2019年12月 Archives

ペンタックス FA43mm Limited

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SONYのα7Rとペンタックス43mmLimited。PK-NEXアダプタ使用。
SILKYPIX Pro9のノーマル現像。すべて自然光。一切の補正なし。そのまま出します。モノクロはSILKYPIX Pro9のモノクロ2。撮影日令和元年12月31日。最初は開放。次はF5.6。外は適宜。









SONYのα7RとペンのOlympus F.Zuiko 38mm。PF-NEXアダプタ使用。上はF2.8、下はF5.6。



物神が揺らぎ立つかのようなエルマーです。一方これは品薄=稀覯本になりそうな新潮9月号。上野千鶴子=「江藤淳」講演は見事です。そしてそして。爺はなんにも知らんかったが千葉雅也はカムアウトしたゲイだったのかあ。うーむ。5ちゃん=哲学=千葉雅也スレで「マーくん」なんて呼ばれてる。「デッドライン」は来期の芥川賞候補になっている。自伝的わたくし小説、といっていいのだろうか、読後にいやあ知らんほうがホトケでいられたのにな、と虚脱感。困った。なんでねワイが困ることなかやっか。そりゃそうですw

せっかくだからElmarで。F6.3より少し手前。SILKYPIXのモノクロ2現像。一切の補正なし。そのまま。α7sです。

SONY 3.5-5.6/16-50

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SONYのPZ16-50。α6330と。最初3枚はPhotoshopののカンバスサイズで。横長は6000*4000を6000*2000にしたもの。







レストランは横1800あります。





α7Rとライカ I型 (A型)のエルマー5cm。前日の夕方と明けた日中。









そして翌日。





NIKKOR50mm F1.4

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α7RとNIKKOR50mm F1.4。PLフィルタ使用。







合成写真の上はLeicaA(1型)旧エルマー5cm、下はZeiss-Opton Biogon35mm。F4アバウトで撮影。α7R。ピントは中央=Olympusの銘板。旧エルマーのシャープネスが光ります。
以下はα7sと旧エルマー。















日本カメラ12月号から。気になっていたカラープリント部の金賞をGT-7000Uででスキャン。(すみません、ご容赦ください)
浅井慎平の選評が読めるように取り込んでます。彼の選評にも目を通してください。Wikiによれば82歳。老写真家がこのスナップを心躍るような気概で(と僕には思える)推奨する心情がわかります。これが好きだ、と彼に発生した「効果」を理解できます。
「豊かな写真」と評してます。この絵から「豊かさ」を汲み取れればアナタは老写真家に寄り添えるはずです。

撮影者は71歳の男性。タイトル「熱帯夜」。SONYのα7RⅡとFE24-240・絞りF8・AE・ISO6400・キヤノンピクサスプロ9000マークⅡ。
プリントの出来映えは普通です。出力までの経緯はデータではわかりません。すべてはこのシチュエーションが、偶然とは思えない仕込みのような画面構成のすばらしさが、それがすべてです。浅井慎平に生じた「効果」が金賞ものだったということですね。そこが僕にもわかる、ということです。

それはそうと上の絵でシネマ風のテイストを想起しました。Fuji F125 Kodak 2393とかKodak 5205 Fuji3510などです。かつての映画用ネガフィルムをエミュレートしたPhotoshopの「カラールックアップ」ツールです。たとえばこれはFuji F125 Kodak 2393を使っています。

ゲルツ社製の生地ガラスを使った旧エルマー。ライカa(ライカ1型)から外し工房改造アイテム。底部の変換リングも工房作。ちょっと借り受けてきた。Elmar60mmで撮影。



