ドゥルーズ 出来事

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 出来事。小泉訳「意味の論理学」(河出文庫)第21セリー。
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 出来事は、到来すること(事故)ではなく、到来することの中で、われわれにサインを送りわれわれを待ち受けている純粋な表現されるものである。先に述べた三つの規定によるなら、出来事は、到来することの中で、把握されるべきもの、意志されるべきもの、表象されるべきものである。さらにブスケは述べている。「君の不幸の人間になれ。君の不幸の完全性と閃光を受肉することを学べ」。これ以上のことは言えないし、一度も言われたことはない。すなわち、われわれに到来することに値する者になること、したがって、到来することを意志し到来することから出来事を解き放つこと、自己自身の出来事の息子になること、そして、それによって再び生まれること、出生をやり直すこと、肉の出生と訣別すること。出来事の息子であって、自分の作品の息子ではない。出来事の息子だけが、作品そのものを生産するからである。(引用終わり)


(G病院5階病棟より望む風景/NEX-7 E20mm 2.8/SILKYPIX)

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このページは、が2013年9月10日 08:12に書いたブログ記事です。

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