中村哲の三無主義

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 会員向け「ペシャワール会報」を読んでいたら、中村哲という人に「三無主義」というのがあるそうだ。いわく「無思想」、いわく「無節操」、そして「無駄」。ふむふむ。日本人らしい。がりがり信念の塊魂ではないのだこの人は。この夏、福岡天神でアジア文化賞大賞のニュースをたまたま知った。時の人でもある。会報には発足当時=彼の若き日の風貌が知れる記事がある。そのなかには、やはり天性の強い諸線が垣間見える。そこに惹かれて、無縁の者たちが支援を続けるのだろう。
 うーむ。それは、無思想を標榜する思想、無節操を偽装する節操、方便としての無駄、という複数の表情をもつひとつの顔のことではないのか? 仲間内の伝説=ジャーゴンではないのか? と、ツッコミをいれたくなるような情動がわいてくる。(笑)。
 いかなる言説も多様性と多重性を内に孕んでいる。なぜそれらの言表となったか、どんな規則がはたらいてそのような言表になったのか・・ゆっくり散歩でもしながら考えてみてみよう。そうそう、僕には大牟田市の料亭「山査子」=せいろ蒸しのこともしっかり記憶に残ったが・・。



(EOS5D/TAMRON 28-75 F2.8/SILKYPIX hardmono)

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このページは、が2013年10月20日 12:24に書いたブログ記事です。

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