2016年9月 Archives

EL-NIKKOR 40mmの優秀性

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EL-NIKKOR 40mm F=4の実力は折り紙付きです。というのは
①NIKKOR 35mm F2.8と執拗に比較して「確認」したこと。②民生用エンラージャー用レンズとしての開発は終息したが、栃木ニコンにおける産業用の低倍率レンズとして復活していること。
よって「折り紙付き」とは実写しレンズとの「対話」で得た「効果」です。それでは、と指し示す作例はそりゃあ格調高いものだろうと思ったら、ああた期待外れするかもね。w というのも「効果」は概ねそれが降臨した当の個人の概念です。
(食べ物=リンガーハット細麺皿うどんのみ7s,他7R,F値はすべて開放4)









村上=するめクラブの左手が、比較に使用した非AiのNIKKOR 35mm F2.8です。

長崎県立図書館

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キター! というべきですか。w
待望、鶴首の図書館。2年後だ。九州一というからすごい。僕には歩いていける距離。(拡大画像で読めます)

ドゥルーズのいうごとく「ノマド」は本来動かない。遊牧民族は動かない(旅立ちを拒む)。旅はすべからくノマド的な旅だ、とある時期から強く思うようになった。療養・静養は別としていわゆるSightseeing的旅はしない。というより僕は観光旅行をしたことがない。もともと無縁なのだ。ドゥルーズは誰よりもフーコーを理解したが、こと「旅」に関しては意見を異にした。よって来るべき旅は図書館旅行ということになる。図書館ツーリストになる。いいじゃないですかあ、ねえ。僕の居住する街は、し尿処理臭をまき散らすよろしくない市政だが、この来るべき希望だけは頂戴いたします。民営図書館とか引き抜き館長とかいろいろ行政の「愚行」がある。当県立図書館の館長ポストは某高校の勇退校長の指定席になっていたけど今でも「愚行」は継続しているのだろうか。w そんな胸糞悪い一切合切に目をそむけ首を長くして待つことにしよう。
いつの日か、ひたすら図書館にて脳内旅行をする。おおそれまで生き延びようぞ。

ヒト(人)を「ホモ・ファーベル=homo faber」(工作する人)ともいえば、「ホモ・ルーデンス=homo ludens」(遊ぶ人)ともいう。当たり前だが工作する人は遊ぶ人でもある。その身体と精神には言及できない存在平面があり、出来事が生起する。だが工作する人のそんな事象もギルド世界のようには受け継がれない。差異と反復で多様性を極めた技量・・それが容易には他者に伝授されない。その人限りで終わることだってさいさいある。その目撃者(身内ではなく第三者である場合もある)はたまたま遭遇した狭いジャーゴンの中で、技量を鋭敏に「感受」するしかない。
僕の所有する改造レンズは「製造元」である知人=工作人の手になるものだ。僕は彼の総体的な技量をはかり知ることはできない。僕が「感受」したものはたとえばこういうことだ。彼は「工作」の過程で、対象と「対話」している。これは農民が(農民でもないのになんでわかるんだ、ごめん)生育する作物と対話することと同義だと思う。その「対話」こそ工作人のだいご味だと思う。「おお、これはいい」とか「もうチョイだな」とかね。対象を加工しながら無生物の対象と異種間の会話が成立する。

いっぽう僕は機械工作を学んだ高校時代、製作が実に下手=不器用で周囲に笑われた。だが現在、古いレンズ(対象)を通して光や影の綾、はては収差や解像度の美うんぬん・・やはり無生物との「対話」をしているのではなかろうか。
フーコーなら笑うだろう。「君ね、それは単に誤認に過ぎない想起だよ」と。
スピノザが学問のかたわらレンズ磨きをしていたことは有名だ。手先が器用で人々は競うように彼の製品を買い求めた。(どこまで事実かわからない)おお、そうなんだ。思考しながら「工作」しなきゃならんのだ。

