南方仁ふたたび

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『JIN 仁』20巻を完読!(笑)
おおっ!南方センセは再びタイムスリップする。
だが今回はすべてを承知のうえでね。
あちら側=幕末・明治では咲さんと一緒に
橘仁としてさらなる医学の発展に尽くす。
一方江戸から帰った南方仁の現実存在は、
「仁友堂病院」で働く医師だ。
つまり変化し、成ったアイオーンの中にいる。
これは『バブルへGO!!』とまあ同じですな。

さて。
この物語には「器官なき身体」、「リゾーム」、「出来事」、
「パラレルワールド」、「ドッペルゲンガー」など
てんこもりの様態や概念が織り込まれている。
何度も出てくるドクン!は生成への「卵」(ラン)だ。
なによりうれしいのは、希望や情に満ちた医療の世界がある。
ドゥルーズやスピノザと並行して読まれるがよろし。(笑)

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このページは、が2011年2月22日 12:04に書いたブログ記事です。

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