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Results matching “フランシス・ベイコン” from 新地のドゥルーズ

ボジョレー2013

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 このところずっと寝付けない。零時になろうとしている。近くのセブンに行って今日解禁のボジョレー2013を1本。キャンペーンの「くじ」でタリーズのホットコーヒーをゲット。記念に(何の?)ストロボ430EZをバウンスさせて一発。あいだに顔を出しているのはソニーのILCE-7R。レンズはは赤エルマー。魂胆あらわな見せびらかし。うふふ。

 マイケル・ペピアットの「フランシス・ベイコン」を読み終える。


(EOS5DMk2/EF24-70mm F2.8/430EZ/SILKYPIX)

 ベイコンのトリプティク「磔刑の基部の人物像のための三つの習作」(1949)が、ピカソの「フランコの夢と嘘」の影響を受けている、という指摘(マイケル・ペピアット「フランシス・ベイコン 」夏目幸子訳 新潮社 第一部のP87)。なるほどこの説は納得できる。くだんのベイコンの絵はこれだ。


(EOS5Dmk2/EF16-35mm 1:2.8/430EZ/SILKYPIX)

 これと以下のピカソのエッチングと比較してみてください。

 ピカソ1

 ピカソ2

 マイケル・ペピアットの「フランシス・ベイコン」を県立図書館から借り受けて読み始む。夏目幸子訳。新潮社。せんに『美術手帖』3月号「ベーコンの壮絶で華麗なる人生」(伊東豊子)の、参考文献リストにあったからだ。

(EOS5Dmk2 /MACRO-ELMARIT-R 1:2.8/60/SILKYPIX)

ベイコンの自画像

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11月25日に終わる「古代エジプト展」に行く。
警固神社前からバスで赤坂3丁目下車。
(歩くチカラがなかった)
信号渡って護国神社前のハス池に
カメが群れをなして甲羅干し。エグイですね。
(拡大すれば中央にみえます)


(NEX-7/Summaron F=3,5cm 1:3,5/SILKYPIX)

さて、本題。
「古代エジプト展」は思っていたほど混雑もなく、
じっくり・のんびり、観察(!)できました。
今もパピルスのヒエログリフの残像がある。(笑)
「動物の風刺パピルス」に獅子とガゼル(かな?)が
ゲームをやってる。そのゲーム盤もあった。
なぜか「正倉院展」の聖武天皇の双六盤を思い出した。
いつの時代にも気晴らしが必要なんです。うむ。
ネックレスのガラス玉でも
「正倉院展」のとんぼ玉を想起した。
奈良も古いが、こっちは紀元前15世紀だもんねえ。
ニンゲンの為すアーカイブは深遠ですなあ。

ところで、フランシス・ベイコン。
「自画像の習作」。85.3×63.5のリトグラフ。
いやはや、あるところにはあるんです。
こんなに身近な常設展に。
横浜以来の驚きでした。
ベイコンに触れると身がすくむ思いがする。
理由を考えたことはないが、僕に由来する
トータルの情動なのだろう。
「画家の自画像展」の作品リストです。
表紙は中村彝です。


(注:PDFは美術館サイトからD/Lしたものです)

ベイコンのトリプティク

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ベイコンの数あるトリプティクのうち
これはなかでも衝迫的だろう。
三幅対のセンター部である。
キリスト教の伝統都的なトリプティクとのあまりもの断絶に
驚くとおもいます。
しかも家畜の解体=逆さ吊りです。



ベイコンその人は「否定」し、
「うそぶいて」もいたらしいが、
中央にはこのお方らしい刷り込みがあるのに気付きますか?



