脱成長

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 (α7R/FUJINON 4.5cm 1.9)

 地に立つ岩波『世界』。(笑)。その「脱成長」関連記事を読む。「人口減少下の経済」=87歳の伊東光晴が意気軒昂な論陣を張る。ハロッドの自然成長率、シュンペーターのイノベーション、、ローマクラブの『成長の限界』・・など懐かしいタームが出てくる。要旨は今の首相の打ち出した3本の矢は折れている、間違っている、というものだ。じっさい普通の感覚でも、人口が減少する中で成長率を高めることができるの? と思う。60年代、70年代とはとりまく環境が違う。熾烈な価格競争に敗れて疲弊した企業の「身売り」も珍しくない。中国で「原発」事故が起きたら、PM2.5のような被曝がある、と想像する僕には「成長」はむなしく響く。中進国の公害は日本の60年代と同じだ。四日市公害、水俣、カネミ・・と金満ニッポンが渡った橋だ。だから現代日本は今こそ質のいい「生活」を国民にもたらす施策を講じてほしい。それが普通の感覚だ。弱者に眼を向けて、と。まあ言うは易しだ。「脱なになに・・」が難しいのは「原発」で立証されている。
 かの西川潤(出たあ!)も「新しい発展パラダイム」としてブータンの「国民総幸福」を論じている。でもなあ・・と思う。『世界』を読んでると、ニヒリストの僕は現政権への「遠吠え」みたいな気がして元気がでるより意気消沈してしまうのだ。こんなこと言っちゃホント悪いと思う。

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このページは、が2014年3月27日 10:27に書いたブログ記事です。

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