ユーザー (#1)2013年10月 Archives

plustekのフィルムスキャナ

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 最近plustekのフィルムスキャナを使っている。国内ではNikonもCanonもフィルムスキャナから撤退している。以前Canon FS2710というのがとんでもない粗悪品で困った経験がある。たまたま悪い個体だったのかもしれないが。6万円くらい(?)だったか、けれど2度の修理費はそれ以上。SCSI(スカジー)仕様。PCIカードを挿して、マックのB&W(ヨセミテ)で使っていた。それに比べれば、plustekは使えます。光源(?)はキセノンではなくLEDです。これも時代だな。ホルダーは動かない。SilverFast8というアプリケーションが付属している。Photoshopのプラグイン付きだから、Photoshop経由で読み込める。SilverFast NegaFix では、コダックのトライXを指定できる。これにはなんとコニカのセンチュリアもあるではないか。ではサンプルを。


(Canon EOS-1 16-35mm Tri-X)

プラトン主義の転倒

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 出来事は理念的である。ノヴァーリスが語ったことであるが、理念的な出来事と現実的で不完全な出来事の、二つの出来事の列がある。例えば、理念的なプロテスタンティズムと現実のルター主義である。しかし、この区別は、二種類の出来事の間にではなく本性的に理念的な出来事と事物の状態の中での空間的-時間的実現の間にある。出来事と事故の間の区別である。出来事は、〈唯一の同じ出来事〉において交流する観念的な特異性である。だから、出来事は永遠真理を有しており、出来事の時間(=時制)は、決して出来事を実現して実在させる現在ではなく、出来事が存続し存立する限りないアイオーン、不定形である。出来事だけが理念性である。プラトン主義の転倒とは、先ずは、本質を解任し、それに代えて特異性の噴出としての出来事を取ることである。二重の闘いの目的は、出来事と本質の独断論的混同を阻止することと出来事と事故の経験論的混同を阻止することである。(引用終わり)
(ドゥルーズ『意味の論理学』第9セリー 小泉訳 河出文庫 P106)

 そうなのです。中村哲の「三無主義」を「プラトン主義の転倒」とみるとどうなるか。彼の諸活動にはなにか人を惹きつける永遠真理のようなものがある。それは彼がヒーローイメージの「本質を解任」しているからだと思うのです。出来事を現在の時制に実現させることも重要だがそこにしがみついてはいない。そんな気がする。出来事は事故にとどまらない。無思想、無節操、無駄、というのはプラトニズムの理想と縁を切る、すなわち「本質の解任」を意味する。そこに無意識の戦略がみてとれる。中村哲はアイオーンを生きているのだ。そしてロマン派でもあるか。先日、散歩しながら考えてみよう、と言ったのはいわば戦略としてのプラトニズムの転倒のようなものを思っていたのです。中村哲氏の戦略、というのではありませんよ。出来事の系列(セリー)あるいは個体化のことを思っているのです。

ギターを持った渡り鳥

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 「ギターを持った渡り鳥」(1959)。元・刑事で今はギターを持って「流し」をしている主人公・滝伸次、というのが小林旭の役どころである(Wikipediaより)。TSファイルをFLVにエンコードするのは1年ぶりかな?。 i-Linkの機器接続や、Any Video Converterでの編集に難儀する。しばらく使わないとすぐ忘れてしまう。さて当時これを劇場でみたのかはっきりしない。中学生になってからみたのかもしれない。田舎には2,3年遅れでフィルムがやってきたりするからね。一分間、おつきあいあれ。

中村哲の三無主義

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 会員向け「ペシャワール会報」を読んでいたら、中村哲という人に「三無主義」というのがあるそうだ。いわく「無思想」、いわく「無節操」、そして「無駄」。ふむふむ。日本人らしい。がりがり信念の塊魂ではないのだこの人は。この夏、福岡天神でアジア文化賞大賞のニュースをたまたま知った。時の人でもある。会報には発足当時=彼の若き日の風貌が知れる記事がある。そのなかには、やはり天性の強い諸線が垣間見える。そこに惹かれて、無縁の者たちが支援を続けるのだろう。
 うーむ。それは、無思想を標榜する思想、無節操を偽装する節操、方便としての無駄、という複数の表情をもつひとつの顔のことではないのか? 仲間内の伝説=ジャーゴンではないのか? と、ツッコミをいれたくなるような情動がわいてくる。(笑)。
 いかなる言説も多様性と多重性を内に孕んでいる。なぜそれらの言表となったか、どんな規則がはたらいてそのような言表になったのか・・ゆっくり散歩でもしながら考えてみてみよう。そうそう、僕には大牟田市の料亭「山査子」=せいろ蒸しのこともしっかり記憶に残ったが・・。



(EOS5D/TAMRON 28-75 F2.8/SILKYPIX hardmono)

 キヤノン430EZの続編。セットを EOS5DMK2/アンジェニュー35-140mm TYPE LA2 に変更。レンズ側のズーム位置80mm。最短1.5mからの撮影。Tv=シャッタースピード優先(1/125)。ISO200。ストロボ側はマニュアルでZOOMは80。調光補正を1/2。天井より少し手前にバウンス。下向きに床を撮っているから、壁からの反射光になるだろう。いけますね、こんなレンズの場合でも。壊れた東洋リビングと扇風機の間の書物。ブツ撮り配置じゃない。そのママ写真(笑)。イメージサークルが効果的。PhotoshopCS5ノーマル現像。Web用に保存。品質85。



 追記:数日後ウチでとれたでかいゴーヤを430EZを駆使しての撮影。カメラとレンズは同じ組み合わせ。壁に正面からバウンスさせるとゴーヤの影が手前に出る。よって角度的に出ない位置で直に当てる。カメラ側はMモード。SSは1/125。F値は11。ISO200。EOSの露出レベルはマイナス2のところでブリンクしてます。レンズはズーム位置70mm。距離1.75メートル。ストロボはマニュアルでZOOM70。1/16調光。

キヤノン 430EZ

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 キヤノンのスピードライトをネットで買う。といっても430EZという、本来EOS-1用のものだ。2500円くらいで入手。これをEOS-1ではもちろんだが、デジタルでもモードマニュアルで使おうと目論む。保証はないが、いけるはずだと。説明書はない。ネットもあたってみたがPDFなんてちょっとないですね。でまあ、あちこちいじって4、5枚撮影するとなんとなく会得。そのうちの一枚。ライカのMACRO-ERMARIT-R 1:2.8/60mm での近接。


(EOS5D/MACRO-ERMARIT-R 1:2.8/60mm /SILKYPIX)

 AVモードでF値は11(GNが43もあるから)。マニュアルでZOOMは75。調光補正を1/2とする。天井より少し手前にバウンス。こんなものでしょう。使えますね。電池はニッケル水素充電が使えるのかな? これも調査しよう。ソニーのBCG-34HRMEという急速充電器を持ってるので、これでエネループを充電できないかな?
それはそうと、次はグレースケールでライカレンズの陰影をみることにします。

EOS-1 説明書

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 EOS-1を使っている。元祖。ナンバー17万台。知人から譲ってもらう。レンズは現行レンズ16-35mm/2.8。フィルムは長巻をAPに詰めているが、これが光が漏れたりする。困る。困るといえば「取り扱い説明書」がないので、まあ勘でやってる。


(NEX-7/赤エルマー5cm /PhotoshopCS5)

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