とかなんとかやかましいな今日のジジイは。w さあてEL-NIKKOR 40mmf4。最初はF8。あとは開放F4。引き伸ばしレンズで開放はないだろう、という勿れ。最後だけは拡大を横1200にしています。傑作です。(α7R)









日東光学 Kominar 7.5cm f3.5

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日東光学。Kominar-E 1:3.5 f=7.5cm。(L39-M42リング)


(α7R,FUJINON-EX 90mm)


(NEX-7,Schneider Componon 1:4/35)

とても優れた引き伸ばしレンズです。開放から使えます。雰囲気満点です。これって500円で入手しましたがもったいないですね、使わなきゃ。さっそくサーバにkominarフォルダを作りました。今日は開放だけを3枚。





自作カメラ

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といっても、僕ではない。知人の出来事です。ひと月ほど前にこんな絵を上げました。



US NAVYの出物で魚雷=torpedoのマガジンです。知人が入手したものです。その折、これをもとにパノラマカメラを自作する、という話を聞いていたが先日ほぼ完成したカメラをみせてもらった。





驚きましたね。まったく。この方の技量と想像力には敬服します。下の雑誌と比べれば「大きさ」が想像できると思う。シュナイダーのレンズ、確かマミヤやハッセルの名も上げてました。適したパーツを使ったり自家工作であったり、詳細は僕にはわかりません。(聞いてても正確には理解できない。w)
光漏れや意匠の若干の修正があるそうだがいずれ「実写」がくるだろう。ついこちらまで夢見心地になるではないか。

H.ROUSSEL というレンズ

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H.ROUSSEL 5cm 3.5についてわかったことがある。どうやらSEPTという1920年代の手巻き35mm映写機についてたようだ(プロジェクタにも変身する)。

SEPTの情報ははここでみれます。

遠景よりは中・近景、接写が個人的には好みです。







EOS5D逝く

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キヤノンのEOS5Dが逝った。いきなり電源が入らなくなる。電池を充電してもだめ。純正電池を購入しフル充電して入れてもノー。葬式の遺影ですな。α7R+H.ROUSSELで撮ってあげる。
外付けHDDに、2005_OSAKAというフォルダがあった。5DにModel_A09というタムロン28-75mmで大阪への旅をする。2005年12月22日。当地、長崎空港のターミナルの轍を撮影している。大阪行きの最初のショット。PhotoshopCS5のCameraRawで現像。Web用保存。



大阪空港は大雪でバスが不通。電車利用のため一旦外に出る。



good bye! 5D.


フジノンEXの90mm F5.6を使うために3個のM42チューブを重ねた姿。
1.PENTAX HELICOID EXTENSION TUBE(改造)
2.市販ヘリコイドチューブ
3.市販NO.3チューブ
4.L39-M42リングをつけたフジノンEX90mmを装着というわけです。(拡大画像でどうぞ)
開放F5.6での近接撮影は背景が少々うるさい。F8以上を使うほうがいい、と個人的には思う。まあ暗室では通常F8,F11あたりですからね。以下、α7Rでの作例。









手前にあるのがL39-M42リングです。切り欠き付きです。
これを使ってα7RにEL-NIKKOR 40mmを付けてます。Eマウント改ペンタックスヘリコイドチューブは知人製作のものです。PENTAXのhelicoid extension tubeは現在入手は困難だと思います。続く左手にEL-NIKKOR50mm,同63mm,FUJINON90mmです。
EL-NIKKOR40mmと50mmはペンタのチューブだけでインフが出ます。(注:M42-NEX/Mヘリコイドは長すぎて出ないかもしれない。未検証)EL-NIKKOR63mmは後方のM42のNO.3の下にある薄手のヘリコイド追加します。フジノンEX90mmはNO.3をも追加、つまり3段構えでオーケーです。EL-NIKKOR 40mmとα7Rで撮ったものを補正なしで上げます。F8とF5.6で撮影。





