モノクロ: 2012年3月 Archives

Kマウント

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知人にたまたまペンタのトラブルのことを話す。
するとKマウントのボデーを数台出してきて、
「あげます」とおっしゃるではないか。
使えるかどうか保証はしませんが・・と。
いやはや彼には損得勘定というものが・・。
(Flickr! Flickr!)



検証の結果、5台のうち少なくとも3台はオーケーだ。
中でも真ん中のKXと後ろのRICOHのXR-8は
露出計も生きている。プリズムもきれい。
XR-8チタン風味、コシナのOEMなんですね。
それと気付いたけど、MEとME Superの露出計。
微妙に違う。MEは点灯は全色「赤」なのだ。

おもしろいことになったねえ。

Flickr Flickr

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アタラシもの好きに実験は欠かせない。
twitterもFacebookも出来立てのころIDを取得。
けれどFlickrは最近登録した。
LHXサーバーが大容量なので
いわゆる「写真置き場」は不要と考えてきた。
が、Flickrはその「写真置き場」じゃないみたいだ。
自由にシェアできるようだ。よくは知らない。
とまれyahoo.comのIDが必要なので、取得する。
以下のサムネールをクリックすると
アーティスト氏の場所にゆきます。



This photo was taken yesterday using a Sony Alpha NEX-7.
などと説明が出る。exif情報を読み取ってるのだろう。
すごいなあ。
そのNEX-7関連のグッドニュース。
ようやくSILKYPIXがNEX-7に対応しました。

PENTAX ME Super

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(拡大画像あり:taken ELMAR V 65mm/3.5 on EOS5D)

MZ-3をばらして、結果壊してしまったので、
オクでPENTAX ME を落とす。個体は4900円。
(写真のレンズは別ですよ、もちろん。笑。)
バルナックライカのⅢfと同じ大きさだ。
早速フィルムを通す。
シャッターチャージが変だ。
何度も巻上げが効く。
もうひとつ。
終了していざ巻き戻そうとするとクランクに抵抗感。
無理をするとフィルムを破損させるので
暗室でバラしてそのままタンクに入れる。
現像結果。撮影はできている。露出も普通。
何も写っていないコマが5,6コマある。
巻上げを繰り返した箇所だろう。

ネットで調べると、これがこの機械の故障の特徴と
いうことがわかる。個性なのだ。(笑)
出品者に問い合わせるとKマウントの、
リコーと交換しますということに。
一応検証用のダミーパトローネを作り、再度試してみた。
チャージは問題なければすっと1本いけるときもある。
それと巻き戻しは底蓋についてるボタンを
「押したまま」実行するとできるのだ。
ペンタにはそういう機種もある、とネットで知った。

交換はあれこれ面倒なので、コイツをだましだまし使う
ことにした。まあね、3,40年前のカメラですから。
今2本目のトライ-Xを詰めている。

岩波「世界」 公募

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(いずれも拡大画像あり:taken Elmar 5cm/3.5 on NEX-7)

岩波の『世界』には巻頭グラビアの公募があるのだ。
たまたま図書館で『世界』を開いて知る。
12月号と1月号をみたが、これがいいんですよ。
見逃せないなあ。
ずっと以前からあったんだ、この企画。
アンゲロプロスの時にも見過ごしたのか。
左が1月号で確か石川さん。沖縄。
右のネガキャリアを削ってるのが12月号で
ソマリア。丸山さん、だったと思う。

いいなあ。若い人が現在、モノクロやってんですよね。
(二人が若いってなんでわかんのよ!)
それも写真学校の学生さんとは限らない。
いやもう、気持ちがね、わかります。
時代はね、むしろモノトーンなのです。
僕も暗室「復帰」後に、あらためて
デジタル写真で失ったものに気づかされた。
それを恥じるのではなく、むしろ暗室に戻った「様態」を
とてもうれしく思っている。
結果は外在的でもあるが内在を原因とする。
内在はモノクロ再開でひしめいていたのだ。(笑)

HRⅡ ミニコピー

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(拡大画像なし)
卓上カンバスにのせているカビネ写真のこと。
「失敗作」のはずだったが、意外にいい。
ミスしてD-76とコレクトールの混合液で現像。
フィルムはフジHRⅡ(ミニコピー)。
1999年に期限切れのフィルム。ISO25撮影。
チャンポン現像液で20度・7分半。
これでもプリントすれば「出る」のです。
こんな仕上がりのフィルムなのに
ピントルーペではまさしく「超微粒子」。
ピントがつかめないほどです。
腐っても鯛とはこのことです。
EOSKiss+ビゾ用ELMAR65での路上接写。
腐ってもライカ、とはチョートクさんだったかな?

いやはや。昔とった杵柄(昔撮ったkine柄)。
とはいえしばらくやってなかったので、
暗室作業も泥縄作業の連続なのだ。
引き伸ばしのコンデンサを磨いたのは殊勝でよろしい。
が、マスコリールへの巻き方を間違う。(膜面が下です)
コレクトール原液に紙を入れる。
(10秒ほどで上がるのですぐに気づく)

ま、要するに爺さんはすっかり忘れてしまってるのです。
擬似的なボケですな。いい経験ですよ。
今にほんとのボケがくれば暗室でおしっこするかもね。

吉本隆明が逝きました。
「コムデギャルソン、あれいいよ」の吉本さんです。
「ヒアレイン、これいいよ」の吉本さんです。
あなたのそんなところが僕は好きでした。

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