レンズグルメ: 2015年11月 Archives

Durst Componon ダースト

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私たちは孤独である。脳の中では、私たちは特に孤独だ。どんなに愛し合っている恋人でも、どんなに仲の良い友人でも、脳の中までは遊びにきてくれない。
『断片的なものの社会学』(岸政彦)
読了。





3か所にPCを配置。ここ=暗室にはスキャニング用の立ちPCがある。
7RとDurst Componon105mm5.6。(ベローズ使用)
自然光、っていいなあ。

夕方「現代思想」が到着。さっそく寝て読む。

カバー写真が誰の手になるものか気になっていた。
読み終えて、あちこちひっくり返したりして、アラーキーだと知る。なるほどね。



『三人屋』と併行して読み始めた。(そっちは済み)
途中からジジェク『事件』と岸『断片的な・・』が加わり26日には『ビッグコミック』もやってきた。w

村上春樹のコスモポリタン的な生き方がよくわかる。彼はずいぶんストイックなんですね。終始楽しく読めた。
たのしめる、といえば原田ひか=三人屋も同様にずんずん読みましたよ。じゃもひとつ別の作品を読んでみる?と問われれば・・ううむ。
いたしかたがないことですよね。

写真は7sとペンタックスマクロ50mm2.8。開放。横に「みせびらかし」みたいに鎮座するのはアンジェニューの35-140mm3.5。

コンタックスT3

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紀伊国屋書店でジジェクの『事件』と岸政彦の『断片的なものの社会学』を検索して買う。スタバで読み始む。






(7sとコンタックスT3,Sonnar 35mm固定絞り)

ULTRON 50mmF2

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書き出しがそそる。
「この無類の、特殊な面白さは何だろう」とは。
明日は紀伊国屋にゆくか。(PDFあり)



以下は7sとULTRON 1:2/50。
イモは安納芋。



スコパロン35mm

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今年ももうノエルの時節か。老齢男の時は足早に過ぎる。
神レンズ=スコパロンで撮影。
この酒は僕には合わなかった。生酒っぽい。





コダック ポニー PONY

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コダック、PONY抽出、Anaston51mm4.5。

ビッグコミックには太田和彦の居酒屋コラムがある。
サムネールから記事をPDFで配置しています。



以前、下関の居酒屋訪問をTVでみたことがあった。
こんなのは身銭を切ってやってんでしょうかね。w
先日、横浜は野毛の名店が店じまいする記事を読んで、ひとつはそれでビッグコミックを定期購読することにした。
困るのは、インキ(インク)のにおいがきつくてマスクをつけなきゃ読めないこと。うむ。


撮影レンズは、35mmシネマ用アンジェニュー Angenieux 35-140mm TYPE LA2。
α7sをAPS-Cサイズ設定で撮影。ケラレは出ません。
撮影情報は、



距離は1mくらいでしょうか。
展示用にプリントするとすれば、
Photoshopで200dpiくらいで横35cm、半切には不足しますが、ぎりぎり実用レベルですかね。



NEX-7ではバランスが悪く撮影しにくい。α7Rはシャッター音が。そんなときにいい。

Milton Laikinさん

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知人を訪ねてびっくり仰天した。
まずこの個物をご覧あれ。(すべて拡大画像あり)



最大径は30cmもあろうか、という巨大な魚眼レンズ。
重い。20キロくらい?
(腰痛持ちなので持ち上げてはいない。w)
接眼側のレンズ鏡筒の刻印をみると、



由来はわかる。
設計はLAIKIN OPTICAL CORPで、
発注者はOMNIVISON社なのだ。
表側の銘は、



とまあこんな具合。
諸氏よ、これはいかなる用途を企図したレンズでしょう?
いやはや、これだから人生はたのしい。

さて、知人が個物を入手して日が浅いのでネットにはキャッシュが残っている。
その「魚拓」を拝借する。当方で一枚に加工しています。それが以下の絵。



相当の汚れがこびりついています。(実はこれがヒントになりました)
当初、USAの銘から「軍事用」(たとえば空軍の偵察用)かな、と推測したりする。

自宅で上記の文字情報を手掛かりに検索しますが、出てきません。
ただ、設計社側から以下のデザインブックに行き当たります。



Milton Laikinさん、てお方の書籍です。Amazonで2万円以上もする専門書です。
さて、
リンク先の目次に、InWater Lenses、とあります。
そうなのです。
このレンズは「水中用レンズ」かもしれません。
そう考えると、先の汚れもいかにも海のものだと思われませんか?
・・とまあ、今日はここまで。

あ、そうだ。これを書いとかないと・・。
最初の絵でもおわかりでしょう、知人はこれを清掃し研磨し、α7R用に改造。ピカピカにしてます。
さらに当日、
小生も撮影に立ち会い、出来映えも見せてもらう。まあ別世界ですね。
落ち着いたらまた「取材」します。はい。

