世界が僕に殺到する

|

財津理訳の『差異と反復』(河出文庫)の
これは下巻、第五章 感覚されうるものの非対称的総合
その冒頭2ページである。
ドゥルーズは40歳代半ばだとおもう。
彼がそんな年代だということを考えながら
ぼくは読む。
(拡大するとW1200dpiの別窓)

自分の意思にかかわらず向こうから波がやってくる。
そしてどこかに連れ去られてゆく。
僕は若い時分から常にそう感じてきた。
ドゥルーズのレトリックなこの2ページは
今も変わらず感じていることと符合する。

世界は、神が計算しているあいだに、「できあがってくる」。

このブログ記事について

このページは、が2010年5月17日 13:26に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「普通のイメージ」です。

次のブログ記事は「パラドックス」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.01

photo pages

photos

地上の夜の天使たち