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(α7sとNEOKINO改)

「専門化や効率化が進むと、組織が細分化して情報が共有されず、まるで『サイロ』に閉じ込められたようになってしまう現象」を「サイロ・エフェクト」という。
シャシンのジリアン・テットの言。『サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠』は彼女の最新刊。
(2月27日朝日新聞「フロントランナー」から)

記憶に新しい群馬大病院での不祥事。
同じ医師が執刀した腹腔鏡手術で8人が死亡する事故。
細分化された職場にいて、人としてのやわらかい日常的なこころを共有できない医師。
それは単に「専門バカ」と言って済むものではない。
医師もまた日本独特の「サイロ・エフェクト」の犠牲者なのではないか。
独立行政法人国立病院機構に入院した経験のある者にはわかるかもしれない。職員は持ち場の時空間だけ「やり過ごす」ことを職能としているとしか思えないところがある。
患者や家族の日常的な都合を統合的に受け止める眼はどこにもない。部署としては組織上存在するかもしれぬが実質は機能せず「壊死」状態だ。
異常な手術・事態であっても誰も口を挟まないそんな体質はたしかに「サイロ」にたとえられよう。いや私たちはもっと親しいコトバを知っている。そう。「蛸壺」だ。「蛸壺エフェクト」と呼んでもいい。

彼女、ジュリアン・テットはケンブリッジを出た後、タジキスタンに滞在。現地の人の家に住み、日常生活を共にしながら結婚の風習を研究した、とある。

資本=ネーション=国家の息苦しい壁を貫いて、突き刺して、私たちヒト科のニンゲンがどのようにあれば固有の幸福に接近し、固有の領域で死ねるのか、それを考えない夜はない。

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