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Results matching “ヘクトール” from 新地のドゥルーズ

ヘクトール13.5cmはいざ使うとなるとこのようになる。先端フードは知人工房作。α7sと。



20㎝近く突き出るので持ち出しには決意が必要。撮影日=2024/03/22。拡大画像あり。





















蛇足。

α7sとライカヘクトール7.3cm。M42接続中間リング付き(工房製)。
撮影日=2023/12/08。拡大画像あり。時系列。















余談。妻が購入したホン。



妻は左は完読したが右のはすぐにほかした。新本だしちょっともったいないので自分が読んで「救済」してやろうかなと思っている。(笑)

ライカヘクトール7.3cm

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ライカヘクトール7.3cm。僕のは中間リング付き(工房製:レンズ下部の暗グレー)。
よって最短撮影距離は1.5mなのだがこれは接写ができる。



以下は初代α7sと。撮影日=2023/12/02。拡大画像あり。







Hektor13.5cm OTSRO

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ヘクトール13.5cmは中間リングを用いる。



以下は初代α7sと。
撮影日=2023/10/25。時系列。拡大画像あり。

























ライカ Hektor f=7.3cm

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ライカヘクトール7.3cm。初代α7sと。撮影日=2023/10/02。長崎市。時系列。拡大画像あり。



















ライカヘクトール7.3cm。知人工房作の中間リングを使う。(中央)



以下は初代α7sと。









上のアンバー系の3枚は絞りF4.5で撮影しSILKYPIX Pro9のノーマル現像。色補正をしないとこのシーンは琥珀色になりますね。で、過日絞りF9で撮影しこちらはSILKYPIXの自動補正で現像する。撮影日=2023/09/26および2023/09/29。下最初の絵は逆光です。











屋上屋を架しますw。↑最後のショット↑の別バージョン、これを色補正なしで。PCの方は拡大してご覧になってください。

ライカ Hektor f=7.3cm

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初代α7sとライカヘクトール7.3cm。





ヘクトール7.3cm

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初代α7sとライカヘクトール7.3cm。F9で。













ヘクトール135mm

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2023_01_31。ヘクトール135mm。α7sと。時系列。

























ヘクトール135mm

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2023_01_31。ヘクトール135mm。α7sと。時系列。















Hektor135mm ヘクトール135mm

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2023_01_30。ヘクトール135mm。α7sと。















まずは横尾忠則の選評を。









酒井 忠康「遅れた花 私の写真ノート」。本書には2014年の「桑原甲子雄の写真 トーキョー・スケッチ60年」のことにも触れてある。
蛇足だが下の絵は2014年4月、その桑原甲子雄=世田谷美術館に向かう途中の案内板をスナップ。α7Rとヘクトール Hektor28mmで撮影したもの。

hektor 7.3cm

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家でとれたブルーベリー最初の5粒。w
α7sとライカヘクトール7.3㎝。

Hektor 7.3cm

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5月30日。雨が上がって陽が射してきたのでアジサイを。α7sとライカヘクトール7.3cm。F6.3で。
アジサイは由来も種類も年数もばらばらで、家の周りにてんでに咲いてる。















蛇足。ずっと前の5月10日。2階から。同じ組み合わせで撮影したもの。





α7sとライツHektor135mm。工房作中間リング使用。







Hektor7.3cm 工房M42改

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α7sとヘクトール=Hetor7.3cm。工房製M42中間リング使用。













Hektor 13.5cm F4.5

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ヘクトール135mm(Hektor 13.5cm F4.5)はオークションでは安く取引される。



以下はα7RとHektor13.5cmで。













長文注意。
イコンタ(IKONTA)のこと。Wikiで調査しても複雑多岐で閉口するほど。今日のハナシのイコンタは IKONTA 523/16(イコンタ6×6II)だと思う。Wikipediaには1951年発売とある。
そのイコンタから抽出=知人工房M42改造のTessar75mmです。絞り指標がこれでアバウトF5.6。

さて直下の絵は最初がイコンタ抽出のTessar75mmF3.5で、次は戦前のヘクトール(Hektor)7.3㎝で撮影。それぞれ左側に一方のレンズを配置してます。(編集時に処理を取り違えないように)



テッサーのクリアでシャープなほどが知れます。絵はSILKLYPIXのPro9でノーマル現像、PhotoshopのWeb用保存、そのままのJpeg画像です。処理を施していません。以下はα7sとイコンタのテッサー75㎜で撮ったものです。













リンホフ 220

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リンホフ220は異色の中判カメラです。サーチすれば知れます。レンズは95㎜。ローデンシュトック製。工房M42改。ウチの宝物のひとつ。α7Rと。











屋上屋。KOMATSUのクレーンを草を刈る前にヘクトール7.3㎝で撮ったのがあります。(カメラα7s)



当サイト紹介のレンズを使ってみたい、譲って欲しいと思われる方は、



までメールください。工房主と相談してお譲りします。
(メールアドレスは画像です、コピペできません)

Hektor 7.3cm F1.9

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初代α7sとヘクトール7.3㎝。











当サイト紹介のレンズを使ってみたい、譲って欲しいと思われる方は、



までメールください。工房主と相談してお譲りします。
(メールアドレスは画像です、コピペできません)

ヘクトール7.3㎝

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初代α7Rとライツヘクトール7.3cm。大陸絞り6.3と9の中間で。脚立足場を使ったものもあります。この日も風強し。接写にはM42アダプタ用の中間変換リング(工房製)を使用する。













当サイト紹介のレンズを使ってみたい、譲って欲しいと思われる方は、



までメールください。工房主と相談してお譲りします。
(メールアドレスは画像です、コピペできません)
ヘクトール135mmです。カメラは初代α7s。







朱や緋に引っ張られるような場合、カラーバランスを好みで調整する必要があるかもしれません。





ヘクトール7.3㎝

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初代α7sとHektor7.3㎝。SILKYPIXの自動補正現像。









彼岸花は工房作のM42アタッチメントでの近接撮影。接写も可能。

ライカ ヘクトール7.3㎝

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ヘクトール7.3㎝はヘッド部の直下にM42接続用のアダプタがつく。(工房製)
よって接写もできる。



以下はα7sとヘクトール7.3㎝。早朝。









ヘクトール7.3cm Hektor

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早朝の庭。初代のα7RとHektor7.3cm。F値6.3。ピントは中央。











Hektor135mm 1:4.5 α7s

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α7sとヘクトール=Hektor135mm 1:4.5。







ESAOG 5cm ホッピー

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condorⅡのレンズ、ESAOG 5cm(M42改)。α7R。ホッピーを初めて買う。知ったのは清野とおる(嫁さんは壇蜜)=「ゴハンスキー」。











清野とおるは公式の飲み方はしていない。当方ではしばらくは調度品。色補正はなし。最後はヘクトール7.3㎝をESAOGとNEOKINOで比較。
フェチシズムも極まればアタマがヘンになる。w
ヘクトールのついたライカ1c。α6300とライカA抽出の改造旧Elmar5cmで撮影。F4.5。
以下の画像はいずれも色補正なし。



逆にα6300とHektorにて工房改造の旧Elmar5cmの収まったライカ1cを撮影。



フェチついでにα7RとNEOKINOにてゲルツエルマー付きライカ1cの絵。いやはや。



(備忘メモ1:video_tag:6300/e35OSS/TMPGEnc/384*216/No Audio)



