ハイブリッド: 2013年5月 Archives
リベラ。メジャーただひとりの背番号42の男。リベラだってもちろん打たれる時がある。2013年5月29日。TV観戦した。リベラだけではなくイチローにも「潮時」の寂寥感がある。これは致し方ないことである。以下の映像は、今日のサブウェイシリーズ第2戦、サヨナラの場面。黒田が7回を無失点で後を任せた試合だ。9回リベラの3分間。それに続くウォークオフ(walk off)。敗戦とはこんなものです。
「戦争と平和」(ソ連:1966年)全編を四夜連続で見る。セットやロケも壮大だが、雰囲気は現代映画にはもうないものばかりだ。なんだか残念な気がする。HDカメラにとって代わられて、フィルム+シネレンズの味わいはもう望めないのか?
エレクトロラックスの掃除機。吸塵力が最強というふれこみに、ネットで「自然館」というところから2台買う。使用頻度は2週間か3週間に一度、10分程度。一年半ほどで一台が故障。電源を入れると5秒ぐらいで切れる。10秒ぐらいすると再び電源が入る。そして5秒ほどで切れる。その繰り返し。「自然館」に問い合わせる。お客様が直接エレクトロラックスに送ってください、とのこと。仕方がない、そんなものかと、送料1900円で送る。東京は港区海岸3丁目だ。
4、5日すると0120のお姉さんから連絡が入った。「修理ができました。モーターの交換です。1万6千しかじか・・です。」おいおい。僕は修理依頼に添えた文書に見積もりが高かったら修理を見合わせる、と明記して送ったはずだ。普通は修理する前に連絡するのではないだろうか? 1年半でモーターが壊れる? 2週間に一度10分ほどの頻度で? 修理の担当者を出してほしい、とただすと、取り次げないとおっしゃる。あまりの対応に(そもそも対処がこちらの依頼とは明らかに違うので)、僕は腹をたて、「そんなやりかたでは受け取れない、そちらで処分してください」と言い放つ。
すると、そのとおりになりました。4日後には何の添え文もなく「自然館」の保証書だけが送り返されてきた。滑稽なハナシだ。SAGAWAの封筒には「修理中止処分済伝票」とある。笑える。ちなみにこの掃除機は一台6万3千円する。それを2台買ったのだから、見る目のなかったボクがばかなのだ、と自嘲してそれですむ。まあしかし、エレクトロラックスという会社はそういう会社なのだ。とんだ掃除機もあったもんだ。家にはもう一台ある。もう使いたくないなあ。ゴミに出すか? 欲しけりゃあげますよ、と広告を出したいくらいだ。いやはや。
(追記):この事件の後1年、別の一台もアタッチメントを立てて留める部分が毀れる。
当地の空港に行く。ビジネスサポートセンターから窺う外は霞んで見える。いわずと知れたPM2.5である。(この日最大32マイクログラム)山際がくっきりとした夏は去ってしまったのか? いつとは知らずこのように環境も様態も変容(変様)する。それが常態となる。
(NEX-7/E16mm F2.8 SEL16F28/Photoshop CS)
社会(世間:巷間)もいつの間にか変化する。テレビや新聞で連休中の山岳遭難が取り上げられた。今日5月7日のYahooニュースの記事はこうだ。
中高年が多い。中高年の登山ブームは20年前にはすでにあった。けれど連休中に17人の死者(不明者)というのは多すぎないか? 「経済」の世代間較差と無関係ではあるまい。69歳の医師が山中でテントの中で死ぬ、という出来事は「普通」ではない。シュラフはもって行ったと思う。何が男性に起きたのか? 石川県山毛欅尾(ぶなお)山、夜間は零下になるだろう。どんな線が彼を襲ったのだろう。69歳=石川=五月初旬の幕営登山、僕には実行不可能だ。しかし事件は交差する諸線のただなかで生起した。人にはさまざまな諸力が到来し貫く。さまざまな波が向こう側から殺到してくるのだ。誰だっていつ溺れ死ぬかもしれない。出来事・事件とはそのようなものだ。いわゆる「老後」をどのように生きるか、真摯に向き合う必要がある。