ポーラ美術館ほか

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ポーラ美術館のフジタを訪ねに行くつもりでいる。
震災のこともあって、一度は断念したのだが
きっかけができて、行くだろうことになる。
「きっかけ」はスピノザやドゥルーズ的にいえば、
複合・合一をみる構成関係が必ずある、ということだ。
「いい」出会いか「わるい」出会いかそれは不明だ。

さて、行くと決まり、改めてポーラ美術館を検索。
今回の企画展は「好評で延長」ということなのだが、
フジタの絵は規模縮小されてないよねえ?
ほんとに110点全部見れるのよね、などと猜疑心。(笑)
去年、横浜美術館で「ポーラ美術館展」をみてるので、
常設展には期待していない。
いやだなあ。これも意識のどこかに、「キュウハク」の
模写=源頼朝像の抑圧が作用しているね。
NHKは実物=平重盛像を前面に出して来館を呼びかける。
「作為」があるのがメディアなのに、ヒトはNHKを
こともなく信じる。「隠すために話す」と言ったのはアドルノ
でしたっけ?
まさに「キュウハク」は、模写=源頼朝像を隠すために
実物=平重盛像を押し出している。いやはや。
いかん、暗くなる。意識から追っ払って「いい」ものを
イメージしよう。(笑)
なにせ箱根は20代に行ったきりだ。たのしみ。
それに建物としての美術館にも大いに興味がある。

いろいろチェックして分かったこと。
ポーラ美術館は貸し出しが圧倒的に多い。
去年の横浜以外にも数十回他館の企画に合わせて貸し出しを
している。(リストがWebにあります)
こことか

ここは直リン

かつて僕が久留米の石橋美術館でみた古賀春江も
ポーラからの貸し出しだったのだ。なんと。
石橋美術館といえば、青木繁は東京のブリヂストン美術館の
「青木繁展」に行ってます。全部。
現在、久留米に出向いても青木繁には会えません。
もうひとつ。横浜美術館は「休眠」状態ですな。
「ヨココレ」も12月まではありません。


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このページは、が2011年8月19日 09:59に書いたブログ記事です。

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