(備忘メモ2:video_tag:7s/OlympusPEN_Zuiko38mm/TMPGEnc/384*216/No Audio)

古物屋にホロヴィッツが。記念写真。α7sとヘクトール7.3cm。





MD-NEXアダプタにつけたロッコール35mmF4がモデル。室内自然光。ヘクトール7.3cm=ヘッド部をM42ヘリコイドに接続できるリング使用。α7s。F4.5。三脚とリモコン。ISO100。撮影距離約50cm。

ヘクトール135㎜

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α7sにビゾ用の中間リングOTSROを使わずに、工房製作のリングを使う。ヘッドはヘクトール135mm。伸長を最大にする。接写もできる。









ライカ ヘクトール7.3cm

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α7Rとライカ、ヘクトール7.3cm。







こちらはα7sと。



ヘクトール7.3cm

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α7Rとライカ、ヘクトール73㎜。正面中央に海鳥が飛来、とっさにレリーズ。









キヤノン5DMk2に取り付けて、タムロンSP AF28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO(いわゆるA09)で店内撮影を強行した。
①シャッター音。下品で恥を知らない音がする。これだけで普通に断念する。w
②Mモード撮影(マニュアル)はISOをオートにすると400に固定される。これが決定的にソニーのαシリーズと異なる。といってその都度ISOを手動でやると手間がかかる。





実は上の2枚は右側隅がケラレてます。花形フードがほんの少し傾いていた。すいません。以下は外。フードは正常。







さて。STOKアダプタをつけてα7R+タムロンのテレ側75mmでテーブルフォト。F4,1/80,AvだとISOはオートで3200。MF撮影。ピントは中央のアルミ缶の「Leitz」。SILKY現像。Photoshop使用。色補正なし。
アルミ缶はヘクトール28mmをヤフオクで購入した際に付属していました。みなさんコレ見たことありますか?オーナーの別注品でしょうか?

大黒岳彦 不可視の社会

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大黒岳彦の「不可視の〈社会〉を如何にして理論的に把握するか」を示唆的に読んだ。
P37〈社会〉のグランドセオリー構築のあたり。①自己言及システム・・以降。



絵はヘクトール7.3㎝。当地はオキシダントが極めて高く空はどんより。出歩けない。

「石を聴く」のP475以降、第51章。京子。
このテの逸話にはグッとくる。手渡される衝撃がいつもある。脇田アヤコのハナシもすごいと思う。エネルギッシュなオトコだ。制作に至るまではオンナが必要で、制作に入ると邪魔になる、そんなところだろう。真に孤独なのだ。
80歳の誕生パーティで踊るイサムと川村京子。α7Rとヘクトール7.3cmでページ絵を撮る。



いっぽうこれはDVD『STONES AND PAPER』のカバー絵。年代的には同じような時期ではないか。

LEICA Hetor 7.3cm

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α7sとヘクトール7.3㎝。3月18日。散歩道の桜はまだ咲ききれないでいる。これはヨシノではなく異種の花だろうか。(不明)









桜 ヘクトール7.3㎝

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α7sとヘクトール7.3㎝。3月17日=午前中の桜。午後は開くかもしれない。ぐっと寄れるのはM42中間リングの成果。(知人工房製)









Hektor 135mm F4.5

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せんだってヘクトール135mmを使った。α7Rに取り付けたままだったので再度近場を撮る。
等倍では建物のタイル目地もしっかり出る。









画像多し。注意。
不人気(?)のヘクトール135mm/4.5をα7Rで使う。吹雪く右上の山に露出をとる。描写はとてもいい。さすがライカだと思う。
使いにくいのは確かだが、この炎の描写は捨てがたい。
ゲステル・サルトリウスの『ライカレンズの見分け方』によれば、1936年のライツ社発行のパンフレットには
「同じ焦点距離のエルマーとの違いは解像度の高さで、ある種の風景写真や学術用の撮影など最大限の先鋭度が要求される場合に最適です。」
と紹介されているそうだ。



「港内スロー」もくっきりと。



異変。はじめてみる黒い鴨が多い。



店内でもα7R。根性を出す。w





圧縮感がすごい。











下の左、次の絵の中央の黒い塊は人物です。





信号待ち。

カナダライツのエルマー65mm/3.5の姿。(α7Rとヘクトール73mmで撮影=近接リング使用)



以下はα7sとエルマー65mm。





α7sとカナダライツ Elmar65mm/3.5。
モデルのレンズヘッドは不人気なあのヘクトール135mm/4.5。拡大画像でご覧になってください。68W、と刻まれています。





68はシリアルの末尾二桁。WはWetzlarのそれだと思われる。銘板はリングになっていて簡単に外されるのでこんな工夫があるのだろう。これは工場でそうしているのか、後の人の手でそうされたのか、僕は知らない。所有するエルマリート90mmのヘッドにはナンバー全部が刻印されている。以下はエルマー65mmの作例。







ヘクトール7.3㎝のヘッド部を工房作の接続リングに接続しています。(中央)



α7sとこのヘクトール 7.3cm、M42-NEX/Mヘリコイドを使用。絞りF4.5。
ヘクトールの7.3㎝でこんな絵って、おそらく初めてじゃないか?









ヘクトール135mmとα7sでF5.6。距離1.5メートル。外はα7RでF11。3キロ先の滑走路。航空機等倍。







さて。「人新世」をどう咀嚼すればいいのか。もう直視したくないなあ。ローマクラブの『成長の限界』を卒論の参考に使ったが、あの当時から予感があった。でもそれは70年代初頭。それからやがて半世紀が過ぎてゆく。その50年が凄かったのだね
。うーん。
でまあ、八千草薫の「ビオトープ」のはなしで和むとするか。



ライカのヘクトール135mm_F4.5はあまり人気もない。知人工房で作ってもらったツールで「遊び」ができるようになった。



先っぽのレンズがヘクトール135mmです。ビゾの中間リングOTSROから外してヘッド部を付けてるが、その直下が工房作のリングです。上の絵でおわかりのように長大な仕掛けになりますが、これで近接ができるのですから僕には「ごきげん」アイテムです。下の絵は距離50㎝くらいでしょうか。α7s、1/125sec、F8で。
モデルはニコノス抽出の35mm。



ヘクトールのヘッド銘をDurst Compononで。F8。

これはα7sとシュナイダーのDurst Componon 105mm F5.6の開放値で、ヘクトール7.3cmの姿を撮影しています。



これまでこのレンズを使うにはもっぱらベローズを使っていましたが、M42-to-M42のロング伸長リング、しかもヘリコイド付きが出回っているこんにちでは、気軽にスナップができます。
こういう技術進化、コマースの進化については、つくづくありがたいと時代を享受しています。モデルのヘクトールですが、これも知人がヘッド部をM42ヘリコイドに接続できるようなチューブを作成して(下部の黒光りする強剛塩ビ=僕の造語)近接撮影ができるようになった。

よく言われるのは、広角のマクロっていいなあ、という話。これは事実です。スナップができてマクロもできる。まあ大体28mm系では30㎝までは普通にできるでしょうが、これが15㎝くらいになるとガラリと変貌する。僕の場合はそれも知人の恩恵でGR28mmやNIKONOSなどで経験をした。