KODAK PONY ポニー

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コダックのポニー、PONY828についてはググってくださいまし。
そのポニーについているanastonというレンズは僕好みのレンズ。
怠慢で使う機会が少ない。
その昔、開放値4.5ー5.6の手頃なズームが多かった。
愚かな僕は、暗い=安価・・の偏見を持っていた。
デジタル機の到来でそんな偏見に根拠がないことがわかる。

毎度ヘンな接写ですが、7sとanaston51mm4.5で。
開放。IDC現像。





後方の陰影がポニー本体です。(抜け殻)
知人の改造になる抽出レンズは、

ここで

見れます。

ULTRON 1:2/50

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7sとULTRON 1:2/50。知人から借りてくる。



『職業としての小説家』(村上春樹)のなかで、小説の構想=引き出し、うんぬんのハナシ。
そこに『カフカ 迷宮の悪夢』のことが書かれてある。
1991年。『セックスと嘘とビデオテープ』のスティーブン・ソダーバーグの作品。
税込み16274円とある。ヤフオクで競争なし=990円。w
押し入れから、パナの名機、NV-DH2を出しRCA端子を接続して鑑賞。

7sとコダック,EKTAR35mm3.3を使う。映画も異色ならこの映りも異色。

原田ひ香 「三人屋」

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「文藝春秋」12月号=角田光代の「今月買った本」。
サムネールはPDFにリンクしています。



書評に気になるところがあり、博多丸善で検索する。
そして・・
購入したのは、コレ。



(7s/KODAK EKTAR 35mm3.3。開放)

Planar 1.4/50 HFT

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7s,Carl Zeiss Planar 1.4/50 HFT。
ライティングの妙を見られたし。w
フィギュアはノース天神のBOOK OFFでゲット。





NEX-7 E1.8/35mm OSS

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NEX-7とE1.8/35㎜ OSS。





α7R/Color-Minotar 1:2,8 f=35mm改。開放。
ビッグコミックを定期購読することにした。
郵便受けから土屋 太鳳の顔が・・。w



信号待ちショット。

スコパロン35mm

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7sとスコパロン SKOPARON 35mm3.5。
ネットで検索すれば当方の絵が出ます。気に入って使ってます。
部屋でよし、持ち出してよし、です。
あらゆる状況下に「差異」はひしめいている。
よって撮影は、反復すれども停止することはない。なんちゃって。えらそーに。w

開放で撮影。普通は邪魔なコードを入れてぼけもみます。
美しいぼけでため息がでます。ほんと。
近くのコード、遠くのそれ。交差すると濃くなるんですなあ。
こんなシーンに魅入る僕が変なのでしょうが、「情動」とはそういうものでしょう。



立冬も過ぎる。暦のうえでは冬だ。
夕方歩きに出ると外は冬の色。家に引き返して7s=SKOPARONを持ち出す。
手前に猫が。見えないか、これじゃあ。



これで終わらない。
翌朝。いつもの交差点で信号待ち。
これほど鮮やかに撮れるものか、と驚嘆。
記事を追加。

Durst Componon 105mm

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7sとDurst Componon 105mm。
durst componon 105mm でググると、おもに僕の写真が並ぶ。
ウチ以外ではダーストは使われてないんだなあ。
個体に巡り合う「機会」がないんでしょうねえ。
開放5.6, 1/100秒で撮影。ベローズ使用。

α7R+リンホフテヒニカ95mm3.5。開放近くでの撮影。



100パーセント(等倍)の解像度はというと、



驚異的な解像度です。下はα7sで。こちらは絞っています。

GR1 GR28mm 改造

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「のぼろ」とかいう雑誌。
英彦山の特集があった。
行ってみたいもんだ。

リコー GR1 GR28mm2.8 改造

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ひさしぶりにα7sとGR28mm(F5.0相当固定絞り)。
普通に28mm感覚で撮るとこうなのだが、



寄ると異形の様相を出す。









おまけ、です。

7sとCarl Zeiss Planar 1.4/50 HFT。
ヘリコイド2個を連結して寄る。
エクステンション効果はマクロレンズ顔負けです。
ただし無限遠は出ません。
planar1.4/50mmは一段くらいは絞ったほうがいい、と自分では思う。
デジタルカメラ時代ならではの遊戯です。
(いつもの日の丸構図)





7sとアンジェニュー Angenieux 35-140mm TYPE LA2。
1/100sec,F8,45mm。IDC現像。
実は摘んでジャムにします、はい。
ついで定点波止場に出向き、F11,35mm。雨上がり。





アンジェニューといえば、先日のこと。
中国福建省から当サイトにANGENIEUXでワード検索があり、
それは半端ないアクセス数にのぼった。
あまりの多さにdenyをかけたが処理に1週間かかる。やれやれ。
中華の勢いを押しとどめることはできないですね。

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