沼田真佑『影裏』 Super-Takumar 55mm

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沼田真佑『影裏』=今期の芥川賞を読む。
文句なしにいい作品。村田沙耶香のときと同じように「受賞者インタビュー」も読む。いつものように選評は読まない。
群像新人賞らしいがこれが最初の作品だそうだ。一発で芥川賞を射止めるとは恐ろしく幸運だ。1978年生まれ。そのころ村上春樹は『風の歌を聴け』で同じ群像新人賞を得る。僕は当時群像を定期購読していたが、途中で読むのをやめた。ぬるーいテイストが好みじゃなかった。(『1973年のピンボール』以降がぜん好きになる)
みなさんご承知のように村上春樹は芥川賞をゲットせず、今やノーベル賞の候補です。あれまあ沼田真佑『影裏』のハナシもせずに。生硬な言葉遣いがあります。本人も自覚しているようです。この一作で終わったっていいくらいうまい。
レンズはこれSuper-Takumar 55mm F1.8という風変わりな一品です。

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このページは、が2017年8月16日 14:19に書いたブログ記事です。

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