17歳の頃: 2008年10月 Archives

アンナ・カレーニナ

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 トルストイといえば絶対「アンナ・カレーニナ」であった。ホンの表紙は黄土色だった。訳は原久一郎ではなかったか?映画も出た。ホンを読んでいたので是非ともみたかったが、金がなかったのだろう、そのときはみないですませた。60年代のことだ。
 あがらえない圧倒的な男女の運命に翻弄されて、それで終わる・・それがたまらなく慰安となった。ともかく17歳のころは(実はそのあとも?笑)自分から最悪の結果を引き寄せていた・・そんな感じだったので「恍惚と不安」の坩堝のなかで安らぐしかすべがなかった。

Bernstein & Glenn Gould

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 Googleで"YouTube  Bernstein"という具合に検索かけると、バーンスタインとグレン・グールドのコンツェルトがヒットする。BWV1052だ。説明不要。言うことないスねえ。Bernstein & Glenn Gouldをどうぞ。

cool

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 "cool"はウェストサイド・ストーリーの。昨夜勤め帰りの「音楽熱中倶楽部」でサウンドトラックが流れた。懐かしいスな。レナード・バーンスタインが音楽担当と知ったのは「ウェストサイド」をみたずっとあとのことかもしれない。
 バーンスタインのニューヨークフィルにハマっていたのは20歳前後。ベートーヴェンの5番の第2楽章の出だしのホルンねえ、ニューヨークフィルは独特だった。バーンスタインが独特だったのか?ベルリンフィル(たとえばカラヤンの)と比べるとまるっきり違うホルンの音だった。スローテンポで堂々と出てくる。ここちよい。(カラヤンがせっかちといえばそれまでだけど)
↓さて今朝の「定点観測」

亀山郁夫の「罪と罰」

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 へーっ、亀山郁夫センセは同い年なんだ。「罪と罰」の新訳がでたようだ。さて「カラマーゾフ」のように売れますか?柳の下にどぜうが何匹もいますかね?(笑)僕は米川正夫訳だった。だけどグリーン版じゃなく、豪華大判で挿絵がはでな・・・。60年代に河出から出た新企画の世界文学全集があったでしょ?(そんなこといわれてもなあ、笑)確かソーニャの似顔絵もついてなかったけ?「カラマーゾフ」と「罪と罰」は米川訳だったが、ムイシキン公爵の「白痴」は小沼文彦訳(新潮文庫)で読んだ。"ドストエフスキーが甦る"という大見出しの亀山センセの全面広告。(朝日)けどさ、いったいどの年齢層が読むの?イマドキの若者が読むの?ちょっと気になるなあ。

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