もう一枚赤エルマーで。



ではその旧エルマーで。撮影カメラはα7R。









SONY E 3.5-5.6 PZ 16-50 OSS

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E 3.5-5.6 PZ 16-50 OSS。









外出時に郵便受けを覗く。ペシャワール会からの封書が届いていたのでバッグに入れて出る。「ペシャワール会報」No.142=最後となった中村哲の現況報告写真。



以下の文書が添えてある。



中村哲の「遺志」ではなく「意志」と明言している。少し前に朝日新聞の記事タイトルに「意志」とあったのもこれを踏まえてのことだったのかもしれない。

蛇足。最初の絵はE 3.5-5.6 PZ 16-50 OSS。
シルバーの新品出物があったので購入。フィギュアはシルバー16-50で撮影。50mm側。

ペンタックス FA43mm Limited

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ペンタックスのFA43mmLimitedとα7s。







以下は現像時にSILKYPIXのテイストを使ってみる。順にハードモノクロ、銀残し、インスタント、トイ。







FED industar 53mm F2.8

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FEDのIndustar 2.8/53です。Nの鏡文字に61が付されたレンズ。α7Rで。最初は開放、順にF4、F8。







こちらはα7sと。



SONY E 3.5-5.6/PZ 16-50 OSS

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「書を捨てよ町へ出よう」は寺山修司です。若い方にはアナクロかもしれないが、団塊世代には懐かしい。僕ならさしずめ「書を読もう町へ出よう」と言い換える。で、きょうは町に出てこっそり鮨食い。追加に「対馬穴子」も喰らった。初めてなのだがこれはうまい。今度単品一皿食そうか、いやそれは下品かな。w
シャシンはすべてSONYのPZ16-50です。α6300オマケといってはいけない。便利なこれで鮨の姿を撮影したかったのです。なのでフィギュアを持参。合成の絵は上16mm(換算24mm)下24mm(換算36㎜)で撮影。









ペンタックス FA43mm Limited

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α7sとペンタックスのFA43mmLimitedをPK-NEXアダプタを使って。この組み合わせで外に持ち出すのは初めて。よく映るなあ、驚き。拡大して隅々までご覧になってください。クロスフィルターを使ってるような灯りはこのレンズの特徴です。

職員に見とがめられてこの3枚に終わる。若いお嬢さんが急ぎ足で4階まで上がってきました。カウンタで撮影許可の願いを申し出るように、と。うふふ。





α7sとライカミニルックス抽出Eマウント改SUMMARIT40mm。















文學界12月号掲載。柄谷行人にはずっと付き合ってきてます。「あるトシになったらわかるようになった」みたいなことを言います。僕もそう思う、同意できる。ある時期に(といっても60歳を過ぎてからかなあ)頓悟(とんご)するのです。以前は分からなかったいろんなことが理解できるようになりました。同じようなことを大江健三郎も小泉義之も口にしてる。この論攷(講演)は「世界史の構造」以後の(最新の?)思いが出ている。凡人の眼にも美しい。そこでも「ちょっと気づいたんですが」と率直な発言をしている。「交換様式」は柄谷行人の真骨頂です。彼が発明したといってもいいんじゃないだろうか。来春には構想をまとめてホンになるそうな。今から愉しみ。



同じレンズでもう一枚。



「文藝春秋」1月号=「日本人よ、健康神話を棄てよ」=塩野七生と新見正則(オックスフォード大学医学博士)の対談。その中に心臓移植をしたマウスにオペラをエンドレスに聞かせ、平均7日間の寿命を平均40日まで延ばす、という実験。すごいハナシだ。なかでもこれが一番、というのがジョージ・ショルティ(と、新見先生は英語読みしてます)指揮の「椿姫」。アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)。ウチにあるこれがDVD盤の説明書裏面のサー・ゲオルグ・ショルティです。威厳に満ちてますね。7sとペンタックスのFA43mmLimitedをPK-NEXアダプタを使っての撮影。フルサイズで使うのは実は初めて。

で記事に触発されて「椿姫」をDVDで全編を視聴しました。いいんですよね、やっぱり。オペラも前世紀にはみーんな完成してるんですかね。下の絵はDVDから第2幕でしたか、アンジェラ・ゲオルギューのヴィオレッタ。日立のWoooモニタを1/20秒で撮影(1/20秒でモアレは消滅、TV画面撮影とは思えない)。こちらはM42改造のNIKKOR50mm F1.8です。

