてない。たぶんL39-M42リングを使ってるせいだと思う。ライカ専用アダプタでF5.6だったら被写界深度内に入るはずだ。違うかな。



α7sとElmar 5cm F3.5。
USBはWindows10 anniversary update。BIOSでフロッピーディスクドライブとしてBOOTさせる。



これはNEOKINOの鏡筒のエンボス。

Kominar-E。日東光学。7.5cm。
黄色テープのこれです。いいレンズです。



長いヘリコイドで、α7Rと。離陸態勢のANA機もくっきり。



妻が読んだ後は新刊でもボロになる。これは上中下の上巻。ようやく番が回ってきた。F8で撮影。手前に少しボケて写り込んでいるのはフジカ35EEのパーツ。時代の存在感が漂う。



さて。
以下は1月6日。あちこちで。α7sにつけて。















インスタに一枚アップ。初投稿。PCから。ChromeのCTRL+SHIFT+Iで。笑える。

α7R フジカ35EE M42改造

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α7Rとフジカ35EE抽出のフジノン45mm M42改造。











フジカ35EE パーツ 

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α7sとフジカ35EE抽出のフジノン45mm M42改造で亡骸(?)を撮影。





病人になってもテーブルフォトならできるかも。
α7sとSUMMICRON-R 50mmで撮影したパナG2とKominar Television。



パナG2とKominarで撮影したROLEX。w

α7sとSUMMICRON-R 50mm。M42改造。固定絞り。



















NIKKOR 28mm F3.5 M42改造

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銘がないので、このレンズが何だったのか。知人に尋ねてNIKKORということが判明。ううむ。ボケてきてるんかな。w



これで撮影。接写中心。











朝日1月3日の文化・文芸(一部)。

α7RとアサヒフレックスのTakumar 1:2.4 f=58mm Asahi-Kogaku。M42改造。絞っている。テーブルフォト。(銘のKonishirokuにピント)続く遠景。





遠景はシャープ。接写は一風変わった表現。絞りを開くとさらに甘くなる。銘のFUJINONにピント。

朝日 1月1日 浅田彰

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元日の記事。

α7sと(おそらく60年代初代ペン)Olympus D.Zuiko 1:3.5 F=2.8cmです。レンズは工房抽出の28mm。固定絞り。ヘリコイド付き。
うん、いい。シャープですね。今日から石原10年日記に移行するんで、封切りの前のスナップ。
ウチは老々介護、障々介護の家庭事情がある。できるだけ前向きに、外の空気に触れて生きてゆきたい。

α7sと、フジカ35EEからのフジノン45mm1.9。ヘリコイドは今回は17-31mmだが、インフは出る。
だが今日は接写をする。





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α7sと新作トポゴン構成=「写ルンです」による。真上から。トイ風仕上げ。超広角では撮影者の身体が写り込む。中央のモデルはアンジェニューの用16ミリ用ズームレンズ、17-68mmです。
(In an American Cinematographer March 1975 interview with Herb Lightman, Bernard Angenieux explained, “The first zoom lens we designed was a 17-68 mm 4:1, and the idea was to make a zoom lens for the Bell & Howell 16mm amateur cameras.”)



アンジェニューをパナ機につけてモデル撮影。フジカ35EEのFUJINON 4.5cm(M42改造)F5.6で撮影。



このパナG2とアンジェニューで、テレ側68mmのF5.6撮影。

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