池田満寿夫

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先日BShiで「エロスに生きた男 最後の恋~池田満寿夫・遍歴の果てに」をみた。4番目の妻佐藤陽子との恋を仕立ての中心としている。まあシアワセな人だ、ホント。不公平だよね。池田満寿夫ほどにもなればどんな恋の所業も「エロス」になるのだから。愛したオンナはそのまま「ミューズ」になる。(笑)たといジゴロでも、ヒエラルキーの頂上を極めればロマンスに生きるスタイリッシュなゲイジュツカということになる。いやこれは僕のルサンチマンなの?ちがうちがう、率直に、いいなあ・・ってうらやましがってるのです。相手はほとんど天才みたいなヒトだから妬んだってしようがないけど。(笑)
あれはNHKエンプラが制作したんでしょ?ドキュメンタリ作品としては失敗作だと思った。最後の妻(最後の恋かどうかはわからないけど)だから佐藤陽子がホステス役になるのはいたしかたないとして、「あれはわたしの男だったのよ」という気持ちが出過ぎてる。なんというんだろうなあ?・・そう、彼女が暴露したアイテムがね、つまらないのだ。なんであんなもの出すの?TVに。僕だったら、秘めておくね。勿体ないもん。ディレクターの狙いが下品。佐藤陽子はのせられた。はからずも。制作者の意図にDecencyを感じない。品性に欠ける作品、というのが僕の結論。・・・もちろん愉しむべきはたのしんだ。なかでもよかったのは10年間そのままにしておいたという池田満寿夫の制作現場(!)あのフロアは・・いいねえ。遺品を、ひとつひとつシャシンにしたらすごく感じるだろうなあ、と。陽子さんに制作現場のシャシンを撮らせてとテガミ出そうかな・・酔眼でそんな妄想したほどだ。(笑)

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このページは、が2009年3月 5日 20:06に書いたブログ記事です。

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