ビテッサのこと
先日のこと。知人を介して知己を得ることになったAさん宅を所用で訪れる。その折これの実機をみた。「ビテッサ」=VITESSA。実物を見るのははじめてだと思う。
イラストは赤瀬川原平の『中古カメラ大集合』から。昔(むかーし)「アサヒカメラ」に連載されていた「こんなカメラに触りたい」が単行本になったもの。2001年発行。
当時はもちろんカメラにフィルムを通して撮影。15-20年後に、レンズを抜いてデジタルカメラ用に改造されることになるなど赤瀬川氏も想像だにしていない。主役はあくまでもカメラだ。レンズのことはオマケみたいなもの。たとえばくだんのビテッサでは、「うちの畑のキュウリ」を撮影し、「ウルトロンというのは有能なレンズのようだ」でおしまいww。
このホン自体はたのしいですよ。だけどレンズのことを知りたければ不向き。
さて。最初のイラストはNEX-7と1.8/35OSSで撮ったが、あとのはα7RとテッサーTessar 40mm/2.8で撮りました。開放で撮影。
『中古カメラ大集合』に親戚筋のコンテッサ(Zeiss Ikon Contessa 35)が出てくる。それにはTessar45mmがついている。僕のはZeiss Ikon Contessa 35SについていたTessar40mm。ハナシがややこしくて申し訳ない。