では、ヘクトールで近接となると、いったいどうなるか。





ソファー席で後に引けなかったので体をのけぞらしても、かきチャンポンが入らない。そんなことはわかっていても持ち出して試したくなる。病膏肓に入る、とはこのことだ。平和でいいじゃないか。w


α7RとPan-Tachar 50mm f=2.3というレンズで撮影している。知人工房でのM42改造レンズ。
中央のヘクトール(ですこれは)のフード奥の文字にピントを合わせています。Pan-Tacharについては、

このサイトでおよその見当がつく。

まあため息ものですね。えらいもんがあればあるもんです。ホント。

改造Pan-Tachar 50mm f=2.3姿はこうです。逆にヘクトール7.3cmで撮影しています。最初の画像、ヘクトールの下に見たことない伸長リングがあります。これが曲者。ヘクトールヘッド部をM42-NEXヘリコイドにつけるためのツールです。するとヘクトールでよもやの「接写」ができます。(使用アダプタは最長58mmくらい出るよくあるM42-NEX/Mです)



ヘクトール28mm6.3

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α7sとヘクトール=Hektor F=2, 1:6,3。



α7sとヘクトール=Hektor F=2, 1:6,3。
梅雨明け間近の雲。日傘をさして撮影。その日傘をフレームに入れる。





(追記)
アップしたあと妙に「既視感」があるんです。こんなシャシン誰もやってないのになあ。なんだろう。つげ義春=『夜行』に掲載された、子連れの日傘をもつ太めの婦人、アレかなあとしばらくして思いだす(タイトル不詳)。
そして半日ほど経ってから、そうかあ、フランシス・ベーコンかもしれない、と思った。イノケンティウス皇帝の傘、トリィプティクの傘。あれらの色は漆黒系だし・・・。
「無意識」って不思議だ。手が及ばない。

Summaron35mm ズマロン

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スクリューマウントのズマロン3,5cm F3.5。α7sとNEX-7で使用。リモコン。珍しくピントがきてる自分撮り。等倍部分拡大も。





ライカⅢfとヘクトール28mmは擬態のための小道具。眼は向こう側の7s+ズマロンをみている。
さて、ズマロン。最初のこれはモノクロにするととてもいい。が、まあ今日は色つきで。





反射や逆光には弱い。当地でけっこう知られたうどん屋。食堂といっても、うどんといなり、巻きずし、大村ずし、おはぎだけ。左端ショーウインドウ(!)に見えますか。30年ぶりか(それ以上か)に暖簾をくぐる。おはぎ2、巻き3、いなり4を持ち帰り。800円。安い。帰ってからNEX-7につけて、



これもNEX-7+ズマロン。ハレが出る。

ヘクトール 28mmF6.3

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α7RとHektor28mmf6.3。モノクロと決めてかかる以外は、組み合わせとしてはおすすめできない。雲には初夏の気配が。











3枚目。県立図書館がまさに建造中。完成するまで生きていたいもんだ。
長文注意。検索でこの記事に遭遇した方はご存知でしょう。
2016年1月号の「現代思想」。マルクス・ガブリエルの論攷。最初の2ページ分。拡大画像で読めます。
その①


その②



その①でいうと下段、「それに対して・・」以降。
その②では上段、「実在論の射程と意味・・」以降。
僕はふだんここでは「シャシン」をもっぱらとしている。自称アーチスト老人。
さる関わりで多くの古い、がしかし「稀有」なレンズを所有しています。それらは時代的にはフィルム(多くははモノクロフィルム)を詰めて使用されていたカメラに付属するものです。
それらの古いレンズをカメラから分離すなわち抽出する。そして現代のデジタルカメラにマウントできるように「改造」します。それを使う。
ファインダ越しに見える世界は(世界なんてない!って言わないで、今は。w)対象に「差異」がある。時には前世紀のはじめ、たとえば1920年代あたりのレンズにも味わい深い個性がある。まあそんな時代のレンズだからこそ個性に充ちている。

だが、若きガブリエルが②で述べるごとき「自然主義的な重荷を予め背負わされている」レンズなのです。例えばここに「ヘクトール28mmF6.3」というレンズがあります。1935年から1955年の間に9694本作られたそうです。ライツ社の傑作とされるレンズです。
このレンズは機械式のバルナック型ライカに装着して使われます。
当初はそうですが、現在僕はこれをアダプタを介してSONYのミラーレス一眼で使用します。背負わされた重荷から「解放」されている、といえましょうかね。そのことによって新たな表現のプラトーに出ますが、明らかに言えることは、機械式カメラに装着しフィルムに焼き付けた画像とは異なります。そのぶん重荷は「失われた」とも言えるわけです。
あるものを獲得する別の層では何かを喪失するわけです。言語論的な謂いではなく、また脳科学的な感慨と言い切れるものでもない「秘密めいた実感」が付きまといます。僕のそのような経験とガブリエルの実在論にはどこか関連があるような気がします。
デジカメで撮ったヘクトールの写真。それは「ヘクトール」ではない、と信じて疑わない方がきっといます。そのような方への「解」もあるかもしれない。(正解ではないとしても)

例え話をしますね。あなたはどう思われますか?
ガブリエルのいうように、「物理学によって確証された」ものを留保するとこうなります。
昼食時。皿うどん。(ここは長崎です)A「ごめん、そこのソースを取ってよ!」。B「ん?ソース?これソースっていうの?そんなの信じちゃだめだよ、ないよソースは」w。

今日の結論。僕はブログタイトルにおおむねレンズ名をあてる。厳密には「留保付きの」の記事です。
ガブリエルは困難な仕事をしていますね。しかし苦労がわかる、というか同情します。シンパシー抱いてます。w

先日食べた皿うどんの絵を最後に出します。この日は麺がほどよく焼けていました。チェーン店でも調理人によって違うのです。ライカのミニルックス抽出のレンズとSONYで撮りました。このピクチャに現実感がなく「非物理性」を見出せば、あなたは本物の新型実在論者です。w

NEX-7(APS-Cサイズ)とヘクトール=Hektor6,3/28mm。
室内はまあ周辺も許容範囲。女の子が写り込んでいます。傑作ですなあ。w



あ、でも光源を仰ぐこんなシーンは、やはり無理ですか。



一年に何度あるかわからないほどきれいな青空と雲。モノクロにしました。PhotoshopでK化。イエローフィルタ使用。



L39-M42リング 接写

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L39-M42リングのこと。
各種のM42-NEXヘリコイドアダプタとL39-M42リングを使って、エルマー5cmの沈胴を押し下げて使う。接写ができて無限も出る。α7R。







ヘクトール28mmでも近接・接写ならできはする。α7s。



PCでの拡大画像をどうぞ。深夜のてすさび。w。
手始めはSONYのNEX-7とE1.8/35 OSS。
1.互換性リモコン使用。
2.マニュアル露出。1/100秒。F7.1。ISO6400指定。撮影はAF。(銘板にピントがきています)
3.SILKYPIX現像。PhotoshopでK化。トーンカーブおよびアンシャープマスクを使用。
4.モデル:ライカⅢfとヘクトール28mm6.3。不眠で苦しむ高齢男性。男性の中指は蛭(ヒル)みたいに長い。



ところで、ハーフカメラ、UNIVERSAL TRICOR 35mm(抽出Eマウント改)。
MF撮影するとどうしてもピントが甘くなる。撮影完了までに動きがあるからでしょう。
これも互換リモコン(2秒)使用での撮影。(ヒル状中指は隠していただいた)
SILKYPIXのハードモノクロ現像。そのまんま。



