ハイブリッド: 2014年3月 Archives

脱成長

|

 (α7R/FUJINON 4.5cm 1.9)

 地に立つ岩波『世界』。(笑)。その「脱成長」関連記事を読む。「人口減少下の経済」=87歳の伊東光晴が意気軒昂な論陣を張る。ハロッドの自然成長率、シュンペーターのイノベーション、、ローマクラブの『成長の限界』・・など懐かしいタームが出てくる。要旨は今の首相の打ち出した3本の矢は折れている、間違っている、というものだ。じっさい普通の感覚でも、人口が減少する中で成長率を高めることができるの? と思う。60年代、70年代とはとりまく環境が違う。熾烈な価格競争に敗れて疲弊した企業の「身売り」も珍しくない。中国で「原発」事故が起きたら、PM2.5のような被曝がある、と想像する僕には「成長」はむなしく響く。中進国の公害は日本の60年代と同じだ。四日市公害、水俣、カネミ・・と金満ニッポンが渡った橋だ。だから現代日本は今こそ質のいい「生活」を国民にもたらす施策を講じてほしい。それが普通の感覚だ。弱者に眼を向けて、と。まあ言うは易しだ。「脱なになに・・」が難しいのは「原発」で立証されている。
 かの西川潤(出たあ!)も「新しい発展パラダイム」としてブータンの「国民総幸福」を論じている。でもなあ・・と思う。『世界』を読んでると、ニヒリストの僕は現政権への「遠吠え」みたいな気がして元気がでるより意気消沈してしまうのだ。こんなこと言っちゃホント悪いと思う。

日本の現代文学

|


 多芸のヒト松浦寿輝の朝日「文芸時評」の記事。来月から変わるらしい。それにしても「こんな面白い短編集を最近読んだことがない」というのはすごい。

フリーダ・カーロ NEX-7

|

 (NEX-7/E 1.8/35 OSS/SILKYPIX)

 フリーダ・カーロ。

バルテュス展

|

(5Dmk2/EF24-70mm 1:2.8)

 「バルテュス展」である。文字が読めるような程度に拡大できる。夏には京都へと巡回するようだ。

このアーカイブについて

このページには、2014年3月以降に書かれたブログ記事のうちハイブリッドカテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブはハイブリッド: 2014年2月です。

次のアーカイブはハイブリッド: 2014年6月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ハイブリッド: 2014年3月: 月別アーカイブ

Powered by Movable Type 4.01

photo pages

photos

地上の夜の天使たち