生きる技芸

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(NEX-7/Summaron f=3,5cm 1:3,5/SILKYPIX/ at Kobe)

正倉院展(奈良国立博物館)
興福寺国宝館展
エル・グレコ展(国立国際美術館)
北斎展(大阪市立美術館)
大エミルタージュ美術館展(京都市美術館)
ザ・大阪ベストアート展(旧出光美術館大阪)
マウリッツハイス美術館展(神戸市立博物館)

奈良・大阪・京都・神戸、と歩く。
何度言ってもいいが、人には旅に出る必然性はない。
まったく、ない。
しかも人は旅に出る。
そうすることで定住地を後にする。

シニフィアンとか記号とか象徴とかいうものなのか、
人の精神と身体に帯電するのは。人はそれを放出しなければ
おさまらないようなのだ。よって動くのだ。
磁場は鎮まるかのような偽装をとる。
その節は、人は水面から顔をだした時のような
新しい空気を吸う。しばし平面を歩く。
やがてふたたび襞が生じ波動があらわれる。
差異と反復が人の現働なのであり生の技芸なのです。

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このページは、が2012年11月11日 00:35に書いたブログ記事です。

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