撮影者にはいいサクヒンでも、モデルさんにみせると、エーッこんなのイヤだよ、とかおっしゃる。今夜のモデルさんも嫌がった。w
先ほど届いた落札本6冊。古書臭が喉に来る。夜来の台風が過ぎて陽が差したので、すかさず干す。
(α7Rとヘクトール73mmF1.9_F4.0)



100円スタートから結構競争になる。4400円で決着。狙いは手前の「ライカレンズの見分け方」。まあ稀少。他は要らない。w
ちょっとはやまったか。「見分け方」だけだったらそこまでしないかなあ・・。売り手(たぶん古書店)の戦略がいいですね。まとめて処分できる。
僕も残り5冊を100円で出そうかと思ってたりして・・。画像の準備。NEX-7と35mm1.8OSSで。(拡大画像なし)





ところで、当然ですがヘクトール73mmにL39-M42リングをつけて接写ができます。本来最短1.5メートルのヘクトールですから、気持ちだけでも愉しくなる。
(Pixco,NEX-M42,α7R,Hektor73mmF1.9_F6.3)

L39-M42リングの怪!ともいえます。ヘクトール28mm6.3の絵です。(α7R)



hektor28mmにL39-M42リングをつけて、接写だけは撮れるという。w たんに遊戯ですね。ほとんど意味はないです。僕にはそれでも需要ナシとはいえないのですが。



アダプターやリングの怪しい「効果」の範疇でしょう。万能はではない。EL-NIKKORでいえば、Pixco アダプターの無限遠は、63mmはOKだが40mmや50mmでは出ません。念のため。
Hektor 7.3cm f1.9。知人を介して入手したヘクトール73mmの動画をyoutubeにあげる。以下は動画作成時のTMPGEncからキャプチャ。拡大画像はAVCHDの1920*1080。



昨日のこと。いつものお店でα7sにつけて。が、うしろ1メートルがない。背中を反らせて撮る。近くに客が来る。このジジイはなんだあ?と思ったに相違ない。w ブレもあるかな。大陸式F6.3で撮影。





で、ヘクトール73mmのyoutube動画は

ここにあります。
長文注意。2016年3月27日撮影。この日も寒い。強風。
α7Rにシネ用アンジェニュー35-140mm3.5 TYPE LA2。
変則だからケラレが出る。







最後の絵=筒のこと。
ヘクトール73mmのフード用に知人が作ってくれたものです。
エンボス文字があります。等倍に拡大すると、



最近気づいたのだが、これは元はNEOKINOの、barrel,housing=筒に刻印されているものです。
NEOKINOの筒を活用した自作フードということになります。粋なもんです。

ちなみに以下は借りものの絵ですが、全体図。
これはDiameter=直径が62.5の個物です。

長文注意。
3月25-26日。
日付を入れるのは桜状況の備忘メモ。悪しからず。
テッサー40mm,Carl Zeiss Tessar2,8/40のハナシなのですが、
その前に、3月25日(午後4時ごろ)α7Rとヘクトール73mm1.9の絵です。



同じ位置からテッサー40mm2.8。
3月26日、午前11時過ぎ。上のは絞ってます。下のは次の列車を開放で。





続きます。





蕾の撮影に目覚めた、というわけです。w

ヘクトール HEKTOR73mm1.9

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長文注意。
3月24-25日。
ここ数日の定点になっているホテル裏。選定場所は僕の美の偏り、と思ってください。
ヘクトール73mm1.9。絞りは8-9の9寄り。(大陸式)
これは24日18時過ぎ。西日が強烈に壁面に反射しています。
SILKYPIX現像。Photoshopのカラー自動補正。モノクロはPhotoshop白黒(K)の標準。





で、次なるは今朝。3月25日午前8時半。
朝日が通路に跳ねる。露出を桜に合わせ空を飛ばしてます。絞りは同じ。処理も同じ。





さてさて。話は続きます。
さきほど午前10時過ぎに再び足を運ぶ。するとホテル白衣の男性がこの木のしかも僕が撮っていた枝を挟で切って持っていきました。平然と。
ホテル周辺には数十本の樹があるのに、人目につかない裏側の樹だからでしょうね。二枝切って去りました。いやはやなんとも。
よって次の絵には開花の花は消えています。w

「事件」や「出来事」はしじゅう生起します。
その後には「差異」が生じますが同時に新たな美も発生します。
嘆くことはありません。



α7RでヘクトールHektor28mm

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ここをいつかHektorで撮影しようと思っていた。



松本竣介の絵を思い出しました。絵画的にみると、みぞふたも電線もむしろ絵になる。
7RとHektorでのカラー撮影は周辺色むらが極端に出る。



それでも「効果」としては、色付きのほうがいいのかもしれない。

Hektor 28mm6.3 ヘクトール

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α7RにHektor6,3/28mmをつけてバッグに。
モノクロの気分だし、暦のうえでは春だけど、まだ冬だ。
隅黒(造語)でもいい。
まず暗室とパソコン室から空を。
SILKYPIX現像。補正なし。











拡大画像でみるまで気付かなかったが、時計に自影が映り込んでいる。



ヘクトール28mm

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1年以上もヘクトールを使ってない。
7sとヘクトール28mm6.3。
SILKYPIXのモノクロ現像。





7s ヘクトール Hektor 28mm

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 7sとHektor28mm。
関数=アレンジメントよってはヘクトールはかくもいいのだ。



ほか5枚。LightBoxで見られたし。
 お詫び:入手時の設定のまま7sを使い、カラーバランスが不自然です。(色温度が低い)
「色味」やカラーバランスについての記事は全面的に撤回します。
「設定リセット」を施して現在は正常に撮影できています。申し訳ありません。

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(α7s/Hektor 2.8cm 6.3)

 α7s来たる。夕刻を待ち外に出る。

プラナー Planar 1,4/50 HFT

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 こんばんは。「電飾」写真家ですw。
①ひさびさの定点観測。10月24日。18時11分。
α7R/Planar 1,4/50 HFT。
ISO=6400 1/25秒。絞りabout5.6-8。
SILKYPIX現像。PhotoshopCS5のWeb用保存。品質90。



100%拡大時=中央の窓奥、店内貼り紙「焼肉定食」が写っている。



②ヘクトール新型レンズ(ボディ?)キャップ。スタバの「お試し」がぴたり。



③中央にELMARIT90/2.8。そのレンズ内の映り込み。


 ①ヘクトール Hektor 7.3cmをバッグに入れて福岡に出る。
懸念が適中。フードを落としたが気付かない。イムズ内のおねえさんが拾得していてくれてたすかった。次回から対策が必要。







下のサムネールを踏んでください。LightBoxで他の画像あり。



 ②アラーキーの『左眼ノ恋』。行きました。やりますね、さすがです。
チラシのキャプション(病気)が他人事とは思えない。


(α7R/Sonnar 40mm/2.8 Rollei)


(α7R/Planar 50mm1.4 HFT)

ヘクトール28mm6.3

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 α7Rにヘクトール28mm6.3。中には1/13秒,ISO=6400というのもある。デジタルの時代ならではというところだが、raw現像処理=SILKYPIXと画像処理=Photoshopのチカラでもある。










(α7R/Planar 1,4/50 HFT/拡大画像あり)