字義どおりの「襞」だなあ。
これはセンター部だけど
トリプティクの左右両側にも強力な磁場がある。
まずはこの絵が
あなたの何かに触れるなら、他も鋭意あたってみてください。

その過程でベイコンならではの「倫理」にゆきあたるでしょう。
「倫理」とはかくもしたたかな力なのです。
ジュンク堂ではマイケル・ペピアットの
「フランシス・ベイコン」を読みふけった。
4階の美術書書架から持ち出して2階のカウンタ。



もう一冊、フィリップ・ソレルスの
『フランシス・ベイコンのパッション』(三元社)

今日はマクドナルドの泥水のような冷コーを
2杯やりました。エアコンはギンギンだった。
急ぎ足で涼しくなった一日。



にらチャンポン=福新樓でのアソビ。
(at the Shintenchō McDonald's.)
NPG= National Portrait Galleryに
Francis Goodmanのポートレイト作品がある。
(検索にて)

先の「みずゑ」ベイコンの別ショットがあった。
ぜひサムネールを拡大されたし。



出で立ちが同じだ。
ベイコンのおとぼけ顔(?)がいいなあ。独特。
1972年とあるから「みずゑ」と同年だ。
ベイコン63歳か?
いまの僕くらいだ。最盛期?円熟期?。
(at the Shintenchō McDonald's.)

フランシス・ベイコン

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ベイコンについては『磔刑』を知るのみだ。
(イェルク・ツィンマーマン 五十嵐訳 三元社 2006年)
それだけでも強度は十分だけど。
いまあちらこちらでベイコンについて精査中なんです、実は。
明日はジュンク堂で時間をかけてやる予定。



この絵は、「みずゑ」のNO.810 1972年 の見開き。
(これはネットにもないと思うので)
ベイコン知らない方のために。
この絵だけで、あなたの潜在イマージュに
何かが顕現しますか?
何かが滲み出てきますか?

ドゥルーズには
『感覚の論理~画家フランシス・ベーコン論』がある。
が、ベイコンに限らず、スピノザ、カフカ、フーコーを
ドゥルーズの著作にみたいと考える余裕がない。
ドゥルーズ本人のことで手にあまる。
そのうちにね。読みましょう。

72年の『みずゑ』のものは
フランシス・グッドマンという写真家によって
撮影されている。
これは僕のラインだけど、
おのおのがいわば秘儀をもって何かに接近してゆく。
概念化はそのようにして始められる場合がある。
ポートレートのモデルとしてのベイコンに何か
!と感じる。
他のモデルには感じられない何か、だ。
①全身である。
②表情は不自然を装ったふうである。
(彼の意図だとおもう)
③ポートレイトが何たるかを撮影者以上に知っている。
④全体に「いかがわしい」ムードである。

コレクション展は今日9月4日まで。リンク切れに注意

うーむ。
僕はこれまで横浜美術館に
ベイコンが所蔵されていることすら知らなかった。
横浜では今回、「ポーラ美術館展」が目当てだった。
それを終えた後の通常の「常設展」にあたる
「横浜美術館コレクション展 2010年度」に回ったのだ。
いわゆる「ヨココレ」がすばらしいのは体験済みだが
ベイコンに出会うとは思いもよらなかった。
第3ブースで一瞬、息を飲んだ。



もちろん「きたるべき生物」のことである。
「きたるべき生物」を描きえた例外的な画家として、
ドゥルーズがあげたのがベイコンである。
どうだろう?
あなたは「人間か動物か決められないゾーン」を
この絵に見て取れますか?
ネットで見れるベイコンのフィギュアと比べれば
まともなほうかなあ。体躯は変形が激しいが。

「企画展」に出向いて「常設展」でびっくりするのは
何も今回が初めてではない。
大原で、あるいは石橋、松方でも何度か経験した。

しかしまあ、今回はとびきりだね。
なんせかのフランシス・ベイコンだもの。
(近代美術館にも1枚あるらしい)

化学物質と終始格闘しつつ(ただ逃げるだけだが)
美術館めぐりを強行した3日間で、
びっくり玉手箱をいくつか拾った。
が、ころあいよろしく眼痛がきたので、
今日のところはハイここまで。
第3展示室

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地上の夜の天使たち