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ハンチバック 市川沙央

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2016年の村田沙耶香「コンビニ人間」以来の佳作だと思う。ということは7年ぶりか。村田沙耶香以降の芥川賞作品を全部読んだうえでの感想だから、個人的には「大発見」に相当する。笑。α7sとKODAK Anastigmat 7cm_F=3.5で。

偉大な世界文学。小野正嗣=朝日=文芸時評、村田沙耶香「コンビニ人間」。



僕は小野正嗣の芥川賞作品『九年前の祈り』(2014年)を読んでいる。なのに内容は失念している。これだから老人は救われる。も一度読んでもいいかもしれない。げんに妻は若い時に読みつくしたアガサ・クリスティーを次々に買って読んでいる。ぼくもあやかってすでに10冊以上読んでいる。笑えます。

それにしても小野正嗣は村田沙耶香をかなり評価していますね。僕も最初に「コンビニ人間」を読んだときにこれはただものじゃない、と思いました。その気持ちはその後村田作品をあれこれ読んでもあまり変わらない。偉大な世界文学、そうなのかもしれない。
村田沙耶香の「さやか」を単語登録。「コンビニ人間」には当然のことながらコンビニ用語が頻出する。バック飲料、ウォークイン、エンド、ヘコ缶、フェイスアップ、バックルーム・・けっこう覚えてる。w
わかんないでしょう?あはは。どうも村田ワールドの残響が今もある。こんなことを対談で話している。

私はコンビニの仕事の中でも、レジ打ちが好きなんです。きっと、人間が好きなんだと思います。良いところばかりではなく、歪な部分や醜い部分も含めて。普通の生活の中でも、例えば考えられないような嫌味を言ってくる人がいたとき、「何でこの人はこんなことを言うのだろう」と考えているうちに、愛しく思えてくるんです。

気になる発話です。他者のいびつな部分が愛しくなる、というのは並のニンゲンにはできないことだ。
今日も当地は暑かった。明日は38度の予報。いや、まいる。台所兼居間のエアコンはフル回転。PCを一台階下に降ろしている。ソン・ベルチオ(SOM BERTHIOT 40mm3.5)で手元シャシンをする。開放っていいですね。部屋の汚さはごまかせる。eBayを渉猟して気付いた。SOM BERTHIOTに50mm3.5とか50mm2.8やらのレンズはあるものの、CINORというシネレンズが多い。40mmの単体レンズはない。してみるとこのベラスコープ抽出の40mm3.5はますます貴重なレンズになりますね。

eBay US NAVYの出物

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知人の工房にてLCDプリズムと呼ばれる単体をEOS5Dと24-70mmで撮ったのは8月5日。



F4,1/30秒,ISO=800,50mm。

「プリズム」部をラバーべたつき(今夏の高温で)の430EZをEOSにつけてマニュアル発光で今朝(8月17日)。



これはPhotoshopCS5のCameraRawのプレビューです。データが知れます。上の絵、下のストロボ絵、こんなのを偏愛する。奇妙という意味では村田沙耶香=「コンビニ人間」です。それはまあいいです。さて、上の絵は8月5日。その時こんな絵も撮りました。下部にはプリズムも写り込んでいます。



US NAVYの出物。torpedo,これがなんのことやらその時はわかりませんでしたが「魚雷」(トーピドー、とでも発音しときましょ)。eBayの出物には実にユニークなものがありますな。で、知人はこれをパノラマ撮影のマガジンとして流用しカメラを実際に製作する、とおっしゃる。おおまかな図面も見せてもらいました。
小生は思わず「さすが!○○さん!」と讃嘆の叫びをあげました。いやはや。差異と反復、それらの「効果」を引き寄せながら生きる、それがニンゲンなのです。それがダヴィンチでありベラスケスなのであります。US NAVYの魚雷用マガジンがパノラマカメラに変貌する・・ダヴィンチの成果と効果を僕はひたすら見守っているわけです。うむ。
村田沙耶香「コンビニ人間」を一気に読む。予感は的中する。いい物語だ。
僕はご本人の「受賞のことば」くらいは読むけれど、芥川賞の「選評」を読まない。選者が誰々かも正確には知らない。なぜなんだろう。
自分の性向を「コンビニ人間」という作品を読むなかで改めて考える経験をした。なんでオレだけこうなんだろう?と、かつてうらめしく思った記憶がフラッシュバックする。古倉さんはちょっと(うんと?)変なニンゲンで世間に適応できない人物なんだが、コンビニで働くときだけは輝く。ことコンビニ業務に関する限りとても有能な36歳の独身女性である。そういう古倉さんを介して奇妙は奇妙なりにやっていけるものなんだ、と癒しにも似た感慨を得る。そんな読者は確実にいるとみた。うむ。

「デビューをした13年前、自分がこんな小説を書くとは思ってもみなかった。」と「受賞の言葉」にある。これにも何かひっかかるんだなあ・・。うーん。この一作を自分のものとするには、自分だけのものにするしかない。「不知」、しかし心地いいサスペンス状態=「選評」はパス・邪魔、ということかな。



さてさて。ストロボを出す。もともと中古の430EZが2台ともラバー部がベタついている。猛暑高温の2階部屋でダメージを受けたのだろう。カメラを移動させないと今年の夏はやばいかな。
天皇どうたらの特集見出しを隠すためにホンのうえにLCDプリズムを置く。あ、そうそうコレ「LCDプリズム」っていうそうなんです。日東光器(株)の

ここでしくみを知りました。


さ、村田沙耶香を読むぞ。わくわく、じゃ。
EOS5DとEF24-70mm2.8のF3.2撮影。古い機種なのでPhotoshopで現像できる。補正なし・Web用保存。渋い色。

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地上の夜の天使たち