ジュピター Jupiter-12 35mm

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 知人によればJupiter-12 35mmは、「ロシア製のビオゴン(Biogon)」ということらしい。
ミラー干渉の記憶があって使っていなかった。L39-NEXマウントで問題なくいける。
実写が上の2枚。(条件はあえてわるくする)

 ん?これはタダモンじゃない。びっくりする。たった2枚で実力がみてとれる。

 露出はローキーにしてます。
①開放なのに実にシャープ。芯がある。
②「ぼけ」はまれにみるおだやかで自然なものです。縦撮りの上部に3本のケーブルがある。これを等倍でみても二線ぼけがない。
③朝の光でコントラストが強いので収差はあります。でもそれすら心地よい。
「あげます」と知人からいただいたものだ。こんなブツを黙ってもらっていいものだろうか?w

ビオゴン(Biogon)てのは昔CONTAX_Gの28mmを使って、あれがシャープだったことは覚えている。このJupiter-12は35mm/f2.8。ロシアレンズをもともと知らない僕が言うのも変だが、尊敬に値するレンズだ。これは僕の直感だがT3のSonnar35mmを彷彿させる。勘違いか?これで接写ができればなあ。w

(追記)この記事を済ませて、なにかそわそわする。落ち着かない。ジュピターで定点観測をしたくなった。w
ビョーキ状態ですな。

開放でこっそり3枚撮る。さっさとミセを出る。「急ぎ働き」をやってます。ぜひ拡大画像でご覧あれ。
これはBiogonあるいはSonnarの雰囲気とはっきりとした「切断」がある。独特なのです。うーん。眼からウロコだなあ。







①最初のマヌカンの絵。この「空気」は他ではあまり経験がない。
おわかりでしょうが、前ボケの後部にマヌカン、それに続く背景、それらの奥行き=立体感・・透視図法のような、これはいいですね。開放撮影ということもあるだろうが。
②ビオゴンのコピーというが、設計者の意図はオリジナルとの「切断=差異化」にあるのではないかと思いたくなる。
少し「調査」したらば、なるほどSonnarの系列ともDNAが通じている。
まさにエウレーカ! (εὕρηκα)の気分。これは名レンズですぞ。
5枚の絵はすべて開放。絞ったらどうなるのか楽しみだ。うむ。

改造レンズのページに、LightBoxで安置しています。

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このページは、が2014年10月28日 11:44に書いたブログ記事です。

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