 歓迎。どうやらこの個物は、知り合いの方から小生宅に「移住」しそうだ。お代はまだ済んでないが、なんだか自分の子供になっような気分ですww。
 プラナー、Planar 1,4/50 HFTで撮ったHektor 7.3cm の御真影(!)でありんす。
ただの老人の手を撮ったもんじゃないか、ハイそうです。かくも老人は、すっ頓狂でカワイイもんです。背景ぼかしはアラーキーの花表紙=アサヒカメラ。にぎにぎしい。
(アラーキー、先日から福岡天神=三菱アルティアムで、荒木経惟 「左眼ノ恋」をやってますね。期間が長いからいけますよ)

赤エルマー Elmar 5cm 3.5

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 ヘクトール7.3cmで近場のスーパー=「電飾」を撮ってから、同じ場面を別物で撮りたくなった。今日はα7Rに赤エルマーで行く。(調子に乗るとお咎めを受けるので定点観測とはゆかぬ)
ああ、いいですね。雰囲気は。絞りはみなf4です。
先日のNEX-7/E1.8_35mmにない「立体感」を感じる。あたたかい。(NEXはさむ色)




(α7R/Elmar f=5cm 1:3,5)

↓ここにはLightBoxで6枚あります。

ヘクトール73mmとE1.8/35

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 ヘクトール Hektor 7.3cm で撮った昨日の店頭に、NEX-7とE 1.8/35 OSSで出向く。
まずは玄関にアカタテハが。






(NEX-7/E1.8,35mm)

 中の絵がそれです。あなどれませんね。ふむふむ。
 ついでにといってはなんですが、ヘクトール7.3cmとE 1.8/35 OSSの2枚だけをLightBoxで。下のアイコンを踏んでくださいませ。
シチュエーションに差異がありますが。まあ、お遊びということで。

 ヘクトール Hektor 7,3cm 1,9 。こんなシーンこそチカラを発揮するのだろう。拡大してご覧あれ。



大陸絞りの3.5です。中央の電燈にピントを置いています。こんな絵は現代レンズでは作れないのではないかと僕は思います。
 さて。知人から教えてもらった「ライカレンズ番号表」では、Year1933,From156001,To195000 がスタートです。
使用のヘクトール7,3cmは、#12万台ですから、少なくとも1933年以前のブツということになります。
そういえば、持ち主は「使われたのはⅢc以前でしょう」と言っていた。ううむ。
いやはや、人の命より長く愛でられるライカのレンズ・・。いいですねえ。
ライカレンズより短い人の命。いいじゃありませんか。ねえ。

 ここからは、LightBoxのハナシになる。ここ3日間ほど自己のサイトを修正していた。LightBoxを使うために、以前利用していたXMLを廃めたのだ。
が、そこが、年寄りの冷や水隅田川、ってもんです。リンクが切れてあちこちのページに不具合が出ていた。
まあ困る人はいないけどニンゲンってそんなもんじゃない。修正にまた半日。ボケ防止の「訓練」だ。
 マジなはなし、javascriptやflashはかのgoogleもクロールできない。(でしょう?たぶん)。
僕はjavascriptやflashを多用している。だから検索にかからない。
ところがだ、
ここ数年、サムネールから拡大画像を表示する形式で記述すると、いわゆる「フォトみる」サイトの画像収集による効果なのか、レンズ名で検索すると僕の絵が大公開されるようになった。
「フォトみる」は正式には「フォトみる 著名人ソーシャルフォトアルバム」となっていて、なんでオレが著名人なんだ、と思う。
ヤフーの公式サイトで写真家サイトに登録されているからか。

つまりですね、SEO対策的にはLightBoxは目立たない。ま、でもここはひとつそのLightBoxでどうぞ。すべて絞り3.5 SS=1/125で撮影。4枚。

ヘクトール Hector 2,8cm まとめファイルをLightBoxで記述してます。別窓で開きます。
上が昼間(5枚)。下が夜間(4枚プラスおまけ2枚)。
LightBoxを最新バージョン2.7.1にする。昨日からこれにハマる。スクリプトを自分の好みにするのに2日もかかった。ふぅ。爺ぃもアタマがかたくなってるw。
よりスタイリッシュになる。



 返却しなければならないヘクトール7,3cmで今一度の確認。







①上。スーパーの中。少し絞って光源を撮る。ピントは手前上部のCAS・・文字のあたり。ブレが少しあるかも・・。SILKYPIXモノクロ2で現像。光源のにじみはない。パッとみて「これはライカレンズかな」と予想させる独特の雰囲気がある。
②中と下。うんと絞っている。100パーセント等倍で、信じられないくらいシャープなのがわかる。雲が出ると定点観測をしたくなる。
 Hektor7,3cmとSonnar85mmf2の比較。
 まずは現物をごらんあれ。拡大画像はα7Rのサイズの1/4、横1840です。ちょっと大きいです。はじめがヘクトール。次がゾナーです。





 ピントは中央のSanDiskのSDカードに合わせてチルトアップしています。マニュアル撮影です。SS=1/125。絞り開放。露出は背後のバルテュスの絵で取得しHektorがISO=400、Sonnarが500。Hektorの最短撮影距離で撮影し、Sonnarの位置はそれに合わせました。
 それぞれをモデルにして撮ってます。Sonnar85mmf2も知る人ぞ知るいいレンズです。知人の手になるmodified lensです。1969年のSony TV ZOOM LENSの鏡胴に収まっています。ちなみに右端クロームの鏡胴がContarexの「抜け殻」です。
ここに僕の前記事があります。(今日の記事を含む)

 さて諸氏よ、これらは早朝、室内の至近距離で個物を撮影したものです。y = f(x)の記述で関数fから導かれるxの写像がyです。その「関数」が少ないので参考になりません。これで早計な「判定」をなさらぬように。単なるテーブルフォトです。ヒマですからね(笑)。これが好きなんだからしかたない。
 タイトルに申し訳ないがストロボ(430EZ,SPEEDLITE)のことでもある。
 使用後にファイルを削除したので備忘メモ。5Dmk2/EF24-70mm+430EZ+納豆パックの即席ディフューザ。距離60センチ。1/125sec,F5.6,ISO200のマニュアル撮影。光はMモードで1/4のダイレクト。
 (拡大画像あり)



 個人「好み」の調光でありまして、正当性なんてあるわけはない(笑)。ヒトに言わせれば「失敗じゃん」ということも。
 そろそろ持ち主にお返しせねばならぬヘクトール個物の「記念撮影」です。
中がフーコー。右ヘクトール7,3cm。左知人抽出=コンタックスT3_Sonnar,リコーGR1_28mm,フジカ35EE_FUJINONのレンズ群。

 ついでにもうひとつ変な(不思議な)絵を。
 信号のように青いのはPCのインジケータです。実物の大きさは5ミリ径です。





 モデル(上)はヘクトール7,3cmの銘板。撮影レンズ(下)はNEOKINO。
 このトシになってセキュアなjavascriptを使いこなす自信がない。それでもLightboxでシンプルなページを作ったりする。まあアンチョコだ(笑)。
 今回ヘクトール7,3cmのためにLightboxを使ったページを「安置」。下のサムネールをクリックしてください。ページが開きます。それぞれのサムネールはLightboxで拡大されます。使用後は閉じてください。



 なかに「木の質感」という縦の絵があるが、これが「質感」が出てない(笑)。いい加減な男だなあ。で、こちらの横の絵がまだいいか。横920の拡大画像があります。



 それと、木の部分を100%拡大できるようにサムネールを置きます。下のスクウェアな絵を拡大してみてください。



 木の質感は出ているように思えるが・・。
 さて。今日雑貨屋店内を撮ってみた。1/4のスーパー拡大=横1840です。開放。ピントはいちばん左のsugarポットです。


(すべてα7R/Hektor 7,3cm/1:1,9 拡大画像あり)

 Hektor 7,3cmのレポート。開放。拡大画像は1/4の1840*1228です。青ランプにピント。拡大画像では細いワイヤも捉えているのがわかります。ランプ左10度上方に飛ぶ海鳥が見えますか?