三菱地所アルティアム=石川竜一展。どこか記憶に既視感がある。橋口譲二や鬼海弘雄、倉田精二とかの・・。
若いっていいですねえ。シャシンがキラキラしてるように感じる。それとepSITE(エプサイト)が担当したプリントの出来がいい。写真家にはいい時代です。
(すべてα7sとリコーGR1から取り出したF8相当の固定絞りGR28mm)









リコーGR1 GR28mm

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GR28mm(F8相当固定絞り)とα7s。IDC現像。









コンタレックス ゾナー 85mmとα7s。IDC現像時の撮影情報。



開放。スニゲータの歯に拡大ツールを使わずピントが置ける。



Nr.2624***のゾナーです。M42マウント改。開放ではバルサム切れの痕跡が浮いて見える。撮影状況が特殊だからねえ。ISO1000に上げて少し絞る。まさに賞賛のゾナー。



翌日のもの。Componon35mm(引き延ばし用)をつけたNEX-7を。午前室内、自然光。



右下の濃い青はPCのインジケータ。おっと!バル切れが見えますね。アートは差異、そして反復です。はい。w
NEX-7にコニカ現場監督取り出しのレンズ。絞り口径を拡大画像でみれます。



Eマウント。28mmレンズなのでフルサイズα7での風景は周辺に難あり。NEX-7+ストロボで今朝の花を。マニュアル露出。ISO100,1/100sec。





抽出現場監督レンズはこんな使い方がいいのかも。ムラサキシキブの100%切り出し。みてください。ISO100+フラッシュの威力。

深夜3:00の遊び。「平時」なんですな。NEX-7にAngenieux35-140mm 1:3.5 TYPE LA2をつけた絵。


(EOS5Dmk2,SUMMICRON-R50mm,マニュアル露出。ストロボなし)

さて。Angenieux35-140mm 1:3.5 TYPE LA2はM42改造です。M42-NEXアダプタがあれば事足りる。が近接撮影のためM42-NEXのヘリコイドを加えています。NEX-7のポップアップフラッシュにはミニキャップを2枚重ねてデフューザにしている。反射光が眼に当たるので適当なキャップでふさぐ。があまり効果はない(洩れる)。よって眼を閉じて撮影する。マニュアル露出です。APS-CなのでISOが上昇するとノイズ劣化がひどい。ISO100固定。1/100秒。そしてAngenieuxのF値は5.6で撮影。





NEX-7との相性だとは思うがレトロムービー調になる。色補正なし。そのまま上げています。

早起きついでに(3時は早起きといわず不眠じゃ)雨上がりの庭も。ここも日中シンクロみたいにフラッシュを使ってみる。







3枚目は六櫻社=ベビーパールのヘキサー5cm。これと最後のニラの花。前後のボケに映画用レンズの特徴みたいなものを感じます。アウトフォーカス部分の像(とりわけ前景像)のボケに。

SUMMICRON-R 50mmF2

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EOS5DMk2+SUMMICROM50mmF2+430EZ。知人作のSOLINAR50mm2.8をテーブルフォト。②次いでELMAR65mmで撮ったLCD Projector UnitにSOLINARの絵を切り抜いて合成。③昼がきたのでなんでもないラーメン。







夕方の庭。彼岸花が咲く。







彼岸花が咲くころは萱草はしまえる。

LEITZ CANADA ELMAR 1:3.5/65mm

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カナダ・ライツのエルマー65mm3.5をEOS5DMk2につけて、ユニット内部の色模様が向きによって変わるのを撮る。バカだなあ。w
EOS5Dでよかったのだが急にシャッターが切れなくなった。バッテリーかな?充電してもだめ。さきほどAmazonに純正をオーダーしたが高いのですね、バッテリーって。でまあひさびさに5Dmk2+RAYQUALで。





そして今夜のおかず。



それからエルマー65mm3.5。

ぐるぐるボケ NIKKOR-H 48mm

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(EOS5D,ULTRON40mm2.0,M撮影,M発光)

