ドゥルーズ: 2011年3月 Archives

対象・プチット・アー

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ラカンの「対象a」を新宮一成は
前著『無意識の病理学』(1989 金剛出版)でも
object a (対象・プチット・アー)として記述している。
が内容的には講談社現代新書『ラカンの精神分析』の方が
リリックで美しい、のだ。(笑)

「対象a」。これもまたシニフィアンだ。
「対象a」と主体(自分)との関係を明らかにしてゆく過程が
まさにフロイトが発明しラカンが完成させた精神分析だ。
昨夜、新宮一成の「対象a」のことで記事を書いた。
その夜夢を見た。

ある女性が出てくる。
僕の知る女性だが彼女の年齢は若い。
ホテル風のその部屋にもう一人若い男がいる。
女性はその男について僕に説明をしようとする。
知り合いの弟だという。見ると、男は
うつむいて何か熱心に作業をしている。(何かの工作?)
顔もあげない。
女性の僕への説明がよく聴き取れない僕は
(夢の中でも僕はしっかり難聴者なのだ)
僕の耳元で話せるように彼女の袖を引き寄せる。
洋服は柔らかく、絹のような手触りだ。
彼女が立つ窓のサッシュの溝に
ゴキブリの死骸が3匹ほどかたまっている。
それを彼女にいうと、「そうなのよ」と答える。

こんな夢をみると、つい夢のシニフィアンに思いを馳せる。
精神分析的接近・・、手放せないなあ、と思うのは
こんなときだ。無理もない。

いいのだ。
夢もまた内在ならば、内在もまた夢なのだ。

対象a

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新宮一成の『ラカンの精神分析』で
1995年当時僕がもっとも感じ入ったもののひとつが
「対象a」に関する箇所だった。
「対象a」とは端的に言えば、他者の中に見いだす自分、
と思えばいい。他者の中に「対象a」を感じ取れたら
至福の状況にいるとみていい。自己を手にできるのは
そのときをおいてほかにない・・・、と。
新宮センセはそれを黄金数として示す。

「対象a」に触れることを超越的経験と言い換えてもいい。
内在に瞬時の稲妻のような亀裂が走る。
もとより潜勢的なものであればこれを束ねて
呼び込むこともできない。
今では「対象a」も内在のピュイサンスと思える。

32.945734,129.987359 からみた今日の長崎方面。
マニュアル撮影。



[PhotoME]
PhotoME version: 0.79R17 (Build 856)

[Overview] File name: G:\DCIM\110_0310\_IGP8920.PEF
File type: Pentax Camera RAW
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Creation date: 2011/03/10 15:14
Last modification: 2011/03/10 15:14
Make: PENTAX (http://www.pentax.com)
Camera: PENTAX K20D
Lens: smc PENTAX-FA 43mm F1.9 Limited
Software: K20D Ver 1.03
Dimension: 4864 x 3136px(15.3 MP)
Focal length: 43mm(equiv. 64mm)
Aperture: F11
Exposure time: 1/250"
ISO speed rating: 100/21°
Program: Manual
Metering Mode: Spot
White Balance: Auto (Daylight)
Focus Mode: AF-S
Image Stabilizer: not stabilized
Noise Reduction: Off
Flash: Flash did not fire, compulsory flash mode

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