 地面にへばりついてのローアングル。少し絞っています。



 絞っています。手前の青いプラケースにピント。
 雲はありがたい。午前7時半。台風一過。腰痛をこらえ借り受けたヘクトールを取り付けて飛び出す(重い)。爽やかな秋風だ。いいものはいいですねえ。付け加えていうことが何もない。

 おまけモノクロ。家で暗室の貼り紙を。引けないので暗室ドアの外から。右側から朝日が入る。
 SILKYPIXで現像、PhotoshopCS5でモノクロ処理(K処理:彩度0,その後グレースケール化)。他の処理なし。Web用保存。
少し絞る。ISO250、1/100秒。


ヘクトール Hektor 7,3cm 1,9

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(α7R/Hektor 7,3cm/1:1,9 拡大画像あり)

 縁があって借り受けたHektor 7,3cmで撮影。開放。最短撮影距離。書物タイトルにピント。チルドアップでズレている。拡大画像は横1200です。SILKYPIX現像。PhotoshopCS5でweb用保存(品質85)。
 青い灯りは自作PCのインジケータ。新聞の絵はバルテュス。作画の目安=指標です。いやはや、ライカの絵ですねえ。いいレンズです。大黒さんの後方キングのフィルムローダーの文字が読めます。


(α7R/Planar 1,4/50 HFT 拡大画像あり)

 一方この絵は当の個物ヘクトールです。絵自体は、プラナー Planar 1,4/50 HFT で撮影したものです。知人譲りの個物です。少し絞ったほうがいい、という知人の話でした。レンズの銘にピントを追い込んだつもりです。開放では確かに背景が少しにぎやかになります。

 閑話休題。哲学に親しむ者はある時期になればきっとウィトゲンシュタインを読みたくなる(笑)。 「世界」をも少し整理してみたくなる。ウィトゲンシュタインの若く独断的な論理を思い起こす。そんなもんです。
 さあて今夜はヘクトールが主なのかプラナーなのか、はたまたウィトゲンシュタインなのか? わけがわからない。その三つでありそのどれでもない、ともいえる。そう、ヒトはいつも世界の(言説の)限界にいるようなものだ(笑)。してみると、みずからは言説をもたない事物、ヘクトールとプラナーがこの夜の主役といえるのだろうか。

 (α7R/Contax T3 Sonnar 35mm f2.8 拡大画像あり)

 テーブルフォト。「のだロール」。カウンタでひとりコーヒーする女性がけっこういる。



 近景。HYSTERIC GLAMOUR=ヒステリックグラマー。先週ヘクトールで撮ったが、Sonnarもいいなあ。



 これも近景。BEAMS。



 遠景。テラスから博多口側ファザード。日差しが強く、日傘が目立つ。空にはたまたま飛行機。



 天神に出る。定点観測。たまには縦撮り。

(α7R/Hektor f=2,8cm 1:6,3 拡大画像ありwidth=1472)

 ヘクトールでの日中屋外。α7Rとヘクトール2,8cmの組み合わせについて気付くことがある。周辺落ち込みはモノクロ活用であれば気にならないレベル。カラーだと紫色に染まってちょっと使えない。これが屋内では周辺落ち込みはあるものの紫に染まることはない。カラーでもいける。やはりカメラ構造上の内面反射があるものと思われる。今後は改善されるかもしれない。だがヘクトール2,8cmの描写の良さはモノクロだけでも十分満足できる。

 (α7R/Hektor f=2,8cm 1:6,3 拡大画像あり)

 博多アミュプラザにあるHYSTERIC GLAMOUR=ヒステリックグラマー。ヘクトールでカラー。屋内では周辺も出る。色温度を2850Kに落とす。1937年当時、設計者はこのような事態を想起だにしてはいまい。この絵はまさに「生成」されたものだ。デジタルカメラや現像アプリケーションとの組み合わせ(アジャンスマン)が事件となった事例。 驚くほど精密に描写されてある。ニンゲンの知覚を超えている。奥の壁の襞まで写り込む。これが概念の革命でなくてなんだろう。無数の組み合わせの中で選択をする。この絵は場所が特権的であるのではない。諸機械の組み合わせが特権的なのだ。こんにちではおのおのがたったひとつの即自的で単独、非人称的なアートを提示できる。その「特異性」は驚嘆に値する。
 ヘクトール2.8cmは屋内の暗さをものともせず写し取る。ぜひ拡大してご覧あれ。於:博多。


 (α7R/Hektor f=2,8cm 1:6,3 大きめの拡大画像あり)
 砧公園の中にある世田谷美術館に桑原甲子雄を訪ぬ。「桑原甲子雄の写真 トーキョー・スケッチ60年」。世田谷は学生時代にバイトでうろうろしていたので懐かしい。あのころ恵比寿からバスで世田谷一帯に向かっていた。当時、恵比寿駅東口は降り立つと何かしら寂しげだった。バイトがイヤでそんな印象があるのか。


 (α7R/Hektor f=2,8cm 1:6,3 拡大画像あり)

 世田谷は広い。高級住宅と雑駁としたアパート群のエリアがあって、それは截然と区分されていた。それも僕の若い記憶に過ぎないのだが。

 (α7R/COLOR-ULTRON 1.8/50改)

 新宿区役所に入る。レンズをヘクトールからウルトロンに替える。新宿ゴールデン街をひそかに撮影するが、区役所で一休みする。そうして再びゴールデン街に向かう。ヘクトールで撮った1時間後、COLOR-ULTRONを付けて同じ場所を巡る。この絵は看板「南海」(なみ、と読む)を視野に入れんと撮ったものだ。レリーズしたその瞬間、偶然奥のとあるミセから「彼女」が出てきたのだ。100%でみると、「なんでオメエここでシャシン撮ってやがるんだあ」という顔で睨んでいるのがわかる。拡大画像でも縦920dpiだから彼女の顔貌は判別できない。なので掲載をお許し願う。
 さて。「南海」。ここは、深瀬昌久が階段で転倒して意識不明となった場所です。僕がこの場所に寄るのは深瀬昌久に会うためなのかもしれない。1992年に事故が起きた。20年後の2012年に死去。その運命の場所が「南海」なのです。

 (α7R/Hektor f=2,8cm 1:6,3 拡大画像があります)

 東京滞在はあいにくオバマ氏の来日と重なった。いつも使う上野浅草口のコインロッカーもこの通り。午後8時。暗いなか改札口に急ぐ人が1/60秒の中に浮かび上がる。ISO2500。右端には階下から上がって来る人物もそれなりに写り込む。広角の開放F値6.3、夜間、中景…いわゆるピントを追い込むという技はない。それでも貼り紙の文字がしっかり読めるではないか。手を加えずに現像したものを品質85のweb用保存。むろんjpegです。それでもこんな具合です。