テッサータイプの正体不明のレンズ。M42改。17-31mmのヘリコイドアダプタにつけた姿。



以下はでべそ雰囲気レンズを7sにつけて。SILKYPIXでノーマル現像しただけです。そのままのデジタル画像です。















さて最後の絵。浅井慎平選「日本カメラ」カラープリント部の金賞。α7ⅡとFE 24-240mm。F8,ISO6400だそうです。71歳の男性です。

α7s 赤エルマー Elmar5cm F3.5

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SONYのα7sと赤エルマー5cm/3.5。L39→M42変換リング使用。















追悼 中村哲

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追悼中村哲。





以下は私的感想です。
僕は中村哲が称した自身の「三無主義」のことがずっと気になっていました。「無思想」「無節操」「無駄」のことです。彼の実際の営為とは真逆のことのように思えたからです。
彼は自分のヒーロー性みたいなもんを自分の手で打ち消し続けてきたように思える。独自の謙虚さ、といえばそれまでだが・・。僕は彼のそんな「特異性」を世にいう「プラトン主義の転倒」と考えてきた。このひとはなぜこうなのか、の不思議に僕はそんな感じで見守っていたように思う。
寂聴のこの記事に中村哲に僕が感じた同じような感慨があることを発見した。そして彼女も事務局を訪ねている、ああ、哲さんを慕っていたんだなあ、と感じた。それが滲みでているコラムだと思うのです。
(朝日さん自炊ごめんなさい。)

SONY PZ 16-50 OSS

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SONYのPZ 16-50 OSSレンズ。施設が空いていたのでふだんは立てない場所で撮影。

















インダスター 5㎝ F2.8 26M

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フェドについてくるインダスター 5㎝ F2.8のようです。26Mという表記があります。ウクライナから着いたばかりを知人から頂きました。Biogon35mmで撮影。距離計連動。すぐにも使えます。(と思いますw)





事前にクセを確認しました。ではそのインダスターをα7sで。きょうはスナップを目的に。











テーブルフォト

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テーブルフォトの話です。
内心へこんだ時でもシャシンしないことはないです。しますね。PCテーブルでごにょごにょと。







①Biogon35㎜と7sでコカ・コーラのファイナルファンタジーのフィギュアですが、バックはゴハンスキーの表紙。

②合成画像は壇蜜と結婚した清野とおるの「ゴハンスキー」。セブンの海鮮お好み焼きの話。現在の同等品はこれかなあ。

③コンタックスTvs抽出レンズと7s。セブンに同じものがなかったのでコレを食べてみた。まあまあの印象。200円くらいだった。

以下はe16-50mm。
④北有馬産の柿を5個いただいて干し柿に。これが実に甘い。
⑤知人に頂戴した40.5mmのフォクトレンダーのUVフィルタ。調査したらばBiogon35mm用の純正品。
⑥これまた頂戴したチンゲン菜。鶏胸肉と炒めて。うまかった。w





NIKKOR 28mm 1:2.8とα7s。1970年代のレンズ。52mmPLフィルターを行きつけの施設で試した。結論をいえばダメでしたね。あくまで自分の感想です。スナップにモタモタ操作は致命的。警備員からつまみ出される。といって決め打ちすると次のような失敗例。



そんなわけで以下は失敗を免れた絵を。最初のセピア処理の絵にもちゃんと反射は出てます。時間をかければ消せます。しかし反射も受け入れる態度の方が自分には向いてる。













コンドルcondorⅡ ESAOG 5cm

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α7sとコンドルcondorⅡのレンズ、ESAOG 5cm(M42改)です。









浅井慎平が力を込めて褒めていた金賞。

中村哲 死す

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中村哲:プラトン主義の転倒

中村哲の三無主義

中村哲という人

昨日(2019/12/04)のこと。
外回りからウチに帰還し、ネットのニュースで中村哲が銃弾に倒れた、と知る。その時点では「命に別状なし」ということだった。妻にそのことを伝えた。ウチは爺さん婆さんソルちゃん皆があっぷあっぷで生存してるんで、哲さんも大変だったなあ、という感じでその場は終息。
夕方に子供から中村哲が死んだ!の一報。信じがたいことだった。

