Milton Laikinさん

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知人を訪ねてびっくり仰天した。
まずこの個物をご覧あれ。(すべて拡大画像あり)



最大径は30cmもあろうか、という巨大な魚眼レンズ。
重い。20キロくらい?
(腰痛持ちなので持ち上げてはいない。w)
接眼側のレンズ鏡筒の刻印をみると、



由来はわかる。
設計はLAIKIN OPTICAL CORPで、
発注者はOMNIVISON社なのだ。
表側の銘は、



とまあこんな具合。
諸氏よ、これはいかなる用途を企図したレンズでしょう?
いやはや、これだから人生はたのしい。

さて、知人が個物を入手して日が浅いのでネットにはキャッシュが残っている。
その「魚拓」を拝借する。当方で一枚に加工しています。それが以下の絵。



相当の汚れがこびりついています。(実はこれがヒントになりました)
当初、USAの銘から「軍事用」(たとえば空軍の偵察用)かな、と推測したりする。

自宅で上記の文字情報を手掛かりに検索しますが、出てきません。
ただ、設計社側から以下のデザインブックに行き当たります。



Milton Laikinさん、てお方の書籍です。Amazonで2万円以上もする専門書です。
さて、
リンク先の目次に、InWater Lenses、とあります。
そうなのです。
このレンズは「水中用レンズ」かもしれません。
そう考えると、先の汚れもいかにも海のものだと思われませんか?
・・とまあ、今日はここまで。

あ、そうだ。これを書いとかないと・・。
最初の絵でもおわかりでしょう、知人はこれを清掃し研磨し、α7R用に改造。ピカピカにしてます。
さらに当日、
小生も撮影に立ち会い、出来映えも見せてもらう。まあ別世界ですね。
落ち着いたらまた「取材」します。はい。

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このページは、が2015年11月19日 12:06に書いたブログ記事です。

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