 脱帽です。
で、これをFUJIの画彩(かっさい)にプリントしてみました。(プリンタは5V)暗部も出ています。これ自体は、Xenonの50mmで撮影してます。


 (α7R/Schneider-Kreuznach Xenon 1:1,9/50 拡大画像があります)
 活躍してくれた機材とSuica。レンズは Hektor 2,8cm 1937年製造。脇のレンズは 知人の手になるM42マウント改造のCOLOR-ULTRON 1,8/50。


 (NEX-7/CONTAX T3 Sonnar)

 以下はヘクトール Hektor 2,8cm で撮影したもの。花園町。新宿ゴールデン街。コントラストが強くてもライツはつかむ。芯がある。近場は別として風景は置きピンでいい。







 告白(?)するがゴールデン街の撮影には許可がいる。僕は光を求めては人影のないこの時間帯(10時前後)に来る。申し訳ない。旅の恥はかき捨てとばかり横着な態度だ。今回はどうしてもヘクトールをフルサイズで使いたくて出張った。ヘクトールをフルサイズで使ってみて本当に感動する。改めてこの町とこの「通り」に感謝します。(クサイ告白かな?)
 新宿歌舞伎町。朝九時半。ヘクトールを使う。朝の光を「らしく」捉えてくれる。(拡大画像アリ)


 (α7R/Hektor f=2,8cm 1:6,3)

 100パーセントの中央部分。ガード付近の人物が見れる。

バルテュス展 COLOR-ULTRON

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(α7R/COLOR-ULTRON 1.8/50)

 テレビで明日からのバルテュス展のことが話題になっていた。僕の部屋の壁にも、後援する朝日の両面記事や一面記事がピン留めされてある。混むだろうなあ、と思いながらも出張ることにしている。あわせて、持ち出すカメラやレンズの選定をずっと悩んできた。ホントに悩んだがやはりα7Rにした。メインレンズはCOLOR-ULTRON 1.8/50と決めた。理由はいろいろある。僕の気分に合う写り。それとM42のヘリコイドマウントで思いっきり寄ると、遊べる。極端に寄ると絵のように四隅が焦げるが。
 別にライツのヘクトール28mm/6.3を候補にしている。これはモノクロ専用で、ライカの芯の強い描写を手に入れることができる。この場合、ISO3200が作画上ノイズ除去の上限だと自分なりに決めている。(例外もある)


(α7R/Hektor f=2,8cm 1:6,3 1/60sec ISO3200)


(α7R/Hektor f=2,8cm 1:6,3 1/60sec ISO1250)


(α7R/Hektor f=2,8cm 1:6,3 1/60sec ISO3200)

 ともかくEOSにEF16-35mm2.8やEF24-70mm2.8をつけて出ることを今回はやめる。一度断念してみよう。APS機もない。さてどんな街歩きになるのだろう。

 ソニーのILCE-7Rを先行予約でソニーストアから入手。11月15日発売日に着く。さっそくHektor f2,8cm を付ける。が、NEX-7のようなMFアシストはできない。「ピント拡大」というのがある。ピント拡大時間を「無制限」に設定する。少しステップを踏むが慣れるしかない。

 その機能を使ってのヘクトールHektor f2,8cm である。ライカⅢf にトライX を巻くような気分になる。ちょっとうれしい。ヘクトールはモノクロフィルムで(というかトライX で)本領を発揮するレンズだとおもう。設計はシンプル。僕の個体は1937年製造で当年76歳ということになる。α7Rは僕にとっては、待ちに待ったL型レンズのためのフルサイズミラーレスなのだ。


(α7R/ヘクトールHektor f2,8cm 1:6,3/Image Data Converter)

ヘクトールhektor 2,8cm

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 赤エルマーのことを「表象」していたらばせんだって博多のスタバでのヘクトール28mmのことを「表象」したくなった。(笑)。

 暗い場所でのあかりをつかむのはライカレンズのお得意とするところ。その見本ともいえるような絵だと思う。開放は6.3ですが、これが暗部に強いのですねえ。驚きます。レストランの窓際で向かいの人物をポートレートするにもいいのです。ⅢfでトライX1/60secあたりで撮れればラッキーです。テーブルの向こうはきれいにぼけます。

 さてじゃあこちらはNEX-7のヘクトール。ISO1600。上は1/20sec。下のは1/25secです。現像はPhotoshopCS5.5のノーマル現像。Web用に保存。画質85です。シャープネスなどの処理なし。1536*1024です。

(NEX-7/ヘクトールHektor f2,8cm 1:6,3/PhotoshopCS5.5)

ヘクトール28mm

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SILKYPIX モノクロ2の現像。
NEX-7/ヘクトール(Hektor)f=2,8cm 1:6,3です。
17時35分,ISO1000,f6.3,1/60sec。
NEXの周辺光量補正をON。
拡大画像は横1800あります。



次なるはISO6400,1/100secでの撮影。
拡大画像は横1000です。
夜間の闇で周辺光量も関係ないか。
PhotoshopCS5.5でのノーマル現像。


テッサーの周辺光量

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NEX-7にテッサー。(tessar 40mmF2.8)


(PENTAX K20D/43mm F1.9)

周辺光量が不足。カメラとレンズの組み合わせでそうなるのだろう。
(ヘクトール28mmほどじゃないけど)
今日はどんよりした曇り。鈍色=暮色。これも時節。







(NEX-7/tessar 40mm F2.8)

アナイス・ニン

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キキやココ・シャネルとならび、
「25人の恋人たち」(1985年10月 「ユリイカ」)には
アナイス・ニンも登場する。書いたのは秋山さと子だ。
そのアナイス・ニン特集『水声通信』no.31の
ヘンリー・ミラーとの往復書簡を読んで
よほど購おうかと思った。
ここに水声社の目次画像があります。


先の秋山さと子の内容も興味深いが、
『水声通信』no.31のふたりのやりとりにそそられた。
表紙もいいしね。(検索すれば出ます)

さて。
この日はⅢfにトライXをつめて、
ヘクトール28mm/Hektor 2,8cm 1:6,3を取り付けた。



(NEX-7/アンジェニューAngenieux 28mm)

ヘクトール28mmもバルナックに付ければ安心して(!)
使える。(M5に付けると距離の刻みが実際と合わない)
室内でもF6.3で1/15秒で撮る。

表紙、っていえば、ジュンク堂でNEX-7を使って
遊びました。



一番下、諏訪敦の『どうせなにもみえない』のモデル。
これは松井冬子そのひとじゃないかな?
中身はみてないけど・・。
結局この日は「現代思想」6月号を購って帰る。
特集「尊厳死は誰のものか」。

大村市 白鳥の雛

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白鳥の雛、その三日後。
NEX-7/ヘクトール28mm/Hektor 2,8cm 1:6,3です。
ライツの1937年のレンズです。
周辺光量が落ちます。モノクロ動画。約2分。
途中からは腕を出してノーファインダで撮る。
パパはさっさと行ってしまうが、
ママは雛に合わせてゆっくりと。さすがだ。



