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BAR27's 苫小牧 vol.2

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「私とはわたしの記憶に過ぎない」
(ジョン・バース『酔いどれ草の仲買人』野崎孝訳)
僕は30歳だった。
フランスでは実存主義は終焉を迎えようとしていた。
まだ浅田彰もドゥルーズもなく、「私とは?」を抱えたまま
悶絶しそうな日々だった。

苫小牧を訪ねたとき、バースの「記憶」を思い出した。
BAR27'sのカウンタで妙に赤面する自分を感じた。
僕は「記憶」を再現前化し「私」を回復しようと目論んでるのか?
少し気恥ずかしい自意識がにじむ。
今でこそ僕は『酔いどれ』のフレーズなり赤面が
僕の「出来事」全体にかかわる感情だと
知ることができはする。

ブログ「表象」は再領土化かもしれぬし、
失地回復(いったい何の?)かもしれぬ。
たとえば喪失のルサンチマンであったりもしよう。
旅全体が喪の作業といえなくもない。
いかん。このままでは「精神分析」にいっちまう。
・・・・・
まあ、2重化を犯しつつ記すことにする。



上の絵はBAR27'sを訪ねた翌朝6時。(店名はボカシてます)
村田刑事が入ったバーだ。
後でコマをみて気付いたが、
BAR27'sのマスターに案内される前に一度来ている。
不可思議だ。すでに導かれていたのだ。
下の絵。ドアをあければ伸子(大塚寧々)が立っている。



コマのシークエンスをみると空き地に反対側から入って
お店のプレート、空き地のヤカンやらを数十カット撮影している。
このお店の正面は妙に水平がとりにくい。
建物自体か工事に歪みがあるようだ。





午前9時半もう一度くる。(3度目)
バー側からみた空き地だ。緋色の丸が入り口。
黄色は村田刑事が倒れるあたりだ。

さて王子の煙突です。
「フリック」では煙突は重要なメタファだと僕は思ってる。
(それはまたあとで)
以前のコマとは違うけど上下黒枠=スクリーン風に処理。
(横800の拡大画像あり)

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