Bye bye blackbird

|
 そのミセでみた映像には「wowow」のロゴがあった。放送をエアチェックしたものだと思う(あるいはそのDVDコピー)。画質は決してよくはなかったが、ポールの「Bye bye blackbird」にグッときた。家に帰って調査。それでポール・マッカートニーの「ライブ・キス 2012」の存在を知る。自作PCに初めてBlu-Rayを組んだこともあって、「ライブ・キス 2012」を買う。ついでに「Mac Blu-ray Playerのダウンロード版」とパイオニアのブルーレイプレーヤー「BDP-3120-K/W」も買ったというわけだ。あっけなくDVDからBDに移ったが、そんなときはそんなものです。
 さて。「Bye bye blackbird」にハナシを戻しましょう。「Bye bye blackbird」といえば僕にはマイルス・デイビスということになります。ボーカルも聞いたのでしょうがやり過ごしたのでしょう。youtubeで検索すると、いやはやあるもんです。これはもうアナタご自身で精査してお楽しみください。そのなかにジュリー・ロンドンのものがあります。モノクロ(そしてモノラル)ですが音質はいいです。しかも1964年5月に来日しTBSで収録されたものということです。あいさつのなかにもはっきり「ジャパン」と聞き取れる。こんなモノがあるんですね。youtube恐るべき! ちょいとバックアップさせていただきました。

       


 歌詞を入れておきます。

Pack up all my care and woe,
Here I go, singing low,
Bye bye blackbird.
Where somebody waits for me,
Sugar's sweet, so is she,
Bye bye blackbird.

No one here can love and understand me.
Oh, what hard luck stories they all hand me.
Make my bed and light the light,
I'll arrive late tonight.
Blackbird, bye bye

 辛さや悲しみに見切りをつけて、小さくうたいながら出てゆこう。さよならブラックバード。
 待ってるあの人のところへゆこう。そう、砂糖のようにやさしい母のところへ。さよならブラックバード。
 ここには愛してくれたり分かってくれたりするひとは誰一人いない。なんて不運なしうちなんだろう。
 (だから)私のベッドをしつらえて灯りをつけていて。今夜遅く着きます。ブラックバード、さよなら。

 というような感じかな。やはり娼婦をやめて帰郷する、という解釈は受け入れやすい。
 youtubeで古今東西の「Bye bye blackbird」を聞けば、さまざまな歌い方がされていることがわかる。リズムアンドブルース調、ドゥーワップ調、Jポップ調・・。けど、ジュリー・ロンドンのこれは「正調」だと僕には思える。実は「ライブ・キス 2012」でピアノを弾いてるダイアナ・クラールも歌っている。ここでいう「正調」です。ジュリー・ロンドン→ダイアナ・クラール→ポール・マッカートニーという線はあると思うのです。すべて僕の推測=物語です。関連で、ビートルズ時代にポールの作詞作曲で「Blackbird」というのがあるのを知る。ポール単独でギターひとつで歌うのです。それも知らなかった。まさに「出来事」の結節点です。

このブログ記事について

このページは、が2014年2月 3日 23:16に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「NEOKINO」です。

次のブログ記事は「Paul My Valentine」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.01

photo pages

photos

地上の夜の天使たち