(備忘メモ)
NEX-7はAVCHDなのでそのままTVでも見れる。
動画はAny Video ConverterでNEX-7のMTSファイルを
384x216に手動指定でFLVに切り出した。
輝度-5 コントラスト+20 彩度-100で処理している。

午後6時半です。
残った卵は孵化しないのでしょうね。



駅、空を飛ぶ夢

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シャシンは13:30博多発東京行き「のぞみ」。
阪急博多=鼎泰豐から見た風景。
散見する点光源は室内灯の反射。
NEX-7/ヘクトール28mm(Hektor 2,8cm 1:6,3)です。
周辺光量がガクンと落ちます。

駅や空港は文句なしに好きです。
寓意の宝庫です。シニフィアンが連鎖する場所です。
思いつくままのイメージ(連想)は、
離脱。新しいトポス。飛行。発見。現在と過去。
惜別。恋人。性愛。不安。再生・・・。

空を飛ぶ夢を見たことがない、というヒトは
少ないのではないでしょうか?
僕は若いときから何度みてきたことか。
フロイトはそれを「タカイタカイ」の記憶と
考えたそうです。(新宮一成「夢分析」)
新宮一成は人生の新しい段階にさしかかるとき、
とみています。そうかも知れません。

そういえば、「マイムマイム」の哀切も
僕にはおなじ場所のような気がします。
あれら、「コロブチカ」や「オクラホマ・ミキサー」の
メロディには転調(移調?)の箇所があります。
またテンポが急に速くなったりします。
転調は離脱であり飛行そのものともいえましょう。
飛行が安定せず、地上に落ちてしまいそう・・
そのとき夢の中では「テンポ」を上げようともがきます。

「タカイタカイ」の喜悦はいつまでも続くものでは
ありません。強制終了の不安があります。
好きな女の子はダンスの輪のずっと向こうにいる。
それらは哀切なイメージです。

ヒトであるかぎり分有してしまう属性があります。
駅にも「マイムマイム」にも連綿と続くシニフィアンが
存在するのは当然で、類型的ですらあります。
映画や歌に繰り返し出現する駅、空港。
50年経っても学校で続けられるフォークダンス。
少々クリシェに過ぎはしても、
そこにはニンゲンであることはやめられないという宿命が
襞の中に織り込まれていることを示しています。
国体道路。天神南からキャナルあたりまで。
この路線はあまり使わないのだが。
途中、春吉橋で「ウコンの力」を入れようとパン。(笑)
だがうまく入ってない。
NEX-7/ヘクトール 28mm/ Hektor 2,8cm 1:6,3です。
コントラストを少し。



博多阪急の鼎泰豐も1時半を過ぎると空いていた。
デザートに「仙草ゼリー黒蜜きな粉」を試す。

西瓜糖の日々

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30歳くらいの「わたし」が
住んでる土地「アイデス」、友達の「チャーリー」、
両親を食べてしまった「虎たちのこと」など24の項目(?)に
ついて「あなた」に語る・・そういう書割になっている。
それがブローティガンの『西瓜糖の日々』(藤本和子訳)。
絶版になってたものが今世紀になって復刻される。
そんなわけで図書館にも文庫はないのでしょう。
(以下『西瓜糖』と省略します)

『西瓜糖』は『ドゥルーズ/ガタリの現在』所収のサドッホの論攷、
「言語の流体力学-指令語の射程について」で知った。
そこには「ブローティガン効果」とあった。
『西瓜糖』をジュンク堂で読んでしまおうと目論む。
だけど54ページからの「算数」に少し触れて、
購うことに決した。
物語は「夢」とみていい。
しかしそれはそのとき『夢分析』(新宮一成 岩波新書)を
一緒に購って同時進行で読んだ僕の勝手な解釈ともいえる。

虎たちは「わたし」の両親を食ってしまう。
9歳の時だ。

「おまえの親たちを殺して食べてしまったことについては、
心からすまないと思っているんだよ。でも、わかってほしい。
おれたち虎は悪ではないのだ。ただ、こうしなければならないのだ」
「わかったよ」とわたしはいった。
「算数おしえてくれてありがとう」
「なんのなんの」虎たちは行ってしまった。

両親を食われた虎に算数(九九)を教わるわたし・・
なんという拡散か。これは現働的な様態ではない。夢だ。
さて。昨日のこと。
たまたまNHK-BSで(ワールドニュースのようだった)
子供が枯葉を食べる場面を目撃した。
食料がなく、枯葉を揉んで食べている。
その深刻さを報じた後、「次です」とキャスターは転じた。
「次」はエリザベス女王在位60年記念とやらの
豪華で晴れやかなニュースであった。
夢であってほしいが、こちらは現実的な様態である。
虎:算数=飢餓:記念祝典
僕の目の前で並列に展開されたふたつのことがら。
虎:算数より飢餓:記念祝典の対比のほうがすごい。
酷薄さにおいては、小説よりメディアの方が強度がある。



(NEX-7/ ヘクトール 28mm/ Hektor 2,8cm 1:6,3)

新宮一成『夢分析』

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以下は新宮一成『夢分析』の最終章から。

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ある一日の記憶は、その夜の夢の中で断片的に再生される。
一日の記憶がこのように「日中残滓」として夢の中に
収納されるということを鑑みれば、われわれは、
朝ごとに、あの世に生まれ変わり、昨日のこの世を
夢の中に置き忘れてくるという言い方ができる。
さらに続ければ、昨日のこの世は、実は一昨日のあの世で
あったと言える。
眠りと覚醒の交代は、われわれの心の中に
生まれ変わりの感覚を生じさせている。
こうして「現実」としてのこの世は、夢の奥の奥まで
さかのぼらなければ見つけられないものになる。

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4日まえのことだ。ジュンク堂で、
ブローティガンの『西瓜糖の日々』と
新宮一成の『夢分析』購って読み始めた。
今日それらを読み終えた。
読みはじめ=土曜日=於「シアトルズベスト」。
読み了え=水曜日=於「シアトルズベスト」。
なまけものの僕にしては速いペース。

さて。
『西瓜糖の日々』と『夢分析』の両方を読んだヒト。
少ないとはいえいるには違いない。
その人たちと僕は、たぶん近い場所にいる。
2冊は確かに特別の書物だからだ。
それらを自覚的に(事後的な気づきとしても)選択して読む、
となれば、やはり特別のヒトなのだと思う。

僕の新宮一成体験は以下の4冊です。
成立順に
1.1989『無意識の病理学』-クラインとラカン-(金剛出版)
2.1995『ラカンの精神分析』(講談社現代新書)
3.2003『夢分析』(岩波新書)
4.2004『精神分析家に人は何を語りうるのか?』(大航海No.51)

何度も読み返してぼろぼろ(バラバラ)になった新書。
ドゥルーズ哲学がどうあろうと、僕はこれらを手放せない。
それは僕固有の属性なのだ。僕の内在なのだ。
それこそ「体内空間」なのだ。(笑)

『西瓜糖の日々』を『夢分析』と同時並行で読む。
それかあらぬか『西瓜糖の日々』が夢の語らいのように
読めてしまう。不思議な体験だった。
鱒と水中の墓、これは夢解釈の対象になる。きっと。
そういえば、インボイルもマーガレットもポーリーンも
いや人物のみなが、夢のなかの「あのひとたち」のようなのだ。



(NEX-7/ ヘクトール 28mm/ Hektor 2,8cm 1:6,3)

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地上の夜の天使たち