爺はうまく眠りをとれずに起きている。
10年前かそれ以上かトシをとるとあやふやになるが僕は中村哲と遭遇したことがある。
妻はペシャワール会の正会員(僕も遅れて会員になった)。
あるとき妻が使途の当てが無くなった資金をどこかに寄付したいというので、あ、ペシャワールに寄付しようよ、てことになった。200枚くらいある未使用ハガキと合わせてそうだ直接事務局にもっていこう、と考えた。住所を調べ、実際に僕が行った。警固公園から旧福新楼の道路を赤坂方面に歩く。マジかよここがペシャワール会の事務局?と思うくらいショボくて古いマンションの一室だった。
僕が金10万円とハガキ約200枚をカウンタで渡すと、応対した同じ年恰好のご婦人はちょっと迷惑そうだった。アンタさあ寄付は郵便局から送金してよー、ってな感じで、実際カウンタで振込用紙に記載させられた。感謝の言葉も特にもない。でも事務的な律義さに邁進するオバさんがなんだかマットウに見えた。彼女は正規の事務処理をしているのです。「喜ばれるだろうな」と思った自分を少し恥じたもんです。
事務局を出た。ちょうどその時、中村哲と数人がエレベータから出て事務局の方にやってきた。あれまあ日本に帰ってきてるんだと思った。小柄で日焼けして医師というより土方のおっちゃん風だった。ニコニコしている。すれ違いざま何かの会釈みたいなもんがあったか、いやなかったと思う。

以上です。
当サイトで「中村哲」の正規表現検索をする。興味があるお方は読んでみてください。僕の中村哲への関心は当時も今も変わりません。ニンゲンに対しては「逝く」とか「死去」とか丁寧にいいます。「死ぬ」という言いはしないもんです。だけど僕には中村哲は「死んだ」なのです。このトシになれば、「隠れキリシタン」を「潜伏キリシタン」と言い換える欺瞞を正面から嗤えます。前者が上品、後者「潜伏」は下品です。(潜伏なんてしてません、隠していたのです)
ごめんなさい、関係ないか。とまれ、中村哲は死んでしまいました。テロリストは資本主義的なヒューマニズムを憎みこそすれリスペクトしない。今日はこれでオシマイにします。
NIKKOR 28mm 1:2.8とα7s。1970年代のレンズ。52mm径のPLフィルターがあるのでそれを使ってみる。PLフィルターって20年(もっと?)ぶりか。



効いてますね。中央最奥に当地の名峰=経ヶ岳を入れる。左側からぬっと人が出現。
28mmだと車窓シャシン(信号停止時フロント)をやるときはぐぐーっと身を乗り出す。それでも咄嗟だから自車のダッシュボード部が映り込むことが多い。







モニタはオン(ブルーのインジケータ)ですがスクリーン画像はフィルタで消失させてます。



この効果が僕の「行きつけ」の○○図書館でどこまで有効か今からワクワクする。w
うーん。絶望の淵まで赴いて、手を差し伸べてくれるファインダに佇立するミューズ。爺さんもうちょい生きましょうね。

NIKKOR 35mm 1:2.8 α7R

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NIKKOR 35mm 1:2.8とα7R。









Vario Sonnar 3.5-6.5 28-56(コンタックスTVSレンズ)Eマウント改(画角30㎜程度)です。知人工房作。ズームレンズの改造は初めてだと思うがこれが難行。最終的には画角固定となる。ちなみにこの絵は7sとNIKKOR Ai50mmで。PLフィルターでモニタ画面が消えます。



以下はα7sとVario Sonnarで。















Carl Zeiss Jena Flektogon20mm

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SONY=α7RとCarl Zeiss Jena=Flektogon20mm。











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