フジカ35EE フジノン45mm
(NEX-7/GR28mm改 ヘリコイド最大繰り出し)
さて。
フジカ35EE付きのフジノン(FUJINON 1:1.9 f=4.5cm)のこと。これは僕がカメラ個体をヤフオクで入手して、知人に依頼してα7R用に改造してもらったものだ。腕は世間に「マイスター」と呼ばれるソレである。信じて「おまかせ」で依頼する。ごちゃごちゃ注文はしない。あとで彼の凝った技を調べたりはする。これがけっこうハマる。僕のような素人には分からぬがそれでも「技」の一部を垣間見ることはできる。たとえば、改造フジノンには「SEIKOSHAー RAPID」のシャッターがつけられている。検索すればレンズシャッターの博物館に入った気分になるほどの画像が出る。改造個物のシャッターは10枚羽根だ。確かに10枚のラピッドシャッターもある。数は少ない。フジカと相性がいいのだろうか。僕が生まれたころから量産されている。写真でわかりますか? 8と11の間に○印のマークがある。これは何を意味するのだろう。
ともかく僕が生まれた頃のパーツが使われる。フジカだって半世紀は過ぎている。それらが最新のα7で駆動される。これが「技術」の粋というものだろう。デジタルの中枢部で生きるアナログの技術。実にカッコイイ。
その○印の位置で撮影した最短距離の絵。
(α7R/FUJINON 1:1.9 f=4.5cm改)