2009年4月 Archives

ルーヴル美術館展

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 病院で「週刊新潮」の4月16日号をみていた。
(これは有名な、朝日新聞「阪神支局」襲撃事件の一つ前の号です。笑)
福田和也の「闘う時評」は二つの「ルーブル展を観る」というテーマだ。
そっち方面に興味があるひとは、現在「ルーヴル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画」(上野・国立西洋美術館)と 「ルーヴル美術館展-美の宮殿の子どもたち」(六本木・国立新美術館)がしのぎを削るように(?)開催されているのはご存じだろう。
 僕は両展ともに開催されている期間中に、これを観るべく、上野にホテルを予約している。「旅割」で行く。(笑)
若き福田センセの批評はまあ、どうこういうこともない。なるほど、と思って読めばいい。
が福田センセ、最後に、知る人ぞ知る「ラデュレ」のお菓子のことに触れる。病院待合室でケータイ出して撮ったのが

これ。←

「闘う」記事をマカロンで終えるところがイイねえ。酒のつまみついでにお土産に買ってこようかな・・・(実は食べたことない)

檜垣 立哉 

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檜垣立哉センセのベルクソンとドゥルーズに関する論文(?)を

Webで読んだ。(2,3年前?)

以来センセにはひそかに視線を向けている。

4月にセンセは新書版でドゥルーズ本を出した。

ジュンク堂2階にある「座り読み」コーナー(2階にしかない!)で

その新刊を読みながら下方に目を向ける。

↓こんな具合だ↓

コーヒーショップだ。フル受動喫煙コーナーだ。(笑)

くだんの檜垣センセのホン、これはおもしろい。

次回の「座り読み」対象だ。

速読してもよーくわかる。1行読んでもよーくわかる。

だいたい僕は「文学的」・「詩的」・「直観的」に読み、

わがアフォリズムの海で溶解し、テキトーに滋養にする、

という手法。

これで「千のプラトー」もやりすごした。

精神分析に関する書物すらも

僕にとっては「文学」なのかもしれぬ。

・・・・・

さて、前回は「視察」にとどめていた

「柳橋連合市場」にふたたび・・。

2週間ぶり。福岡行きの目的地はココ、「柳橋食堂」である。

知ったのはこれも2,3年前かな?

山帰り、空港から長崎に向かう高速バスの中に

福岡の宣伝冊子があった。

「柳橋食堂」のグルメ垂涎記事がのっていた。

ずっと気になっていて

・・・そういうわけで食べに行った。

天神から渡辺通りを南下すること15分。

そこはまさに春吉1丁目。海鮮丼とアラ煮を食す。

雰囲気はありますな。客が多いので相席。

僕の採点はともかく、

検索するとベタ褒め記事がイロイロでます。(笑)

フロイト

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タイトルは「フロイト」にしたけど関係ないかなあ。tendency の問題。たとえばここに「桃寿」と記述して、何かを想起できますか?一般的には無理かもしれませんね。この子(桃寿)が撮ったシャシンをミラーサイトにアクセスして見ることがある。この子の映像に惹かれるものがあるからだ。いうなれば秋山駿が小松川事件に関心を抱いたのと似たようなことか、と自分では思うのだ。秋山駿には「傾向」がある。そしてすなわち僕にも tendency が存する・・。フロイトがしたように「原因論的」に事件を覗きたくなる。どうしてこんなことになったんだろう? と。もちろん個人は社会的文脈のなかで理解される必要がある。が、僕は何はさておき個人が構築された経緯に興味をもつ。タブーやミステリーやサスペンスに触れたがる。それを僕の「傾向」と称しているのだ。精神分析に興味をもつのはほとんど必然ともいえる。松本清張生誕100年の年であるらしくch239 に限らず記念番組があちこちに出る。松本清張こそがまた、ある種の「傾向」を有していた。

ウコンの力

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↓以下は実際の記事。(ただし実名は、僕が△と◎に変更)
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舞鶴の事件で逮捕された△容疑者は、女性につきまとうなどの行為を繰り返しており、地元では「怖い人」として受け止められていた。「彼が難しい人間としてこの辺りで知られていたのは事実。地域として何とかしなければと思っていた」。地域でボランティア団体を主宰している防犯推進委員の◎さんは振り返る。

◎さんは約3年前から、△容疑者に対し、ボランティア活動に加わるよう呼びかけるなど地道に接触を続けた。その結果、最近では草むしり活動に参加するなど、徐々に変化を見せ始めていたという。「心を開き始めているように感じていただけに、もし彼が犯人だとするなら、無念というほかない」。◎さんは唇をかんだ。
・・・・・
この記事、うむむ、ひっかかるねえ。地域で「難しい人間」とされる・・・ということにね。地域の誰が裁断するのだろう?町内会長といわれるヒト?自治会長といわれるヒト?班長といわれるヒト?たいていは、僕にとっては実際どうでもいいヒトたちばかりだ。・・僻むなさ、何もアンタを「難しい人間」と裁定したわけじゃないでしょ?・・そんな声が聞こえそうだし(笑)フーコーの『監獄の誕生』のことを想起したりする。地域というのはねえ・・端的にウザイ。(再来年にはその「地域」の祭り当番がやってくる!)ウツになって、ちょっとヒステリックになっちゃいましたね。(笑)

ATG

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ATGの時代といっても僕が知ったのは「青春の殺人者」あたりからだと思う。「サード」には感じ入ったし、「遠雷」には圧倒された。今見るとどうなんだろうね。ちょっとわからない。70年代後半から80年代にかけての「気分」のようなものだったのかもしれない。こないだch239で「蜜月」ってのをみた。1984年らしい。なんか可笑しかった。佐藤浩市がデビューしたてのころなんだろう。ういういしい、というかダサイ役回りだ。この映画、筋らしい筋はない。コレって何?と見終わって首をひねりたくなる。そこが実にATGらしい。(笑)そういう時代だったのだ。で、この映画には原作者の立松和平がカメオ出演する。バスの中で運転手にあわてふためいて降りる場所を聞くかなんかする・・笑える。
小説「遠雷」は「文藝」だったけ?感動もんだった。懐かしいなあ。映画「遠雷」、これはもう石田えりで決まり、だった。これまたナツカシイ。いやはや。

清峰高校

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いまに「せいほう」で「清峰」と変換される日がくるだろう。(笑)その日、体調不良にもかかわらず博多駅から天神に向かって渡辺通りを歩いていた。あるもくろみがあって柳橋市場に立ち寄ったところで、12インチくらいのアナログTVに清峰ピンチの実況がかいまみえた。スコアは1-0。いやすごいことになってるな、と思いながらあとにした。↓市場の切れ目にはこんな風景が必ずある。(人物はカンケイない)↓

天神南口、三越カードセンター横のラウンジの椅子にやっとこさたどり着いた。(距離じゃなくて、体調)ケータイを見たら、おお、優勝してる。大変じゃろな地元は。
さてと。チャンネル239の3月の市川準特集で、まあ、見るも見たもんだ。「BU・SU」にはじまって「あしたの私のつくり方」まで23本あるんだね。ほとんどを見たことになる。ぼくにとっての「駄作」もかなりある。そのひとつ、新しいのでいえば2005年の「あおげば尊し」。これは「駄作」だ、と思う。自分が過去に「教師」であったことについて少しも「いい感情」をもっていない。(笑)そのキモチと無縁ではない「評価」ということでいいのだが・・・。

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