橋爪×大澤「ふしぎなキリスト教」

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橋爪大三郎×大澤真幸の
『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書)を読んだ。
うむ、痛快であった。
アタマの切れるお二人だ、期待した通り。
オチョクリック感覚で気に入った箇所をいくつか。
括弧内の数字は当該ページ。

①ヤハウェはシナイ半島あたりで信じられていた腕っぷしの
強い神だった。破壊、怒りの神。イスラエルの人々は、
周辺民族と戦争しなければならなかったので、
ヤハウェを信じるようになった。日本の八幡と似ている。
八幡も武士の守り神。(26)
②なぜヤハウェの偶像がないのか?
それは技術水準が低くて偶像がつくれなかったから。
偶像崇拝がいけないというのは負け惜しみ。(29)
③偶像崇拝がいけないという論理がマルクス主義にもある。
労働の価値の実体が商品になり貨幣になり資本になって、
物神崇拝される・・それと知らずにあがめる転倒した世界。(89)
④「ユダよ。お前は弟子たちの中でいちばん信頼できる。
私を、銀貨で売り渡してほしい。これを頼めるのはお前だけだ」
イエスにそう頼まれてユダは売った、と「ユダの福音書」にある。
これはマズイので聖書には入らなかった。(216)
⑤マリアはたぶんかわいかった。それでイエスはマルタに
「お前はどうでもいいことばっかり気にしている」
と言った、そこにイエスの人間味を見る。(227)
⑥定言命法は、カント風にアレンジされた、キリスト教的隣人愛。
(325)などなど。

九州北部もそろそろ梅雨明けかなあ?
ひさかたぶりに天神=ジュンク堂=下のスタバで
向かいのシアトルズベストの電波を「借用」している。
チャンズでこんなもん食べたあとに。
左上が黒ごま坦々麺、
右が春巻三昧、
(海老マヨ・マーボー豆腐・ザーサイの三種具の春巻 )
下は中国風お汁粉、(甘栗、さつま芋、小豆入り)
おまけのコラーゲン、というわけです。
現地レポートですな。

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このページは、が2011年7月 7日 14:45に書いたブログ記事です。

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