NIKON AUTO35から抽出。



絞りは赤丸の部分。(下のM42のNo.3チューブは不要です)特徴のあるレンズ鏡筒はドナーでしょうが、EL-NIKKORかな?(不明)
以下はα7RとNIKKOR-H 48mmf2.0の開放で撮影。Nikon Lens Versions and Serial Nosにも記載されないレンズ。いいですねえ、こんなレンズをM42マウントで愉しめるなんておいらはホントしあわせです。ぐるぐるボケが好きな男ですからたまりません。今朝の庭。







9月9日は重陽。菊じゃないけどコヒマワリ。

ズマロン35mm3.5

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Summaron3.5cm f3.5のモノクロ現像。開放での撮影。銀塩の面影が出る。α7R撮影。IDCのモノクロ現像。デフォルト。フードなし逆光もこんなでしたね。





Summaron 3.5cm ズマロン

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Summaron 3.5cm 1:3.5をつけたα7R。EOS5D,マニュアル撮影,430EZマニュアル調光。





今朝。

430EZ EOS5Dで使う

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EOS5Dとマニュアル調光の430EZ。5Dは僕のPhotoshopCS5でもCameraRawで現像できるので、開いたシーンをキャプチャしてます。なにしろ430EZは1989年。(僕のは1990年代初頭)
使いこなすにはコツが要る。そこで、データ確認のための備忘メモ、というわけです。続けてその絵です。どちらも色補正をしていません。





画面全体に回す光ではなく、背景をぼかす調光が好みです。ですからもともとTTLはやらない。(430EZと5DではTTLはできないと思う)コードなんかはあえて入れます。いい出来でしょう? 自慢してます。w
さて、3個のレンズはいずれもエンラージャー用のレンズです。左からGnome-Wilon 50mm,Ddurst Componon 105mm,Wollensak Velostigmat 3 1/2。知人製作のものです。

そしてこれはEOS5Dに403EZをつけたシーン。



デフューザーは「納豆」のパックです。この角度で、50mm,F5.6,1/125,マニュアルで1/32調光。(EOS5D,24-70mm2.8,430EZ)
使い手の方の参考になれば。

CORONET lens 100mm f6.3 M42

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おそろしく古いレンズだと思う。1930年代か?。CORONET。銘にはないが100mmのレンズ。f6.3。SONYのα7Rにつけたシーン。続けて作例。台風一過。(すべて開放で撮影)









KonicaⅢ抽出の小西六、ヘキサノン。Konishiroku Hexanon 1:2 48mm。動画をyoutubeにアップ。そのときのキャプチャ画像。拡大画像はAVCHDの1920*1080です。



で、youtube動画は

ここにあります。

youtube動画 Gnome-Wilon 50mm4.5

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似たような絵が続いてごめんなさい。まずGnome-Wilon 50mm。NEX-7に取り付けたところ。EOS5Dストロボ一発で。(調光ムラあり)


(EOS5D,24-70mm,430EZ,Manual,50mm,F3.2)

もともと引き延ばし用です。ゼブラ模様の下部のドナーはロシア製のようです。0.65mまで寄れます。知人製作。L39-NEXアダプタ+Zenitヘリコイド+Gnome-Wilonという組み合わせになってます。オンリーワンの個物。
このドナーに、M39スクリューのレンズヘッドが組み込めるかもしれないなあ・・。
Gnome-Wilonに戻ります。下のはNEX-7で絞って撮影。



で次のはα7sにつけてF11で。



動画をyoutubeにアップしています。以下はキャプチャ画像。拡大画像はAVCHDの1920*1080です。
(ドナーからGnome-Wilonレンズ本体を外したところ)



で、youtube動画は

ここにあります。
シュナイダー、Schneider Pro-Cinelux 45mm (1.8") F2.8(M42改)。SONYのNEX-7につけるとビッグコミック大の長さになる(20cm)。



以下NEXで撮影したもの。解像度が高い。雰囲気もいい。







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