不自由なサイボーグたち

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とはいえサイボーグたちが
ニンゲンより「自由」であったとはとても思えない。
ヒューマノイドのアトムをみるといい。
アトムは天馬博士がなくしたトビオの代用だった。
それでも博士は、アトムが大きくならないのが不満で
サーカスに売り飛ばした。まあ、奴隷売買と変わらない。


エヴァも『寄生獣』のパラサイトたちもお上の指令を
負っている。ターミネーター、ロボコップもそうでしょう。
かれらは「非人称的」であるどころか
ほとんどニンゲンと同じく、超越的で存在論的な重荷を
しょっている。そう、ショッテんですよね、けっこう。
ニンゲンに似てますね。(笑)
一世を風靡した押井守のアニメ、
『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』のラストです。
長いですから適当なところで止めてください。


「さらなる上部構造にシフトする・・」なんて
人形使いが草薙素子に言ってますね。
コードにも階層が、ヒエラルキーがあるのです。
サイボーグにも制約が多く、思いのほか不自由なのです。

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このページは、が2011年5月24日 18:35に書いたブログ記事です。

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