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新潮社の昭和44年版に続き、35年版も全部読む。



当サイトで「石坂洋次郎の逆襲」=ブログ内検索すると今回の出来事の悉皆調査(?)ができまする。
「若い人」「青い山脈」「陽のあたる坂道」の長編、「やなぎ座」「草を刈る娘」「霧の中の少女」「婦人靴」「乳母車」「ある詩集」の短編を読んだことになる。
石坂洋次郎が性の作家だったことを知る。性はほぼすべての短編に潜んで匂う。それらは僕が幼い頃から全身にくすぶらせていた性と重なる。懐かしい。
出来事それじたいは終わる。今回の「逆襲」も一段落だ、ひとまず。「決着」とはいわない。


すべては三浦雅士の『石坂洋次郎の逆襲』が発端。
VLCメディアプレイヤーのレコーディング、加えて変換ツールでVOBファイルをmp4にしてみる。VLCのこれらの機能を使うのは初めてでバタバタ感が否めない。アタマから始めて途中止める。そこまで18分。ロケ地は長崎!。吉永小百合17歳。裕次郎28歳。東山手の旧活水女子短大ですね、ここは。

こんなシリーズ本がありました。
吉永小百合は19歳。きれいだなあ。







昭和35年の新潮社日本文学全集46の「若い人」の栞が200ページ、そこが現在。絵はすべてα6300とコンタックスT3抽出M42改のSonnar。

石坂洋次郎の逆襲

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すべては三浦雅士=『石坂洋次郎の逆襲』が発端。これが何かを目覚めさせる。古本で(石坂洋次郎なんて古本でしか得られない)入手した全集ホン。赤いのは「若い人」「やなぎ座」「草を刈る娘」「霧の中の少女」「婦人靴」。大振りの方には「青い山脈」「陽のあたる坂道」の長編と「婦人靴」「乳母車」「ある詩集」のいずれも印象的な短編。こっちを隅からすみまで嘗めるように読む。堪能する。(古書の臭いには閉口するが)



さて。読んでるさなか「陽のあたる坂道」の信次に石原裕次郎の姿が重なる。三浦雅士も何かそんなこと書いてあったような気がする。図書館に確かめに行くが『逆襲』は貸し出し中。(読まれてますね、たぶん団塊のオヤジに)
ネットを渉猟しているとちょっとしたブツに出くわす。迷ったがこれも入手。



石坂洋次郎が藤本真澄(ふじもとさねずみ)なる人物にに贈った「颱風とざくろ」に付いていたメモ。藤本真澄についてはWikiなさってください。当時鳴らした映画プロデューサーのようです。このメモは何を意味するのでしょう。石坂洋次郎は俳優をモデルとして想起しながら小説をものしていたのだろうか?そういえば彼の小説の会話部分はどこかしら脚本風だ。といっても彼を貶めてるなんて思わないでください。それより、
前記事=村田沙耶香も性を扱うが、石坂洋次郎がそうだったのだ。よって高校1年時の夏休み課題で『若い人』を読み上げたにもかかわらず提出できなかった。当時の少年は石坂洋次郎の「性」をうまく内部処理できなかったのだろう。そりゃあできませんな。未熟ってもんですよ。
下は読みかけの『颱風とざくろ』の冒頭」部分。

長文です。注意。


(α7RとキヤノンSの50mm1.8=M42改)

三浦雅士は「若い人」を中三の時に読んだそうだ。当方は高一の夏。調べてみたら昭和39年5月に出た中央公論社版の日本の文学58。処分して手元にはない。函入りの青いハードカバーだった。
夏休み中の感想文=国語課題に提出する予定だったが出せずに代わりに石川達三の「人間の壁」で出した。(読書感想文に「人間の壁」も今にして思うと変ですなあ)
そういう経過があって記憶している。なぜか僕は「若い人」の読後をうまく「始末」できなかったのだ。その理由も今回、三浦雅士の『逆襲』で納得できた。読み終えて、もいちど「若い人」読んでみよう、という気分になった。ヤフオクで入手。どちらも新潮社版。月報もついている。時代は赤い方が先で「若い人」はこちら。大きい方には「青い山脈」「陽のあたる坂道」などが所収。さきほど届いて記念撮影、さっそく「青い山脈」を読み始める。


(α7sとRicoh Auto 35V抽出のKominar 4cm=M42改)

いやはや。いいもんです。読書冥利とシャシン冥利。オトコに生まれて損したけれど、これらの冥利は男の領分でしょう。だいいち石坂洋次郎はたぶん世の女史には理解できないだろう。うん。今朝は2時起き。
文藝春秋5月号よりスキャン。(ごめんなさい)
もうこれは出版されるやいなや評判になったホン。「若い人」を僕は高一の夏に読んだ。石川達三の「人間の壁」も読んでこっちを宿題の読書感想文で提出した。石坂洋次郎を出すのは気恥ずかしかったのだ。しかしその実若くてませた内面に痕跡を落とした。(はっきり記憶しているのが証拠)同年代の三浦雅士がちゃんとフォローアップしてくれる。これは読んどかないと。

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